Pixel 11シリーズの一部スペック判明。カメラ「進化」でバッテリー「退化」

先日にはPixel 11シリーズのほぼ確定的なデザインが判明しており分かりやすい違いとしてはカメラデザインでPixel 6シリーズの時のような雰囲気ですが実機ではまた違ったように感じるのかもしれません。

今回Android AuthorityがGoogle Pixel 11シリーズの一部スペックに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

3D顔認証は間に合わず。

先日にPixel 11 Pro Foldの壁紙をリークした人物が今回Pixel 11シリーズのスペックに言及しておりまずシリーズ共通のスペック部分からざっくりと確認していきたいと思います。

まず生体認証に関して赤外線をベースにしたProject Toscanaは実装されないとしています。

数年前にGoogle Tensor G5とGoogle Tensor G6の仕様がリークした際にGoogleはPixel 10シリーズかPixel 11シリーズで3D顔認証を搭載するためのテストを進めているとの話でしたが今回の情報通りであればPixel 11シリーズにも残念なことに間に合わない感じです。

ちなみにProject Toscanaの存在は以前にもリークしており参加したテスターによると3D顔認証を搭載したPixelとChrome Bookを使って認証テストを試したと言われています。

またこのテスターによるとiPhoneのFace IDのように滑らかに認証が出来たとの話です。何よりUDCの技術が進んでいないと仮にPixelに実装するとしてもシングルパンチホールのデザインでは厳しくiPhoneのようなピル型のパンチホールデザインにしないと無理です。

またUDCを採用できるとしてもディスプレイにかなりのコストがかかるため微妙に感じます。現行モデルでもクラス3のセキュリティに対応していることを考えるとユーザーからすれば3D顔認証を実装するメリットは低照度の環境でも問題なく認証できることだと思います。

これだけを考えるとコストをかなりかけてまで3D顔認証に対応するのか正直何とも言えないです。ただ仮に3D顔認証に対応した場合画面内指紋認証の実装をやめる可能性はあるのかもです。

Google Tensor G6の仕様。

次にシリーズ共通で搭載する可能性が高いGoogle Tensor G6ですが事前情報とほぼ一緒です。CPUでみるとアーキテクチャは刷新されておりDimensity9500と部分的に似ています。

ちなみにDimensity9500はC1-premiumを3つ搭載してC1-Proを4つ搭載していますがGoogle Tensor G5は従来でいうミドルコアを6つ搭載してバランスをとっている感じです。

なので超大型コアが一つというのは一緒ですがGoogle Tensor G6に大型コアはないです。

項目 内容
SoC Tensor G6 (Malibu)
製造プロセス TSMC N2 node
CPU構成 1× ARM C1-Ultra @ 4.11 GHz
4× ARM C1-Pro @ 3.38 GHz
2× ARM C1-Pro @ 2.65 GHz
GSC Titan M3 (Epic)
GPU PowerVR C-Series CXTP-48-1536
モデム MediaTek M90 (MT6986D)
TPU Codename: Santafe
GXP Codename: Metis

一方でGPUに関しては世代が新しくなったとはいえ2021年に発表されたタイプで地味に古いです。またPowerVR系であることに違いはないので現行モデルと同様に原神は非対応だと思います。

ちなみに一部噂通りであればSoC自体を小型化するためにGoogle Tensor G5ではソフトで無効化されているレイトレーシングやGPUの仮想化などはGoogle Tensor G6では完全にハードレベルで削られるとの話でアップデートでの対応に期待することも出来なくなるかもです。

何よりCPUでみれば2025年でGPUでみれば2021年と中途半端ですがTSMCの2nmプロセスノードを採用するとしており電力効率やパフォーマンスはかなり改善する可能性があると思います。

またCPUで見ればクロック数も上がっているでのベンチマーク批判は多少減るかもしれません。仮に今回の情報通りであればEynos2600に次いで世界で2番目に2NMを採用したSoCになります。

ただコストも爆増する可能性がありPixel 11シリーズの本体価格に影響する可能性もあります。あとは今後aシリーズに搭載することが出来るのかと思っちゃうくらいコストが高いと思います。

肝心なTPU性能は不明なため何ともですがゲーム向けのチューニングはされていないと思います。つまりGPUが重要視されているベンチマークスコアも大して出ないのは当たり前かなと思います。

個人的には電池持ちがどこまで改善しているのか気になるところで少しでも改善してほしいです。

Google Pixel 11シリーズ。

そしてここからは機種別にざっくりと確認していきたいと思いますがPixel 11は4色展開でブラック/グリーン/ピンク/パープルとなっておりバックパネルはおそらく光沢仕上げです。

