Nothing Phone (4a) Pro 開封。これこそフラッグシップキラーだ

AIによるストレージやRAMの供給不足に対していち早くもコメントを出したのがNothingで値上げ回避が難しいからこそデザインにスペックの強化と積極的に攻めてきた感じです。

今回Nothing Phone (4a) Proを購入したので開封レビューをしつつNothing Phone (3)と比較してみたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思いますがカラバリによるのか白を基調とした化粧箱となっています。

付属品を確認するとUSB-CケーブルにSIMピンに説明書となっており電源アダプターはないです。また電源アダプターに関してPPS対応かつ定格が50W以上のPD対応のものであればスペック上の最大速度で充電できることが判明しており拘る人は別途購入するのはありなのかなと思います。

また本体のデザインを活かすためかソフトタイプのクリアケースが同梱されているのは嬉しいです。

バンパーケースを購入。

ただ一般的なソフトケースという感じで質感も特段高いわけではないので今回はAmazonでメタルフレームカバーのシルバーを購入してみましたが思っていたより質感が良さげです。

所謂バンパーケースですが専用のネジなどは不要でシーホースロック式なので非常に簡単です。何よりNothing Phone (4a) Proの筐体がアルミだからこそ質感が統一されてかっこいいです。

また装着状態でも短期間試している感じでは通信環境に悪影響が出ている感じではないです。一方で価格は2000円ちょいと安いことは魅力ですが納期がちょい長めなのが唯一のネックです。

また開封時点でスクリーンプロテクターが標準装着されているのは地味にありがたいです。ちょっと迷っている部分としてはガラスフィルムを買うかでネックなのが光学式指紋センサーを搭載していることで超音波式と比較すればアクセサリーとの相性も比較的出やすいと思います。

何より最低限のアクセサリーは同梱されているので拘る人は別途購入すればいいだけです。

デザインを確認。

そしてある意味最大の特徴とも言えるのがデザインでアルミのユニボディは非常に珍しいです。

まず本体上部にはマイクのみとなっており本体左側面にはEessential Keyが搭載されています。

今やNothing Phoneではお馴染みになりつつあるEssential Keyですがざっくりと言えばAIスクリーンショットで長押しをすることでスクリーンショットを簡単に撮影可能で音声も録音が可能な上にEessential SpaceにAIで補足された状態で保存される感じです。

OppoのAIマインドスペースに似た機能となっており個人的には最もハマっているAI機能です。

そして本体右側面には音量ボタンに電源ボタンとAndroidではお馴染みの配置だと思います。

最後に本体下部にはUSB-CにマイクにスピーカーグリルにSIMトレイを確認することが出来ます。

そしてNothing Phone (4a) Proはアルミのユニボディを採用しているためサイドフレームとバックパネルに繋ぎ目がないため非常に洗練されている印象で高級感をかなり感じます。

この手のデザインは今のスマホでほぼ見ることはなく一部タブレットで採用されている感じです。

そして本体背面を確認するとフラット形状のアルミでカメラ部分がガラスとなっています。従来のNothing Phoneらしいデザインがカメラ部分に集約とデザインは継承されています。

カラバリはブラック/シルバー/ピンクの3色で今回はシルバーにしてみましたが超かっこいいです。ただカメラの台座部分とアルミのユニボディからもiPhoneっぽく感じてしまうかもしれません。

フラッグシップとの比較。

そしてここからはフラッグシップモデルであるNothing Phone (3)と比較したいと思います。

デザイン Phone (3) Phone (4a) Pro
本体サイズ 160.6×75.59×8.99mm 163.6×76.6×7.9mm
重さ 218g 210g

ちょっと意外だった部分として本体サイズでみると縦横はNothing Phone (4a) Proの方が大きいですが薄型化していることもありかなりスリムになった印象を個人的には受けます。

また僅かとはいえ軽量化したことでNothing Phone (4a) Proの方が持ちにくい分地味に軽く感じるので取り回しという部分では個人的には改善したような印象を受けます。

また個人的に嬉しい部分としてNothing Phone (3)は電源ボタン下にEssential Keyが搭載されており音量ボタンはiPhoneを意識したのか本体左側面に搭載されていました。

ただNothing Phone (4a) Proは配置が逆転したのでEssential Keyの押し間違いが減り音量ボタンの搭載位置もAndroidではお馴染みになったのでユーザビリティが改善しました。

