Xperia 1 VIII 中期レビュー。歴代で最も不満の少ないXperia

前モデル対比で約3万円の値上げになったこともあり価格に関しては否定的な声が多い印象です。一方でデザインに関しては実機で見てみると想定よりも良さげと割と高評価だと思います。

今回はXperia 1 VIIIを1ヶ月以上使って感じたことを主観的にまとめたいと思います。

生体認証の強化。

今までXperia 1 VIIIに関しては開封/短期レビューと記事を公開してきており過去の記事と内容が被る部分もあると思うので予めご了承頂く上で一つ目としては生体認証かなと思います。

基本自分は右手の親指を登録していますがそれ以外の指で触れた時にエラーするのがウザいです。

Xperia 1 VIの頃までは電源ボタンを押して認証をするというオプションがあったので電源ボタンに触れただけではエラーは発生しませんでしたが今はそのオプションがないため電源ボタンに登録していない指で触れてしまっただけでもエラーのバイブがなるのは煩わしいです。

Xperia 1 VIIIではどうなっているのか不明ですが海外のユーザーによると内部コードではそのオプションが残っているとしておりUI上ただ単に表示されていないだけと指摘しています。

なので内部コードを変更することでオプションを表示することは出来なくても有効化できると指摘しており内部コードが残っているのであれば今後アップデートで復活してほしいところです。

また物によりますがケースをつけると指紋認証がしにくくなるのでエラーもしやすくなります。

相性がいい生体認証は?

普段折畳式機種を使っている自分からすれば側面に指紋認証が搭載されていること自体は特段問題はありませんがXperiaの場合は他社と比較するとちょっと神経質に感じてしまいます。

画面内指紋センサーを搭載すると今度はスクリーンプロテクターとの相性が出るので面倒です。一方でXperiaの場合はデュアルフロントスピーカーの影響もあり上下に太めのベゼルがあります。

実際に内部スペース的に実装が可能なのか不明ですがベゼルが太いからこそ3D顔認証を搭載すればいいのでは?と思っており個人的には指紋認証より顔認証の方が便利に感じます。

Sonyの過去の発言をみる限りセキュリティの低い2D顔認証を今更搭載するとは考えにくいです。だからこそ今のデザインを生かしつつ改善するとなれば3D顔認証は相性がいいのかなと思います。

個人的には本体価格が高くなってもいいので生体認証をそろそろ強化してほしいと思います。

カメラの挙動がちょっと不安定。

次に2つ目としてカメラですが挙動自体はちょっと落ち着かないと感じることがあります。割とよく遭遇する場面としてはカメラキーの長押しでカメラを起動しようと思ったのに誤反応防止で弾かれて結局カメラを起動出来ずシャッターチャンスを逃すことです。

まだ電源ボタンをダブルタップでカメラを起動させる方が安定して起動出来るのかなと思います。そして正式発表後に炎上したAIカメラアシスタントですがカメラの挙動が全体的に重い原因の可能性があるとしており確かにオフにしてみると起動時や画角の切り替えは安定する印象です。

ただ新機能をオフにしてしまうのは元も子もないという感じなので個人的にはオンの状態でもある程度スムーズに動くように今後アップデートで改善出来るなら改善してほしいところです。

表現の違い。

AIカメラアシスタントはざっくりと言えばフィルターにより簡単にアクセス出来る機能でフィルターはあまり好きではなくその機種のオリジナルの色味がいい人は使う必要はないです。

またAIカメラアシスタントが炎上した理由としては露出オーバーで写真が破綻していると指摘されていますがこれはカメラスマホと専用機で求められていることが違うからだと思います。

自分はスマホカメラ育ちなので白飛びや黒潰れがない方がいいと思いますが専用機だと表現の一つとしてあえて露出をオーバーさせるというか白飛びをさせたりすることもあります。

先日に娘の誕生日フォトの撮影をしにスタジオに行ってきましたがスタジオ環境だとあえて白飛びさせた方が柔らかく優しい写真が撮れるので個人的には全然ありなのかなと思います。

もちろん色味含めて好みの問題もあると思いますが撮影の幅が広がって個人的には楽しいです。結局AIカメラアシスタントという名称だとAIが補正してくれているイメージを持ちやすいですが実際にAIを使っているのは補正ではなくシーンの把握とフィルターの提案くらいです。

