今やRAMやストレージのコスト増加でスマホが値上げに直面していますが、特に「RAM」の供給不足は深刻だと言われています。先日にNothingのCEOであるカール・ペイ氏は、もはやRAMのコストのは搭載SoCやディスプレイさえも上回るとしており、スマホを開発する上でコストカットしようがないことからも深刻なのかなと思います。
ただ現時点ではまだピークを迎えていないとしており、今後さらに値上げされる可能性があります。一方でスマホを使う上でどの程度のRAMが必要なのか。Android Authorityが行ったアンケート調査結果は以下のようになります。
| シェア | |
| 4GB | 6% |
| 6GB | 11% |
| 8GB | 27% |
| 12GB | 39% |
| 16GB | 13% |
| それ以上 | 4% |
やはり多くのユーザーは8GBか12GBが必要と考えていますが、スマホの未来ともいえる「AI」がその要件を引き上げていると指摘しています。
スマホやノートPC上で動くローカルAIモデルは、快適な速度で動作するためにRAM上へ展開される必要があるからです。その利点は、AI機能が高速に動作し、プライバシーを守りやすく、インターネット接続なしでも利用できることです。GoogleのMagic Compose、Call Notes、Magic Cueなどは日常的な作業を自動化するために設計されています。クラウドとの通信を待つ必要がなく、端末上で即座に処理を始められるため、レスポンスが速く自然な操作感を実現できます。
特に国内でみるとAIに否定的な声が多い印象を受けますが、少なくともメーカーは今後よりAIを強化していくことに違いはないのかなと思います。
RAMの容量が重要に。

先日Appleが正式発表した「Siri AI」にしろGoogleの「Gemini」にしろ、今後の主軸はオフライン処理だと思います。その理由の一つとしてはセキュリティで、端末内で全て完結出来るのであればセキュリティリスクをかなり抑制することが出来ます。
ただオフライン処理を主軸にするとなると、それだけのRAMの容量が必要になります。
Google Pixelシリーズを見るだけでも、どの機種が最新AI機能に対応できるのかが複雑になっています。Gemini Nano 4で採用されるGemma 4 E2BとE4Bは、それぞれ約4.2GBと5.9GBの容量があり、AI以外のアプリも使うなら12GB以上のRAMが望ましい状況です。しかもNano 3世代より必要メモリは増加しています。Googleの「Gemini Intelligence」も最低12GB RAMを要求しています。
またApple intelligenceでみてもiOS27では最低要件が12GBに引き上げられており、最新世代である「iPhone 17」ですら対象外となっています。正直最新世代ですら使えなくなるのはありえないと思っちゃうところですが、AppleがそれだけのことをしてもAIを前進させようとしていると考えることが出来ます。
常駐が必要になる。

多くのユーザーにとってRAMが8GBもあれば複数のゲームやアプリを切り替えながら使うには十分なのかなと思います。ただ新世代のAIは必要な時に呼び出して使うというよりはRAMに常駐させるというイメージです。
Gemini Intelligenceのような機能は常時待機状態を維持する必要があり、4~5GB規模のモデルを必要な時だけ数秒で読み込むことはできません。そのため12GB RAM搭載スマホでも、実質的にアプリやゲームに使えるメモリは7GB程度まで減ることがあります。AIを使わないユーザーにとっては無駄に感じるかもしれません。
このことからも同サイトは2026年になったRAM8GBの機種を買うということは最新AIの利用を諦めることを意味するとしています。ただ12GBですら数年後には不足する可能性があるとしています。
今でも日常使いにおいてRAMの最低要件は6GB程度と言われていますが、AIの進化によって急激なスピードで機種を時代遅れにしてしまうのかもしれません。このことを考えるとPixel 11ですらRAM16GBに対応してもおかしくない状況なのかなと思います。