AIによるストレージやRAMのコスト増加の影響で多くのメーカーは値上げに直面しています。また多くのメーカーは前年対比で出荷台数が減少している中で成長しているのがNothingです。
今回はNothing Phone (4a) Proの短期レビューを主観的にまとめたいと思います。
望遠のチューニング不足。

前モデル対比で値上げされたとはいえ国内価格でみれば約8万円とかなり頑張ってくれた印象です。今回はNothing Phone (4a) Proを約1週間使って感じたことを確認していきたいと思います。
とりあえずデメリット部分の一つ目としては光学3.5倍の望遠のチューニングが甘い印象です。ミドルレンジのカメラにそこまで期待するなって話かもしれませんがフォーカスがずれやすいです。

その結果高照度の環境だと白飛びしやすいので一気にバランスが崩れる印象を受けます。望遠で撮影している時に手ブレが原因で発生しているというよりはフォーカスのずれだと思います。
逆にフォーカスがしっかり合っている時は失敗した時のように派手に白飛びはしない印象です。

また派手に白飛びをしなかったとしても色味のバランスが大きく崩れることもちょっとあります。同じ望遠センサーを採用しているNothing Phone (3)がここまで不安定にならないことを考えるとおそらくNothing Phone (4a) Proはハードではなくソフトの問題なのかなと思います。
ちなみに自分はレビュー用のサンプルを撮る時はいかにサクサク撮れるかしか考えていないのでそもそも丁寧に綺麗に撮れるかは考えておらず雑に撮ってどれだけ撮れるかをみています。
なのでタップしてフォーカスをしっかり合わせて撮影してあげればそこまでの問題ではないです。とはいえせっかく望遠を搭載しているからこそもっと安定感は増してほしいかなと思います。
動体の撮影にあまり向かない。

あとはサンプルがなくて申し訳ないですが動体の撮影に関してはちょっと微妙かなと思います。例えば娘にラジオ体操にある首を回す運動くらいのスピードで顔を動かしてもらうと簡単にブレてしまうので動き回る子供を撮るのには向かない感じで重視している人は要注意です。
まだまだ短期間なので試しきれない部分もあると思いますが望遠と動体撮影が気になりました。一方で歴代と比較しても色味は現実寄りになった印象で高照度の環境はかなり安定しました。
あとは低照度における撮影がまだまだ物足りないので今後の改善に期待したいかなと思います。
電池持ちが悪い。

次に2つ目に気になった部分としては電池持ちで海外サイトのバッテリーテストのスコアを確認すると15時間オーバーだったのでそれなりの電池持ちを期待していましたが残念な感じです。
最適化にもっと時間を要するのか不明ですが寝る前の電池残量が50%以下がほぼ当たり前です。大体40%ちょいのことが多くここ一年使ってきた機種の中で最低レベルの電池持ちという印象です。
| スクリーンオンタイム | 電池残量 | |
| 1日目 | 4時間19分 | 39% |
| 2日目 | 3時間32分 | 44% |
| 3日目 | 3時間45分 | 39% |
| 4日目 | 3時間35分 | 42% |
| 5日目 | 4時間45分 | 31% |
| 6日目 | 3時間23分 | 48% |
何か設定をやらかしているのか不明ですが電池持ちは現状で見れば悪いという評価になります。自分の使い方だとiPhone Airよりもちょい悪い感じなので大きなデメリットに感じてしまいます。
少なくとも自分の使い方であれば1日は十分に持つとはいえ出先でマップなどを多用すればおそらくモバイルバッテリーなしでは無理だと思うので屋外での使用頻度が高い人は別途アクセサリーを用意した方がいいかなと思ってしまうくらい自分でも不安になるくらいです。
最近いつも参考にしている海外サイトのスコアと自分の体感が乖離しているので困っています。

自分は最近ホワイトアウトサバイバルをやるくらいで大して負荷の高いゲームはやっていません。また日々の電池持ちをチェックをする時は朝の6時半くらいから夜の9時くらいとしています。
なので自分の中で連続してプレイするホワイトアウトサバイバルの熊狩は計測に含めていません。それでもこの電池持ちで熊狩をした後にみると35%前後なので電池持ちは厳しいのかなと思います。
ただ何かしらのバグが発生している可能性もあるので今後様子見をしていきたいと思います。
ほぼほぼ不満なく使える。