デザインに関しては前モデル対比で僅かに薄くなるイメージで取り回しはほぼ一緒だと思います。

項目 Pixel 10 Pixel 11
本体サイズ 152.8×72.0x8.6mm 152.7×71.8×8.4mm
重さ 207g ?
カラー インディゴ/フォレスト/レモングラス/オブシディアン ブラック / グリーン / ピンク / パープル
RAM 12GB 8GB(未確定) / 12GB
ディスプレイサイズ 6.3インチ
表示解像度 2424×1080
リフレッシュレート 60〜120Hz
PMW調光 240Hz
輝度/HDR 2000nits 2200nits?
ピーク輝度 3000nits ?

そして今回の情報によると表示解像度にリフレッシュレートにPWM調光などは変わらずです。一方で最大2200nitsとなっていますがHDR表示なのかピーク輝度なのかまでは現時点で不明です。

そしてバッテリー容量に関して直訳だと最小容量となっていますがおそらく定格容量です。

項目 Pixel 10 Pixel 11
バッテリー/定格 4835mAh 4840mAh(最小容量)
バッテリー/標準 4970mAh 4980mAh?
超広角 IMX712(13MP 1/3.1インチ)
広角 GN8(48MP 1/2.0インチ) 新型メインセンサー「Cemosh」、レンズ「Vesta」、約5000万画素の可能性
望遠 3J1(10.8MP 1/3.2インチ)

仮に定格容量だと現行モデルから僅かに増加しますがスペックで5000mAhは超えないかもです。そしてメインカメラセンサーとレンズが刷新され画素数は5000万画素になると指摘しています。

ちなみに現行モデルは海外サイトの情報だと1/1.95インチのGN8をクロップしているとの話で仮に今回の情報通り刷新されるのであればPixel 11aやPixel 11 Pro Foldも一緒かもです。

逆に今回の情報では言及がない超広角と望遠はそのまま継続する可能性があると思います。

Pixel 11 Pro Fold

次に折畳式機種となるPixel 11 Pro Foldですが現行モデル対比で薄型化する可能性があり本体が薄くなっているのであれば軽量化する可能性があるので取り回しが改善するかもしれません。

項目 Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
サブディスプレイ 1,080 × 2,364 OLED
リフレッシュレート:60〜120Hz
HDR輝度:2000ニト
ピーク輝度:3000ニト
1,080 × 2,342 OLED
リフレッシュレート:60〜120Hz
HDR輝度:2450ニト
ピーク輝度:?
メインディスプレイ 2,076 × 2,152 OLED
リフレッシュレート:1〜120Hz
HDR輝度:1800ニト
ピーク輝度:3000ニト
2,076 × 2,160 OLED
リフレッシュレート:1〜120Hz
HDR輝度:2050ニト
ピーク輝度:?

そして今回の情報通りであればディスプレイサイズはほとんど一緒ですがメインディスプレイの表示解像度が僅かに強化されたのに対してサブディスプレイは僅かに減っている感じです。

またディスプレイ輝度に関してもPixel 11と同様で詳細は不明ですがHDR表示における最大輝度であれば現行モデルよりも地味に改善しますがピーク輝度なら大幅な退化になります。

項目 Pixel 10 Pro Fold Pixel 11 Pro Fold
バッテリー/定格 4919mAh 4658mAh(最小容量)
バッテリー/標準 5015mAh ?
超広角 3J1(10.5MP 1/3.4インチ)
広角 GN8(48MP 1/2.0インチ) 新型メインセンサー「Cemosh」、レンズ「Vesta」、約5000万画素の可能性
望遠 3J1(10.8MP 1/3.2インチ)

その他メインカメラセンサーはコードネームをみる限りPixel 11と同じセンサーを採用します。おそらくコストカットのために従来通りSamsung製のセンサーを採用してもおかしくないです。

あとはバッテリー容量に関して先ほど同じく定格容量でみた場合200mA以上も減少しています。なのでスペックでみても減少しており4800mAhちょいのバッテリー容量になるのかなと思います。

広角センサーが大型化されることが影響しているのか本体の薄型化が影響しているのか不明ですがバッテリー容量が減るのは残念でそもそも電池持ちが良くないからこそ不安になる感じです。

Pixel 11 Proシリーズ。

そしてPixel 11 Proシリーズを確認していきたいと思いますがディスプレイサイズは一緒です。表示解像度には言及しておらずディスプレイ輝度がHDR表示における最大輝度であれば僅かに改善していることになり仮にそうであればピーク輝度は3300nitsを超える可能性があります。

