AI強化なのにRAM削減?Pixel 11シリーズに懸念される4つの限界

事前情報からもGoogle Pixel 11シリーズはアメリカ時間の8月12日に正式発表が予測されており、合わせてGoogle Pixel Watch 5シリーズも正式発表される可能性が高いです。

一方でデザインに関してはレンダリング画像や壁紙がリークしていることからも、ある程度イメージが出来る一方でハードに関するリークは例年と比較すると控えめな印象で、まだまだ見えてこない部分があります。

不安に感じる理由。

今回Android AuthorityがGoogle Pixel 11シリーズに感じる「不安」について言及しており、まとめると以下のようになります。

検証の項目 リーク情報 & スペックの現状(翻訳) 他社フラッグシップとの格差と懸念
① バッテリーと
充電速度の限界
  • 充電速度は小型が27W、XLが37Wの現行スペックを維持する見込み
  • 前世代(Pixel 10 Pro XL)は満充電に100分以上を要していた
  • 容量は4,840mAh〜5,000mAhと予想され、前世代からほぼ据え置き
  • Galaxy S26 Ultraが60W(40分で満充電)に達する中、2026年の基準として著しく遅い
  • 中国勢がシリコンカーボン技術で7,000mAh超を積む中、進化が止まっている
  • TSMCのノード移行による10%の効率向上では、物理的な容量格差(40〜50%)を埋められない。
② Tensor G6の
パフォーマンス不足
  • TSMC製造プロセスへ移行し、Arm C1-Ultra(4.11GHz)を筆頭とした構成でCPUは大幅強化
  • GPUにはPowerVR CXTP-48-1536を採用
  • MediaTek M90モデム採用で日常タスクの省電力化が期待される
  • AppleやSnapdragon、Dimensityの最新チップが持つピーク性能には届かない。
  • GPUは劇的な進化ではなく効率重視の「サイドグレード」に留まる見込み
  • 👉 【懸念】ゲームだけでなく、将来的なオンデバイスAIや画像処理の負荷に耐えられるか疑問が残る
③ カメラハードの
妥協と新機能
  • 無印には新しい50MP「chemosh」センサー、Pro/XLには48MP超広角と48MP 5倍光学望遠を搭載
  • 温度計に代わり、背面通知用RGB LEDリング「Pixel Glow」を搭載予定
  • Metis ISPにより4Kシネマティックぼかしや100倍AIズームをサポート
  • 競合が200MPペリスコープなどを搭載する中、小幅なノイズ低減等のマイナーチェンジに留まる。
  • 他社が光学ズームを劇的に伸ばす中、「光るリング」のような装飾にリソースを割く優先順位に疑問
  • 消え去るソフトウェア機能より、ボケの破綻がない本質的な高画質ポートレートを求める声
④ メモリ(RAM)の
削減とAIの矛盾
  • 【スペックダウンの噂】無印のRAMが8GB(前作12GB)、Pro Foldが12GB(前作16GB)へと削減される可能性
  • Gemini Nano等のオンデバイスAIモデル実行には、バックグラウンドで約4GBのRAMが常時予約される
  • AIを最大の強みとするブランドでありながら、メモリを削る姿勢は明らかに矛盾している
  • RAM不足により、動作の遅延や、より軽量で低性能なAIモデルへの置き換えを余儀なくされる懸念
  • 5年以上の長期使用を想定し、$800〜$1,200を支払うユーザーにとって納得しがたい妥協。

ハードに関してはリークが足りないため何ともですが、現時点であるリーク通りであれば同サイトの指摘通りなのかなと思います。特にバッテリー容量は懸念事項でGoogleが電池持ちに関して「閾値」を設定している可能性があり、多くのユーザーが1日持つ電池持ちを実現できたと判断しているのであれば、コストをかけてまで強化してくる可能性は低いのかもしれません。

スペックと価格。

Googleはスペックで勝負しておらず、一般ユーザーが日常使う上で、いかに快適に使えるかを重視している印象を受けます。一方でフラッグシップモデルとなると価格からも一般ユーザーよりはオタクの方が購入する割合が高くなるのかなと思います。

そうなった時に、スペックと価格のバランスが、Google Pixel 11シリーズでも改善されていないと批判的な声が増えるのかもしれません。個人的にGoogleはベンチマークスコアでハイスコアを獲得するようなチューニングをしていないという方向性には賛同ですが、批判を減らすためにベンチマークスコアはもうちょっと頑張ってほしいかなと思っています。