海外の調査レポートからもAIによるRAMやストレージの供給不足の影響から前年対比で大幅に減少しているのがXiaomiに対して着実な成長をしているのがGoogleとNothingです。
今回ご提供して頂いたGoogle Pixel 10aとNothing Phone (4a) Proの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。
デザインを比較。

ラインナップにおける立ち位置でみればPixel 10aとNothing Phone (4a)を比較した方がいいと思いますが価格がほぼ同じなのでNothing Phone (4a) Proと比較したいと思います。
まずデザインが大きく評価が分かれるところで筐体サイズにかなりの違いがあります。
| デザイン | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| 本体サイズ | 153.9x73x9mm | 163.6×76.6×7.9mm |
| 重さ | 183g | 210g |
Pixel 10aは今やコンパクトモデルのサイズ感ですがNothing Phone (4a) Proは大型モデルの中でもちょっとデカい方でユーザーの手の大きさで評価が分かれると思います。

ちなみに重さは30g近く差がありますがNothing Phone (4a) Proは筐体サイズがデカい分スペックほどの重さを感じない一方でPixel 10aは欲を言えばもうちょい軽くなってほしいです。
Pixel 10aはサイドフレームにアルミを採用しておりバックパネルはプラスチックです。ただサイドフレームもバックパネルもマット仕上げを採用しているので質感は高めに感じます。

一方でNothing Phone (4a) Proはアルミのユニボディを採用しておりサイドフレームとバックパネルの繋ぎ目がないからこそ個人的にデザインはかなりスッキリしている印象です。

またデザインの印象を分ける部分としてカメラでPixel 10aはカメラバンプがありません。そのため非常にシンプルなデザインを採用しているのに対してNothing Phone (4a) Proはカメラ部分に歴代Nothingが採用してきたスケルトンデザインの要素を詰め込んでいます。

正直真逆だと思っており徹底的にシンプルに仕上げたPixel 10aに対してNothingらしさをカメラ部分に集約したNothing Phone (4a) Proとどっちが正解ということはないです。
ただNothing Phone (4a) Proの方が筐体サイズ含めて好みが出やすいのかなと思います。
ディスプレイを比較。

次にディスプレイに関して筐体サイズの差にも繋がっていますがサイズが全然違います。

ちなみにベゼルを比較してみるとNothing Phone (4a) Proの方が地味にスリムだと思います。ターゲット層を考えればベゼルをスリムにするためにコストをかけるのであれば少しでも本体価格を安くしてほしいところですがNothing Phone (4a) Proはコストも抑制しています。
コンテンツの表示を比較。

またディスプレイサイズの違いからもコンテンツの大きさにも違いがありYouTubeを再生してみると自分の目で見た印象ではPixel 10aの方が僅かに色味が濃い印象を受けます。
なので本当に僅かですがPixel 10aの方が映像に臨場感を感じやすいのかなと思います。
輝度を比較。

そして視認性に直結する輝度ですがピーク輝度でみればNothing Phone (4a) Proの方が圧倒的に上とはいえ屋内で比較した感じだとPixel 10aの方が明るい印象を受けます。

少なくとも平均輝度に関してはPixel 10aの方が明るめにチューニングされていると思います。

一方で屋外で比較してみるとPixel 10aは明るくなるまでの調節が地味に遅い印象を受けます。

その結果外でサンプル撮影をしている時にPixel 10aの方が明るいと感じる時もありますが暗くなるのも早いので結果Nothing Phone (4a) Proの方が安定して明るい印象を受けます。
Pixel 10aはせっかく輝度が高くなる仕様だからこそチューニングを頑張ってほしいです。
| ディスプレイ | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| ディスプレイサイズ | 6.3インチ | 6.83インチ |
| 表示解像度 | 2424×1080 | 2800×1260 |
| 画素密度 | 422ppi | 450ppi |
| 屋外輝度 | 2000nits | 1600nits |
| ピーク輝度 | 3000nits | 5000nits |
| 自動調節 | 2169nits | 1557nits |
| 耐久性 | Gorilla Glass 7i | |
その他耐久性に関しては意外にも一緒でPixel 10aでようやく進化してくれた感じです。一方でNothing Phone (4a) Proは2160HzのPWM調光に対応など目に優しい感じです。

実際に使っていて単純に差があるとすればサイズの違いによるコンテンツの大きさです。一方で細かい部分でみればNothing Phone (4a) Proの方がコストをかけている印象です。
基礎スペックを比較。

