歴代Tensor搭載Pixelを使って分かった「Googleの失敗と課題」

事前情報通りであればGoogle Pixel 11シリーズで「Google Tensor G6」を標準搭載すると言われています。TSMC製に移行してから2世代目となり、さらにSoCの開発は16ヶ月くらいのずれがあると言われているので、今世代か次世代でGoogleがTSMCでやりかたったことが見えてくるのかなと思います。

今回Android AuthorityがGoogle Tensor G6以降に期待したいことについて言及しているので簡単にまとめたいと思います。

Google Tensorに期待したいこと。

今回同サイトが指摘している内容をまとめると以下のようになります。

検証カテゴリ AndroidAuthority 指摘内容 考察 & ユーザーへの影響
💡 Tensorの狙い &
AI体験
自社チップ化:** Pixel 6以降、独自のAI機能や画像処理(ISP)に特化したTensorを採用。
戦略的シフト:** 純粋な数値パフォーマンス(ベンチマーク)よりも、文字起こしやカメラ機能などのユーザー体験を重視。
◯ 独自機能の確立:
Pixelならではの強力なAI処理とカメラ性能の強みを打ち出すことに成功。
⚠️ Googleの失敗
(主な問題点)
製造プロセスの足かせ:** サムスンファウンドリ(Exynos基盤)の採用により、電力効率や発熱制御で競合(TSMC製Snapdragon)に遅れをとった。
発熱・電池持ち:** 高負荷時(ゲーム・撮影・充電)のサーマルスロットリングとバッテリー消費の激しさ。
モデム性能:** 待機電力の高さやセルラー通信の接続性に不安を残した。
⚠️ 基本性能のストレス:
スマートフォンの基本である「発熱・通信・電池持ち」での不満が長期化した。
🚀 TSMC移行と
今後の展望
次世代Tensorでの挽回:** 完全自社設計+TSMC最先端プロセス(2nm/3nm)へ移行することで、発熱と電力効率の弱点を根本的に克服することが必須条件となる。
真の完成形へ:** チップ製造上の制限が解消されれば、iPhoneやGalaxyに対抗できる名実ともに完成されたフラグシップとなる。

一方で注意点としてベンチマークスコアを強化することにフォーカスしてくる可能性はほぼないと思っていた方がいいです。

Tensor G5から見えること。

一方で同サイトの指摘で気になる部分としては製造工程における問題が改善すれば、本当に劇的な進化を遂げることが出来るのか。現にGoogle Tensor G5はTSMC製に移行していますが、発熱や電池持ちにおいて期待されていたほどの進化をしていたかとなれば微妙なところです。

またGoogle Tensor G6ではCPUのアーキテクチャが大幅な進化を遂げると言われていますが、パフォーマンスが向上する分消費電力も増加する可能性があり、プロセスノードの進化でどこまでトントンにすることが出来るのか。

単純に考えればGoogle Tensor G5対比でそこまで劇的に電池持ちや発熱が改善するのか?とは思っちゃいます。何よりGPUをもっと頑張って底上げしないと消費電力含め安定しないのかなと思っています。

とはいえ個人的に期待している部分もあり、過度の期待だけは避けようという感じです。