本体背面を確認するとNothing Phone (3)はパンダガラスかつスケルトンデザインが特徴かなと思っていますがカラバリが黒系になると指紋が目立ちやすくなるのはデメリットです。

好みが完全に分かれるかなと思っており個人的にはマット仕上げが好きなので嬉しい変化です。

Nothing Phone (3)の時点で安っぽさを感じることはありませんでしたがミドルレンジのNothing Phone (4a) Proの方が高級感を感じるのでより自分好みに進化したかなと思います。

ちなみに耐久性の部分でNothing Phone (3)はIP68に対してNothing Phone (4a) ProはIP65となっているので水飛沫は大丈夫でも水に沈めるのはNGなのでちょっと注意が必要です。

ディスプレイを確認。

そしてディスプレイを確認していきたいと思いますがそもそも歴代Nothing Phone自体大きかった中でNothing Phone (4a) Proはさらに大型化したのはちょっと意外でした。

まずベゼルを確認するとNothing Phone (3)と比較して僅かにスリム化した印象を受けます。他社のフラッグシップモデルと比較すれば太いですが個人的には全く問題ないかなと思います。

そして表示解像度は一緒なのでディスプレイサイズが大型化した分画素密度は下がっています。

コンテンツの表示を確認。

ただYouTubeを再生してみると色味含めて特段変わりはなく十分に発色が良く感じます。何より画素密度が下がったといっても人間の目で識別出来るレベルではないので気にする必要ないです。

ディスプレイ輝度を確認。

またディスプレイの視認性に直結する部分として輝度ですがピーク輝度はより強化されています。ちなみに海外サイトのテスト結果を参考にすると自動調節で僅かに改善されている感じです。

一応屋内で比較してみると今回ためした感じでは分かりやすい違いがないのかなと思います。

一方で晴れた日に屋外で比較したところNothing Phone (4a) Proの方が明るい印象です。そこまで明確な差があるというわけではありませんが視認性はしっかり改善した印象を受けます。

何より中価格帯の機種であることを考えると十分な明るさで今回試した感じでは問題ないです。

ディスプレイ Phone (3) Phone (4a) Pro
ディスプレイサイズ 6.67インチ 6.83インチ
表示解像度 2800×1260
画素密度 460ppi 450ppi
屋外輝度 1600nits 1600nits
ピーク輝度 4500nits 5000nits
自動調節 1507nits 1557nits
耐久性 Gorilla Glass 7i

むしろテスト結果だけで見ればフラッグシップモデルのGalaxy S26シリーズと同程度です。また細かい部分でみるとリフレッシュレートが最大144Hzでタッチレートサンプリングが2500Hzに強化されていることからもゲームをプレイする上でより快適な仕様となっています。

また2160HzのPWM調光に対応しているのでチラつきを抑制と目への負担もより軽減されています。

スマホにおいてディスプレイはコストが高いためミドルレンジはコストカットされやすいです。ただNothing Phone (4a) Proは細かい部分もしっかり整えてきたのはポイントだと思います。

ちなみにGorilla Glass 7iと耐久性の部分が上位モデルと差別化されていないのも魅力です。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していきたいと思いますがNothing Phone (4a) Proは最新バージョンとなるNothing OS4.1を標準搭載しており独自UIの採用が際立っています。

アップデートサポート期間はメジャーが3回と他社と比較するとちょっと短いのかなと思います。

OS Phone (3) Phone (4a) Pro
OS/標準搭載 Nothing OS 4.0 Nothing OS 4.1
サポート期間 5回(メジャー)/7年(セキュリティ) 3回(メジャー)/6年(セキュリティ)
Wi-Fi Wi-Fi 7 Wi-Fi 6
5G対応バンド N1, N2, N3, N5, N7, N8, N12, N20, N25, N28, N30, N38, N40, N41, N48, N66, N71, N77, N78

ただセキュリティアップデートは最大6年なので多くのユーザーのニーズを満たせると思います。一方でローカライズに関してdocomoのB21やn79に非対応なのは相変わらずという感じです。

ただおサイフケータイにeSIMに対応としっかりと対応すべき部分には対応しています。

グリフマトリックスを実装。

そしてNothing Phone (4a) Proのデザインにも直結する部分ですがグリフマトリックスに対応しておりデザインのアクセントになっているのも絶妙なバランスなのかなと思います。