そして基礎スペックに関して最大でみればサポート期間にそこまでの差がないように見えますがメジャーアップデートの回数は2倍以上に加えアップデートの配信回数でみれば比較にならないです。
単純にセキュリティを可能な限り最新の状態にできるという面でもPixel 10aは安心があります。またローカライズに関しておサイフケータイやeSIM対応は一緒ですがPixel 10aはdocomoのB21やn79に対応と大手キャリアのバンドにしっかり対応しているのは地味にポイントだと思います。
| OS | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| OS/標準搭載 | Android16 | Nothing OS 4.1 |
| サポート期間 | 最大7年 | 3回(メジャー)/6年(セキュリティ) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
| 5G対応バンド | 1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 77 / 78 / 79 | N1, N2, N3, N5, N7, N8, N12, N20, N25, N28, N30, N38, N40, N41, N48, N66, N71, N77, N78 |
またWi-Fiに関してPixel 10aはWi-Fi 6Eまで対応と細かい部分で僅かに優れています。あとは今後どうなるのか不明ですがPixel 10aは5Gモデムでみれば衛星通信にも対応しています。
個性が際立つソフト。

そしてソフトに関してNothing OS自体はAOSPにかなり近いですがUIはかなり洗練されています。一方でIsai Blue限定の話になりますがテーマパックであればアプリアイコンもAIでテーマに合わせたアイコンに変更してくれるのでテーマがしっかり統一されるのは魅力だと思います。

AIに関して対応している機能はばPixel 10aの方が優秀ですがNothing Phone (4a) Proの最大の魅力はEssential Spaceに対応していることでPixel 10aでは非対応ですがPixelスクリーンショットに近い機能が便利で個人的にはこれがあるかないかで全然違います。
ソフト面に関してNothing Phone (4a) Proはある意味奇抜さが目立ちますがPixel 10aはAI含めてしっかりコストをかけている印象でより多くのニーズに対応しやすいと思います。
容量構成を比較。

容量構成に関してNothing Phone (4a) ProはRAM12GB/ROM256GBの一択となっています。
| ストレージ | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| 容量構成 | RAM8GB/ROM128GB RAM8GB/ROM256GB |
RAM8GB/ROM128GB? RAM8GB/ROM256GB? RAM12GB/ROM256GB |
| SoC | Google Tensor G4 | Snapdragon 7 Gen 4 |
コストが増加している中でUFS3.1に底上げしたのはプラスですがPixel 10aと一緒です。そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。
発熱とパフォーマンスの持続性を比較。

先日話題になった通りベンチマークスコアはあくまでも参考程度にするようにお願いします。

スコアでみるとPixel 10aの方が不安定というかスロットルダウンをかけている印象を受けます。
| 発熱 | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| 1回目終了時点 | 35.3 | 32.1 |
| 2回目終了時点 | 37.0 | 33.2 |
| 3回目終了時点 | 36.5 | 34.1 |
何より気になるのがNothing Phone (4a) Proはアルミのユニボディを採用していることが影響しているのか全然発熱を感じない一方でPixel 10aが逆に熱く感じてしまうことです。
本体サイズの違いも影響していると思いますがNothing Phone (4a) Proはかなり優秀です。そしてパフォーマンスの持続性を調べるためにWild Life Stress Testをしてみました。

何か計測方法が違うのか不明ですがNothing Phone (4a) Proの方が安定率が圧倒的に高いです。一方で自分がよくやるホワイトアウトサバイバルでみればPixel 10aの方がカクツキます。
まだNothing Phone (4a) Proの方が自分がやるゲームでみれば僅かに快適かなと思います。
バッテリー関連を比較。

そしてバッテリー関連を確認すると筐体サイズに差があるのにバッテリー容量はほとんど一緒です。また海外サイトのバッテリーテストの結果をみるとスコアでみればほとんど一緒という感じです。
ただ実際に短期間使った上でみればNothing Phone (4a) Proの方が電池持ちが悪いです。Pixel 10aは自分の使い方だと寝る前の電池残量が50%以下になることが多い中でNothing Phone (4a) Proはさらに5%近く少ないことが多いので個人的にはちょい不安です。
あくまでも短期間でみた場合は両機種とも電池持ちが優秀な状態とは言えないのかなと思います。
| バッテリー | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| バッテリー | 5100mAh | 5080mAh |
| バッテリーテスト | 15時間13分 | 15時間16分 |
| 充電速度 | 30W(有線)/10W(ワイヤレス) | 50W(有線) |
| 充電開始30分 | 52% | 68% |
| フル充電に要した時間 | 89分 | 61分 |
そして充電速度でみればNothing Phone (4a) Proの方が速いですがワイヤレス充電に非対応となっておりアルミのユニボディを採用していることからも仕方ないのかなと思います。
充電速度が遅いとはいえPixel 10の方が幅広いニーズに対応しやすいのかなと思います。
その他を比較。

