厳し目の指摘。AIや新機能を追加する前にPixelは電池持ちをどうにかしろ

直近の情報からも「Google Pixel 11」シリーズのレンダリング画像がリークしており、ざっくりといえば現行モデル対比で薄型化しています。一方で筐体サイズはほとんど変更されていないことを考えると、バッテリー容量の大幅な増加にはあまり期待できません。

海外サイトが先日公開した記事において、Googleはシリコンカーボンバッテリーに対して「品質」が不十分と評価していることからもGoogle Pixel 11シリーズで採用する可能性は低いのかなと思います。

一方で今回Android AuthorityがGoogle Pixelの長年に渡るバッテリーの問題を指摘しています。

電池持ちが不安定。

同サイトが過去に行ったバッテリーテストの結果をみると、Google Pixel 10 Pro XLは4G使用時の消費電力がWi-Fiよりも大きく、他の機種やPixel 9 Pro XLよりも差が顕著であることを確認することができるとしています。

またSoCのスペックでみればGoogle Tensor G4対比でGoogle Tensor G5は電力効率が改善しているとはいえ、期待されていたほど電池持ちの改善に貢献していません。

私自身もPixel 10 Pro XLを使っていますが、バッテリー持ちは非常に不安定です。ある日は7時間以上の画面オン時間を達成できるのに、別の日は同じような使い方でも4時間で残量20%になることもあります。良いときは驚くほど持ちますが、悪いときは数分で減っていくのが目に見えるレベルです。

何よりの問題点として「不安定」な部分が最大のネックだとしています。

共感する読者も多い。

また同サイトが行ったアンケート結果が以下のようになります。

  • 良い:32%
  • 平均的:30%
  • 非常に不安定:22%
  • 常に悪い:16%

今回のアンケート調査における回答数は5100票以上と、規模としてみれば大きく、その上で約4割のユーザーは「不安定または悪い」と感じていることになります。また「平均的」という回答も決してポジィティブな印象を受けません。

少なくとも他社が世代を重ねるごとに着実に電池持ちを改善してきている中で、Googleはずっと足踏みをしていると言われても仕方ないのかもしれません。

バッテリーの品質問題。

またフラッグシップモデルは今のところ問題がなさそうですが、Google Pixel 4aにGoogle Pixel 6aは、そのまま使うと発火の恐れがあるからと、バッテリー容量と充電速度が制限される、所謂「死のアップデート」が配信されています。

もちろんGoogleはこのアップデートを配信する代わりに、ユーザーが他の機種へ買い替えをしやすいように救済措置を発表していますが、それでも継続して使いたいと思うユーザーにとっては最悪だと思います。

またPixel 7aに関してはバッテリーが膨張する問題を抱えており、割と早期にバッテリー交換プログラムが提供されています。あくまでも現状をみる限りコストカットのためか、あまり品質が良くないバッテリーを採用した結果なのかなと思っており、該当の個体のユーザーからすれば、Google Pixelの信頼をなくすだけだと思います。

バッテリーヘルスケアアシスタントの問題。

またGoogle Pixel 9aで初めて標準搭載された「バッテリーヘルスケアアシスタント」ですが、充電サイクルが200回を超えると、ゆっくりバッテリー容量と充電速度を制限する機能となっており、充電サイクルが1000回を超えた時にバッテリー容量80%を維持する機能となっています。

つまりバッテリーの劣化を防ぐ機能となっていますが、これはPixel 9a以降でみればオプションではなく強制的な標準機能です。

Pixel 10シリーズでも「Battery Health Assistant」によって充電速度や最大充電量が制限されます。これは約1,000サイクル持たないことを前提にしており、実際には200サイクルあたりから制限が始まります。他社が1,600〜2,000サイクルを保証しているのと比べると見劣りします。

同サイトの指摘通り、そのまま使えば1000回持たないことをGoogleが認めていることになります。何より同サイトは最後に以下のようにコメントしています。

Googleにははっきり言いたいです。AI機能や余計な新機能を追加する前に、まず基本を直してください。ユーザーが求めているのはシンプルです。**「何をしても1日持つ安定したスマホ」**です。

まさにその通りで、Googleはコストをかけてでもバッテリーの品質を強化すべきなのかなと思います。Google Pixel 11シリーズでは電池持ち含めて改善されているのか非常に気になるところです。