ちなみにNothing Phone (3)と比較すると489ピクセルから137ピクセルと減少しています。ただピクセル一つあたりが大きくなったことでNothingのドット感がより強調された感じです。

さらにピーク輝度が3000nitsとNothing Phone (3)対比で明るさは2倍と強化されています。

AIはそれなり。

ソフト面でみるとUIこそ独自性が強いですが機能としてみればAOSPに近い印象を受けます。またAIでみるとかこって検索に対応している一方でchatGPTがシステムレベルで統合しています。

専用のウィジェットが用意されているなど最適化されている一方でGeminiも使えます。ここはユーザーの次第で自分はGoogle関連のAIに慣れているのでちょっと違和感を感じます。

容量構成を確認。

そして容量構成に関して国内で見ればRAM12GB/ROM256GBの一択ですがUFS3.1に強化です。

ストレージ Phone (3) Phone (4a) Pro
容量構成 RAM12GB/ROM256GB
RAM16GB/ROM512GB
RAM8GB/ROM128GB?
RAM8GB/ROM256GB?
RAM12GB/ROM256GB
SoC Snapdragon 8s Gen 4 Snapdragon 7 Gen 4

一方でSDカードスロットには非対応となっているのではヘビーユーザーには向かないと思います。そして発熱とパフォーマンスの持続性を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

発熱とパフォーマンスの持続性を比較。

あくまでも個人的には搭載SoCの割にはスコアが想定していたよりは高いという印象です。Nothing Phone (3)にはスコアでは及ばないですが実際に使っていて使用感は変わらずです。

自分がよくやるホワイトアウトサバイバルでも特段カクツキがないので十分に快適です。

発熱 Phone (3) Phone (4a) Pro
1回目終了時点 38.1 32.1
2回目終了時点 39.1 33.2
3回目終了時点 41.0 34.1

一方でスコア差よりも気になったのが発熱でNothing Phone (4a) Proは筐体にアルミを採用していることが大きいのか負荷をかけても全然発熱を感じないのはかなり強いです。

そしてパフォーマンスの持続性を調べるためにWild Life Stress Testをしてみました。

何か計測方法が違うのかと思うくらい安定率にかなりの差があり計測終了後に外部温度を計測したところNothing Phone (4a) Proは34.1度に対してNothing Phone (3)は41.0度とパフォーマンスに差があるとはいえ今回試した限りでは発熱に大きな差があります。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連でみるとNothing Phone (3)対比で容量は本当に僅かに増加しています。ちなみにインド版に関しては輸送コストの問題がないということか5400mAhとさらに多いです。

電池持ちに関しては今後様子見をしていきたいと思いますが海外サイトのバッテリーテストで2時間ちょい上回っていることを考えると最適化により力を入れた可能性があると思います。

Nothing Phone (2a)の頃をピークにスコアが徐々に悪化傾向でしたがようやく回復しました。中華系の大容量モデルには及びませんがスコアが15時間以上であれば印象が変わります。

バッテリー Phone (3) Phone (4a) Pro
バッテリー 5150mAh 5080mAh
バッテリーテスト 12時間56分 15時間16分
充電速度 65W(有線)/15W(ワイヤレス) 50W(有線)
充電開始30分 63% 68%
フル充電に要した時間 60分 61分

そして充電速度に関してNothing Phone (3)とフル充電に要した時間が60分とほぼ同じです。中華系と比較すれば遅いですが1時間程度で充電できるのであれば個人的には問題ないです。

その他を確認。

次に生体認証関して光学式画面内指紋センサーを搭載しているのは共通で認証具合も一緒です。ただ強いていうなら指紋認証をする位置が個人的にはちょっと低すぎてしにくいです。

次に音量70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。今回試した感じだとNothing Phone (4a) Proの方が音質が僅かに安定している印象です。

カメラを確認。

最後にカメラを確認していきたいと思いますが広角でみればセンサーサイズは小さいです。

カメラ Phone (3) Phone (4a) Pro
超広角 JN1(50MP 1/2.76インチ) IMX355(8MP 1/4.0インチ)
広角 OV50H(50MP 1/1.3インチ) LYT-700c(50MP 1/1.56インチ)
望遠 JN5(50MP 1/2.75インチ) JN5(50MP 1/2.75インチ)
インカメラ JN1(50MP 1/2.76インチ) KD1(32MP 1/3.42インチ)
ズーム 3倍(光学)/60倍(デジタル) 3.5倍(光学)/140倍(デジタル)