項目 Pixel 10 Pro Pixel 11 Pro Pixel 11 Pro XL Pixel 10 Pro XL
ディスプレイ 6.3インチ 6.8インチ
輝度/HDR 2200nits 2450nits 2200nits
輝度/ピーク 3300nits ? 3300nits
SoC Tenso G5 Tensor G6(2nm) Tensor G5
広角 GNV (50MP 1/1.31) 新型50MPセンサー(詳細不明) GNV (50MP 1/1.31)
望遠 IMX858(48MP 1/2.55) 新構成に変更 IMX858(48MP 1/2.55)
超広角 IMX858(48MP 1/2.55) ? IMX858(48MP 1/2.55)
バッテリー/定格 4707mAh 4,707mAh 5,000mAh 5079mAh
バッテリー/標準 4870mAh 4870mAh? ? 5200mAh

そしてバッテリー容量に関してPixel 11 Proは定格容量であれば一緒なのでスペックでもおそらく一緒ですがPixel 11 Pro XLに関しては僅かに減少する流れとなっています。

そしてカメラに関して詳細は不明としながらも広角と望遠の両方が刷新される可能性があります。

広角に関しては1/1.3インチのGNVを採用しているとの話ですがSamsung製を卒業するのか非常に気になるところで望遠に関しては新構成に変更とされていますがセンサー自体は一緒なのか望遠の構造のみが変更されるのかは不明で今回の情報通りであれば一気に強化されそうです。

Googleにどのような狙いがあるのか不明ですがカメラのコストはかなり増加すると思います。あくまでも個人的にはSamsung製からの卒業とセンサーサイズの大型化に期待したいところです。

また望遠が刷新されるのであれば光学倍率も変更される可能性が出てくるのでテレマクロに対応する可能性が出てくると過度の期待は厳禁ですが今まで以上に楽しみが増えた感じになります。

またPixel 11 Proシリーズは現行モデルにあった温度測定センサーが廃止になっておりLEDフラッシュが大型化していますが一部情報によるとPixel GLOWに対応するとの予測です。

Android17の内部コードから見つかっており簡単に言えばNothingのグリフインターフェイスと似たLED通知機能で最大8つのLEDランプを使ってユーザーに通知をしてくれるとの話です。

現時点で詳細は分かっていないですがユーザーが任意で色を選んだりオプションがあるみたいです。LED通知自体は珍しいことではありませんが温度測定センサーよりは実用性があるかもしれません。

RAMやストレージの減少。

最後に今回の情報を確認すると未確定としていますがRAMの容量が減少する可能性があります。

ちなみにPixel 11に関しては8GBからになる可能性がありPixel 11 Pro Foldは12GBからと一段階下がる感じでPixel 11 Proシリーズに関しては今回言及していませんが最大16GBとされていることを考えると12GBがベースになる可能性がありますが仕方ないかなと思います。

容量構成(推測)
Pixel 11 Pixel 11 Pro Pixel 11 Pro XL Pixel 11 Pro Fold
RAM8GB/ROM128GB

RAM12GB/ROM256GB

 

 

 

RAM12GB/ROM256GB

RAM16GB/ROM512GB

RAM16GB/ROM1TB

 

RAM12GB/ROM256GB

RAM16GB/ROM512GB

RAM16GB/ROM1TB

 

RAM12GB/ROM256GB

RAM16GB/ROM512GB

RAM16GB/ROM1TB

ちなみにPixel 10でみるとRAM12GBですがAI Coreを常駐させているのでRAM3GB分はAI用にロックされているので実質RAM9GBという感じですがPixel 11でRAM8GBになるのであればAI Coreの常駐は無理だと思うので日常使いは変わらずともAIで地味に差がでるかもしれません。

またPixel 11 ProシリーズもAI Coreを常駐させているのであれば実質RAM8GBとほぼ一緒です。こうなってくると日常使いでも差を感じる可能性がある一方でコスト増加の中仕方ないところです。

おそらくですがベースモデルのRAMを削ることで価格を出来るだけ据え置きにしつつ上位構成はRAMとストレージを強化することで値上げもしっかり行う流れにするのかなと思います。

今回はPixel 11シリーズの一部スペックがリークしたのでざっくりとまとめてみましたがバッテリー容量が減ったことに対してディスプレイやSoCに5Gモデムの強化による電力効率の改善でどこまで底上げできるかが重要であとはカメラセンサーの刷新が非常に楽しみな感じです。