OPPOはなぜ国内展開を強化?値上げ時代の生存戦略

先日にOppoは国内においても「Oppo Find N6」を正式発表しており、正式発表日の翌日には製品が手元に届くなど、まさに「鉄は熱いうちに打て」だったのかなと思います。

グローバル発表からタイムラグがあったとはいえ、正式発表からすぐに手元に届くのは非常に嬉しいところです。一方で個人的にサプライズだと思ったのが「Oppo Find X9 Ultra」を今年の夏頃に国内でも正式発表することを明らかにしたことです。

少なくとも今年だけで見ればOppoは国内市場にもかなり力を入れてきた印象を受けます。

フラッグシップに力を入れる理由。

今年はAIによるストレージやRAMの供給不足が原因で、スマホの値上げが避けられない状況になっています。特に利益率が低いエントリーモデルやミドルレンジモデルは厳しい状況となっており、メーカーによってはラインナップを削減しているとも言われています。

そもそもエントリーモデルやミドルレンジモデルは競争が激しいことからも薄利多売の傾向が特に強く、メーカーとしては売れないのであれば旨みが全くありません。むしろ想定した台数が売れないのであれば赤字になる可能性もあります。

さらに値上げ傾向に伴いユーザーも今までより高くてもいいから良いものを購入して、出来るだけ長く使おうというニーズが高まっていると言われています。つまりメーカーとしては今まで以上にミッドハイレンジモデルやハイエンドモデルに力を入れる必要があります。

ブランドイメージの変革。

これは国内に限った話ではありませんが、中華系は基本「安い」というイメージが強いです。そのためフラッグシップモデルを出しても、「安い」というイメージが強いからこそ、ユーザーはそのギャップで他社よりも高く感じてしまう傾向が強いです。

だからこそフラッグシップモデルを導入することでイメージを変革する必要があります。自分のようなオタクは別としても一般層からすればいきなり高い機種を国内展開しても興味を持ちにくいです。

この辺Appleは上手かったと思うのが販売戦略です。そもそも昔は今ほど高くなかったということもありますが、iPhone自体を値引きするのではなくと、キャリアに販売プランを強制させることで、実質0円とユーザーにばら撒きシェアを拡大した感じです。

なので直接的な値引きをするのではなく、キャリアなら安く買えるというイメージなのでブランド価値を下げることなくシェア拡大との両立が出来た感じです。少なくともキャリアの割引規制が厳しいのでOppoにAppleのような販売方法は出来ませんが、まずイメージを変革するためにもフラッグシップモデルを強化していると考えることが出来ます。

グローバル市場の重要性。

また中国において市場が完全に飽和していると言われており、さらに経済もかなり不安定になってきていると言われています。その中で中国市場に依存しているメーカーほど今後その影響を強く受ける可能性があり、メーカーとしてはグローバル展開にも力を入れていく必要があるのかもしれません。

OppoでみればサブブランドとはいえOnePlusがかなり不安定になっており、中価格帯の機種ではグローバルであっても勝負が厳しいことに直面しているのかなと思います。

だからこそフラッグシップモデルの展開を強化することでシェアよりも利益を重視した戦略に切り替えた可能性があります。

日本特有の事情。

またOppoは国内においてエントリーモデルやミドルレンジモデルの展開は頑張ってきましたが、フラッグシップモデルの展開は遅れている印象を受けます。その理由の一つとしては日本市場独特の採点方式だと言われています。

例えば他の市場では60点くらいの「加点方式」に対して、日本市場は100点からの「減点方式」と言われており、日本のユーザーが求める品質や環境を準備するのに時間がかかったのかなと思います。

ただ一度環境が整えばより今後強化しやすい可能性があり、Oppo Find X9 Ultraがまずは非常に楽しみです。