GoogleはAIを使ってカメラを進化させており、昨年発表された「Google Pixel 10」シリーズではカメラコーチが実装されました。簡単に言えばAIが撮りたい写真を複数提案した上で、それをユーザーが選択肢、あとは画面に表示されるアドバイスに沿って撮影をすすめていく機能になります。
少なくともより上手く撮りたいと思うユーザーがカメラに興味を持つきっかけとしてはいいのかなと思いますが、必ずしもそれ通りに撮影すれば綺麗に撮影できるかと言われると微妙な感じです。
一方で今回Android Authorityによると、発売以降Pixel 10 Pro XLをずっと使ってきたとしていますが、「本当に意味が分からない」機能があるとしています。ちなみに使い込みが足りないではなく、今まで4000枚以上の写真を撮影してきたとしています。
そして、その意味が分からない機能が「オートベストテイク」だとしています。
本当に機能しているのか?

ちなみに「ベストテイク」はGoogle Pixel 7シリーズから実装されており、複数枚撮影したグループ写真から、それぞれの顔を選び、「全員が一番良い表情をしている写真」を合成してくれる写真になります。
つまり集合写真において一人だけ目を瞑っているみたいなことを防ぐことができ、「オートベステイク」は簡単に言えば「ベストテイク」を自動化した機能になります。
複数枚のグループ写真を撮影すると、ユーザーが顔を選ばなくても、Pixelが自動で最適な表情を選び、完成版の写真を提案するというのが本来の仕様です。しかし実際には全く動かない。問題は、何度試してもAuto Best Takeが発動しないことです。これまではGoogleも発動条件をほとんど説明しておらず、公式サポートページには「Top Shotを自動にすること」程度しか記載がありませんでした。
同サイトによると、年末年始の集まりや友人との写真やイベント会場における撮影などで試してきたのに一度も自動合成された写真を生成されなかったとしています。
本当に目玉機能なのか?

また最近になったカメラアプリにおいて「オートベストテイク」の専用トグルが追加されたとしており、同サイトは有効化した上で「Top Shot」も有効化した状態でサンプルを何枚も撮影したとしています。
Android Authorityの同僚たちにも確認しましたが、Pixel 10シリーズを使っている人の中でAuto Best Takeが正常に動作したという人は一人もいませんでした。私はGoogleにも、Auto Best Takeの仕組み、発動条件、正しい使い方について問い合わせましたが、記事執筆時点では回答を得られていません。
Googleから明確な回答を得られていないからこそ余計にスッキリしないのかなと思います。また今回同サイトが試した感じだと妻と二人で試したとしており、もしかしたら最低でも3人からと人数の条件があるのかもしれません。
とはいえ同サイトはオートベストテイクに関して最後に以下のようにまとめています。
Auto Best TakeはPixel 10シリーズの目玉機能として紹介されました。しかし実際には、ほとんど発動しない、発動条件が不明、成功した事例もほとんど見当たらないという状況です。筆者自身も約10か月使い続けていますが、Auto Best Takeが確実に動作したと断言できる写真は1枚も確認できていません。
ちょっと目玉機能としては分かりにくいのかなと思います。一方で万能でもないため、今回同サイトがテストした範囲だと修正できる許容範囲を超えていた可能性もあるのかなと思います。