その他Pixel 10aはIP68に対してNothing Phone (4a) ProはIP65と沈めるのはダメです。生体認証に関して同じ光学式画面内指紋センサーですがNothing Phone (4a) Proの方が認証が速い一方で指紋センサーの搭載位置がちょっと低すぎるので個人的にはしにくいです。
またPixel 10aはクラス3の顔認証に対応とセキュリティの面でみれば雲泥の差という感じです。次に音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。音量はNothing Phone (4a) Proの方が優秀ですがPixel 10aの方が音がまとまっています。
カメラを確認。

最後にカメラですがNothing Phone (4a) Proは望遠までしっかり対応しているのは嬉しいです。
| カメラ | Pixel 10a | Phone (4a) Pro |
| 超広角 | IMX712(13MP 1/1.31インチ) | IMX355(8MP 1/4.0インチ) |
| 広角 | GN8(48MP 1/2.0インチ) | LYT-700c(50MP 1/1.56インチ) |
| 望遠 | – | JN5(50MP 1/2.75インチ) |
| インカメラ | IMX712(13MP 1/1.31インチ) | KD1(32MP 1/3.42インチ) |
| ズーム | 8倍(デジタル) | 3.5倍(光学)/140倍(デジタル) |
またテレマクロにも対応とこの価格帯の機種で見ればかなり充実しているのかなと思います。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。


今回のサンプルはPixel 10a/Nothing Phone (4a) Proの順番になっているので予めご了承下さい。


意外な部分として今まであれだけ派手だったNothing PhoneがNothing Phone (4a) ProではPixel 10aより落ち着いた印象を受けます。
広角で撮影。


広角に関してもNothing Phone (4a) Proの方が色味が落ち着いている印象を受けます。


次に接写をしてみましたがPixel 10aの方が被写体に寄りやすい印象を受けます。


少なくとも高照度の環境だとそこまで明確な差がない印象を受けます。
ポートレートで撮影。


Pixel 10aは最低倍率が1倍からとなっています。


倍率の違いもあると思いますがPixel 10aの方が被写体に寄りやすいです。


次に2倍で撮影してみました。


2倍でもPixel 10aの方が被写体に寄りやすい印象を受けます。


次にPixel 10aは3倍でNothing Phone (4a) Proは光学となる3.5倍で撮影してみました。


今回のサンプルをみる限りではそこまで明確な差がない印象を受けます。
望遠で撮影。


まず2倍で撮影してみましたが色味が全然違います。


次に両機種とも3.5倍で撮影してみましたが、Nothing Phone (4a) Proは光学となります。


そしてPixel 10aは最大となる8倍でNothing Phone (4a) Proは7倍で撮影してみましたが、ノイズに明確な差があります。
望遠でマルチに撮影。


次に2倍で接写してみました。


Pixel 10aの方が被写体に寄りやすいと感じることが多いです。


そして倍率を変えず中距離撮影をしてみましたが、Nothing Phone (4a) Proは白飛びしています。


Pixel 10aの方がまだフレアや白飛びに耐性がある印象を受けます。


次にNothing Phone (4a) Proは光学となる3.5倍で撮影しましたが、フォーカスがずれると簡単に白飛びします。


望遠画角になるとNothing Phone (4a) Proはかなり取り回しが悪いです。
マクロで撮影。


Pixel 10aはマクロモードに非対応ですが広角を使ったマクロフォーカスに対応しています。


テレマクロに対応しているNothing Phone (4a) Proの方が取り回しが優秀です。
超広角(低照度)で撮影。


次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してみました。


Pixel 10aの方が不自然に明るくなっている印象を受けちゃいます。
広角(低照度)で撮影。


ノイズなどは明確に違いはないですが好みが分かれそうな印象を受けます。


基本はNothing Phone (4a) Proの方が全体的に暗めの印象です


明るさが全然違うこともあるのか、Nothing Phone (4a) Proの方がゴーストは抑制されています。
望遠(低照度)で撮影。


まずは2倍で撮影してみました。


次に3.5倍で撮影してみましたが、Nothing Phone (4a) Proは光学にも関わらず暗いです


最後に5倍で撮影してみましたが、低照度の環境だと望遠であってもNothing Phone (4a) Proに優位性を感じないです。
まとめ。

今回はPixel 10aとNothing Phone (4a) Proの比較レビューを主観的にまとめてみました。ちなみに同じ256GBで見た場合Nothing Phone (4a) Proの方が1万5000円安い感じです。
ざっくりとNothing Phone (4a) Proはスペックの見せ方が上手くオタクがコスパがいいと思えるような仕上がりに対してPixel 10aは細部でしっかりコストをかけている印象です。
なので体験重視というかライトユーザーが日常使う上で出来るだけ快適になるようにしています。価格帯は一緒ですがオタク受けかライトユーザー受けを狙っているか地味に違うかなと思います。
製品提供: Google Japan