先日にSonyはXperia 1 VIIIを正式発表しており、国内においては6月11日より発売予定となっています。デザインの刷新やカメラの強化に加えスピーカーの進化など、前モデルと比較して分かりやすい変化がある一方で、「価格」もかなり高くなっている印象です。
先日YouTubeで公開した動画におけるコメントでも、キャリアモデルが欲しいけど、あまりにも高くて直販版の購入を考えているとの声もちらほらあります。何よりここまで高いと「売れるはずがない」との声が圧倒的に多いです。
歴代Xperiaの価格。

まずSony StoreにおけるXperia 1 VIIIの価格を確認するとかのようになります。
| 価格(発表当時) | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| RAM12GB/ROM256GB | 20万4600円 | 23万5400円 |
| RAM12GB/ROM512GB | 21万8900円 | 25万1900円 |
| RAM16GB/ROM512GB | 23万4300円 | 26万8400円 |
| RAM16GB/ROM1TB | – | 29万9200円 |
前モデルと比較して「3万円」近くの値上げとなっています。Xperia 1が登場したのは2019年ですが、この時は電波法の改正もあり分離プランが導入されました。つまり以前のように契約と合わせて端末の大幅値引きが出来なくなった中で、Xperia 1は10万円を超えていた印象です。
それ以降は戦争やパンデミックが発生したこともあり急激にインフレが進んだ感じで、Xperia 1 IIIでは約15万円まで上昇したかと思いきや、Xperia 1 IVでは19万円となっており、Xperia 1 VIIIでは23万円となっています。
何より多くのユーザーにとって高いと感じる価格設定であることに違いはないと思います。
値上げされた原因。

そしてSonyのメージングコミュニケーション事業部門/事業部門長である大澤 斉氏によると、RAMやストレージのコスト増加に加え、人件費や工場における製造費に物流費など、多くのことが値上がりしていることを明らかにしています。
もちろんSonyとしても価格抑制の努力をしているが、今回はこの価格設定にさせて頂いたとしています。何より今年発表された機種の多くは値上がりしている状態で、Xperia 1 VIIIも直面した感じになります。
一方で今後登場するGoogle Pixel 11シリーズやiPhone 18 Proシリーズなども現行モデルから値上げされる可能性が高いと判断することができ、ある意味覚悟するための猶予期間として捉えておくのがいいのかなと思います。
国内の場合はさらに「円安」が重なると思うので、よほどのことがない限りは値上げされる要因が強いと思います。
「コスパ」の時代は終わり。

また同氏によると、価格というのは高くなった/安くなっただけではなく、製品自体の価値に対する対価の目安だと思っているとしており、仮に値上げされたとしても、ユーザーがその付加価値に満足できるのであれば満足度は高くなると判断することが出来ます。
スマホ市場全体が成熟期に入っているからこそ、以前のような分かりやすい進化がほぼなくなってきています。その中で価格とスペックだけで判断されがちの「コスパ」が流行りましたが、今後この流れは変わっていくのかなと思います。
海外の統計をみると国内はだいぶ遅れている印象を受けますが、例えばAIに付加価値を感じるユーザーが増えており、GalaxyやPixelは堅調に売上を重ねている状態です。一方でiPhone 17シリーズはバカ売れてしていますが、AIが遅れていることからも以前より市場価値が落ちやすくなっていると言われています。
またSamsungのカスタマイズやAppleのエコシステムなどスマホ日常に密接しているからこそ、スペックよりも実用性など付加価値を求めるユーザーが増えている印象です。

同氏によるとXperia 1 VIIIではより間口を広めるために実装した「AIカメラアシスタント」をぜひ楽しんで欲しいとしています。また望遠の大型化や撮影のしやすさを優先したカメラ配置など、この付加価値に対してユーザーがどのように感じるかが重要だと思います。
よく高いと「こんなの誰が買うの?」と言われますが、価格に合理性を感じる人は普通に購入すると思います。今年登場するフラッグシップモデルは今までよりも「付加価値」を上手くアピールできるかがキーになってくるのかなと思います。