そしてフィルターが全てのシーンかつ全ての被写体で綺麗に撮れるわけではかくどうしても相性の問題が出てくると思っておりAIカメラアシスタントで提案されたからといって全てのシーンで合うかは別の話でここをぐちゃまぜに判断した人が多かったから炎上したのかなと思います。

これは他社も一緒だと思っており例えばOppoのマスターモードがありますが薄暗い日に使うと正直ちょっと赤みが増して暗くなるだけでマスターモードの良さを引き出すことが難しいです。

シーンは限定されるかもしれませんがAIカメラアシスタントは自分の好みを知る上で面白い機能だと思う一方でカメラの挙動を重くしている可能性があるので何とも言えない感じです。

アプリごとの音量調節。

そして3つ目としてオーディオ関連でアプリ別で音量設定が出来るようになってほしいです。中華系やGalaxyにiPhoneを使ったことがある人は共感してもらえるのかなと思いますがXperiaと同じ音量50%に設定したとしても他社の方が大きいと感じることが多いです。

特にiPhoneやGalaxyはゲームのBGMもそこまで音量を上げなくて聞こえますがXperiaの場合はそれなりに音量を上げないと聞こえない感じでこれは音がいいとか以前の問題になります。

そしてゲームの音量に合わせたままでXで回ってきた動画を再生すると爆音になるのでビビります。

一方でGalaxyやiPhoneなどはそこまで音量を上げなくてもBGMなどはしっかり聞こえるのでXなどで動画を再生したとしても爆音になることはなくXperia 1 VIIIのスピーカーは音楽を聴くなど用途が明確な時は最強ですがマルチに日常で使うとなった時に音量が問題です。

だからこそアプリごとに音量を調整できるようになれば個人的にはかなり満足度が変わります。Galaxyでみればsound Assistantというオプションがあるので技術的に無理ということは考えにくくオーディオに拘りがあるSonyだからこそ個別設定出来るようになってほしいです。

とはいえSonyはソフトのカスタマイズに消極的な印象でAOSPにかなり近い印象を受けます。

ソフトの強化はあまり期待出来ず。

最近のメジャーアップデートだと以前のようにXperia専用機能が強化されることも少ないので独自機能をしっかり実装しているPixelの方がまだカスタマイズされている印象を受けます。

またソフト関連でもう一つ気になる部分としてはAirDropとの互換性に対応してほしいです。海外のユーザーによるとハード的要件も地味にあるみたいですが詳細は分かっていないです。

一方でフラッグシップを中心に対応している機種が増えていることを考えるとAndroid 17のタイミングで追加されてほしいところで対応機種を使ってきたからこそ不便に感じてしまいます。

アプリの複製機能など欲しい機能は他にもありますがあまりない物ねだりをしても仕方ないのでアプリごとの音量設定とAirDropとの互換性に対応してくれれば満足度はかなり変わります。

最も不満が少ないXperia

香港版と合わせると約1ヶ月近く使ってきましたが気になった部分としてはこんな感じです。その他電池持ちに関しては香港版を使ってた時と同じ印象で良くもないけど悪くもないです。

ここは今までどの機種を使ってきたことがあるかで印象が変わる部分かなと思っており自分は電池持ちがいいと評判のOppo Find X9 Proなどを使ってしまったことからも物足りないです。

ただこれを言ってしまうとGalaxy S26 UltraやiPhone 17 Pro Maxも物足りなく感じます。

デザインに関しては申し分ない感じで国内版で購入したゴールドは所有欲がかなり高いです。一方でXperia 1 VIIIのサイズ感に重さに慣れてしまうとPixel 10 Pro XLはかなり重く感じてしまい何よりデカいと思っちゃうのでXperia 1 VIIIのサイズ感は絶妙だと思います。

あとは自分が好きなalumaniaさんがXperia 1 VIIIのバンパーケースの開発を始めたみたいで実際に製品化されるかは現時点で不明ですが発売されたら購入して使ってみたいかなと思います。

不満がない機種は存在しないと思っておりXperia 1 VIIIは歴代の中でもかなり少ない方です。