少なくとも短期間使ってきた上で気になった部分としては望遠の安定性と電池持ちくらいです。望遠に関してズーム撮影は価格帯を考えれば画質は頑張っている印象で色味を安定させつつ派手な白飛びだけは頑張ってほしいところで低照度では派手に白飛びしないからこそ勿体無いです。
あとは時間の問題なのかなと思いますが執筆時点でAirDrop over Quick Shareには非対応となっており今後対応するのであれば汎用性はかなり改善するのかなと思います。
少なくともカール・ペイ氏が過去に前向きな発言をしていることを考えると今後に期待です。一方で実際に使っていて約8万円という価格を考えればかなり安定しているのかなと思います。
ホワイトアウトサバイバルをやってもカクツキなどはなく個人的にはストレスはないです。
思っていたより良さげに感じること。

そして実際に使ってみて思っていたよりわかりやすくなったと思うのがグリフマトリックスです。オプションから明るさを4段階で調整することが可能となっており明るくしておくと通知があった場合に非常にわかりやすく単純に光るというだけですがユーザビリティが上がります。
正直Nothing Phone (3)を使っていた時はそこまで分かりやすいと感じなかったことからもピクセル数は下がったとしても明るくなったことで実用性の部分はしっかり改善したと思います。
また実際に使っていてスピーカーもそこまで悪くないです。音は軽いですがこの価格帯の機種だとひどい機種は本当にひどいのでまだマシな方に感じます。
デザインはかなり良い。

そして何よりお気に入りの部分としてはデザインで個人的にはめちゃくちゃカッコいいと思います。従来のスケルトンデザインが好きな人にとってなんかちょっと違うと感じるのかもしれません。
ただ個人的には単純にマット仕上げの方が好きで筐体がアルミになったのは嬉しい変化です。またアルミのユニボディを採用していることからも繋ぎ目が少なくデザインに統一性があります。

さらにベンチマークで負荷をかけても放熱効率が優秀なのか全然発熱しないのはびっくりしました。ベンチマークで負荷をかけてここまで発熱しないのはOppo Find X8 Pro以来という印象です。
少なくとも日常的に使っていて発熱に遭遇することはなくこれからの時期も比較的安心かもです。ぶっちゃけ発熱による熱暴走よりも負荷をかけた場合の電池持ちの方がよほど心配な感じです。

残念なことに予定が合わずに国内イベントに参加することは出来なったかので他のカラバリがどのような色味なのか不明です個人的にはブラックもめちゃくちゃ気になっている感じです。
ピンクに関してはプレス画像や実機画像をみる限り自分の目だとちょっとよくわからないです。なのでピンクをぶっちゃけ気にならなかったですがブラックとシルバーでかなり悩んだ感じです。
ワイヤレス充電に非対応だからこそアルミのユニボディの採用と思い切ったことが出来たと思っておりデメリットよりもデザイン性というメリットの方がかなり強いのかなと思っています。
また割と派手なカメラデザインをしているとはいえテーブルに置いた時にほぼガタつかないです。Nothingの狙い通りなのかたまたまそうなったのか不明ですが置いても影響がないのは良いです。
文句が出にくい価格。

個人的に価格はかなり頑張ってくれたのかなと思っており256GBで7万9800円は安いと思います。Nothingにしては高いと思うかもしれませんがミドルレンジとはいえ中価格帯の上位モデルが128GBではなく256GBモデルがこの価格であることを考えるとかなり頑張ったと思います。
むしろゲームをやらないけどカメラには拘りたい人にとってはNothing Phone (3)を選ぶ意味があまり意味ないというかまさにNothing Phone (4a) Proはフラッグシップをくってしまう存在だと思っておりコストのかけかたが相変わらず上手いなと感じます。

逆にNothing Phone (4a) Proを見ちゃうとNothing Phone (4)を今年出せないのも納得という感じで大幅に値上げして大幅にスペックを強化して差別化するしかないと思います。
そう思ってしまうくらいNothing Phone (4a) Proはバランスがとれていると思います。ミドルレンジモデルなので深くを求めていないこともありますが不満がほぼない仕上がりです。