一方で超広角も正直豆粒という感じですが望遠に関しては同じセンサーを採用しています。ただ最大倍率が140倍となっており120倍以上に対応した機種は久しぶりかなと思います。

とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはNothing Phone (3)/Nothing Phone (4a) Proの順番になっているので予めご了承下さい。

Nothing Phone (4a) Proは色味がより自然になった印象で、センサーサイズの差もそこまで気にならない感じです。

広角で撮影。

逆光に近いシーンですがNothing Phone (4a) Proもフレアなど入らずしっかり撮れている印象を受けます。

次に接写をしてみましたがNothing Phone (4a) Proの方がセンサーサイズが小さいことも影響しているのか被写体によりやすいです。

超広角ほどではないですがNothing Phone (4a) Proの方がまだ現実寄りの色味となっています。

ポートレートで撮影。

Nothing Phone (3)はかなり明るめに補正される印象を受けます。

僅かにNothing Phone (3)の方が被写体に寄りやすい一方で、色味はNothing Phone (4a) Proの方がやはり現実寄りです。

次に2倍で撮影してみました。

2倍になるとNothing Phone (4a) Proの方が被写体との距離感が掴みやすい印象です。

次にNothing Phone (3)は3倍でNothing Phone (4a) Proは3.5倍と光学倍率で撮影してみました。

ちょっとNothing Phone (4a) Proは色味含めて不安定な印象を受けます。

望遠で撮影。

まずNothing Phone (3)は3倍にNothing Phone (4a) Proは3.5倍と光学で撮影してみました。

次にNothing Phone (3)は6倍でNothing Phone (4a) Proは7倍で撮影してみました。

そして10倍で撮影してみましたが、そこまで明確な差はない印象を受けます。

20倍で撮影してみたところ、Nothing Phone (4a) Proの方がノイズが多い印象を受けます。

ちなみに20倍以上になるとAIズームが自動でオンになり、30倍のサンプルでは加工感が結構強めです。

最後にNothing Phone (3)で最大となる60倍で撮影してみましたが、Nothing Phone (4a) Proの方が僅かにマシな程度です。

中距離で撮影。

まず2倍で撮影してみました。

僅かにNothing Phone (3)の方が被写体に寄りやすい印象です。

次に倍率を変えず中距離撮影をしてみましたが、Nothing Phone (4a) Proは完全に白飛びしています。

2倍でみるとNothing Phone (4a) Proの方が特に中距離撮影の場合は不安定な印象を受けます。

次にNothing Phone (3)は3倍でNothing Phone (4a) Proは3.5倍で撮影してみました。

Nothing Phone (4a) Proの方が接写しにくい上に、フォーカスがずれると白飛びします。

倍率を変えずに中距離撮影をしてみました。

中距離撮影だと安定している印象を受けます。

マクロモードで撮影。

カメラUIをみる限りNothing Phone (4a) Proのテレマクロだと思います。

この価格帯でこれだけ撮れれば十分です。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

ノイズの量は多いとはいえ、Nothing Phone (4a) Proの方が色味は安定しています。

広角(低照度)で撮影。

Nothing Phone (3)は僅かに手ぶれが発生しています。

Nothing Phone (3)の方が照明の影響をより強く受けています。

強い光源があるシーンですがNothing Phone (4a) Proの方がフレアを抑制出来ています。

望遠(低照度)で撮影。

まずは2倍で撮影してみました。

次にNothing Phone (3)は3倍でNothing Phone (4a) Proは3.5倍で撮影してみました。

最後にNothing Phone (3)は6倍でNothing Phone (4a) Proは7倍で撮影してみましたが、Nothing Phone (4a) Proの方が望遠全体は暗めです。

まとめ。

今回はNothing Phone (4a) Proを購入したので開封レビューをしてみました。日常使う上ではNothing Phone (4a) Proのパフォーマンスでも十分なのかなと思います。一方でパフォーマンスに拘るのであればNothing以外の機種を選んだ方がいいと思います。

少なくとも日常使う上でNothing Phone (4a) Proの方がバランスがいいと思います。何より価格差が4万5000円もありNothing Phone (4a) Proを選んだ方が幸せです。個人的にはデザインが良い上にバランスも良さげに価格まで頑張ってくれたのがよかったです。

今年のミドルレンジモデルの中でもかなりおすすめしやすい機種になるのかなと思います。