今のスマホが「進化がない」とか「中途半端」に感じてしまう最大の理由

ここ直近でみるとRAMやストレージの供給不足に伴いコストが爆増しており、もちろん「スマホ」の価格にも影響しています。特にエントリーモデルはストレージとRAMだけでコストの構成シェアが40%を超えているとも言われており、薄利多売だからこそRAMやストレージのコストが高くなった分本体の値上げに直結しています。

一方この状況に対して、Nothingのカール・ペイ氏はメーカーがとる選択肢は「値上げ」か「スペックダウン」の2択になるとしており、同社は前者を選択しつつも価格の合理性を感じられるようにしっかりスペックも底上げしてきています。

考え方が逆転?

少なくともGalaxy S26 Ultraに関しては「プライバシーディスプレイ」という分かりやすい新機能があるのでマシですが、Galaxy S26やGalaxy S26 Plusに関しては前モデルの超マイナーアップグレードモデルという印象を受けます。

そしてSamsungはここ数年この傾向が顕著で、今回Phone Arenaが面白いコメントをしていることが判明しました。

iPhone mini、iPhone Air、Galaxy S25 Edgeなど、多くの“ほぼフラッグシップ”モデルは同じ問題を抱えています。それは「何を目指した製品なのか分からない」ということです。本来は“特徴”を先に決め、その価値に見合った価格を設定すべきなのに、多くのメーカーは先に価格帯を決めてしまい、その範囲内で無理やり製品を作っています。

「Galaxy S27 Pro」は安易に安くすべきではないという記事の一部になりますが、納得できる指摘なのかなと思います。

しかも、その価格設定が低すぎるケースが多い。その結果、「お金がないから小型機を選ぶ」のではなく、「持ちやすさを重視して小型機を選びたい」富裕層ユーザーに刺さらない製品になっています。

少なくともハイエンドコンパクトモデルが欲しいという声の多くは、「安くて取り回しのいい機種が欲しい」という感じで、実際に想定よりちょっと高かったiPhone 12 miniなどは大失敗だったと言われています。

結局のところ中途半端に感じてしまう最大の原因なのかなと思います。

安ければいいわけではない。

もちろん本体価格が高くなればなるほど販売台数は一般的には限定されると思います。ただスマホ市場においては「Apple」が存在しており、どんなに高くても価格に対する合理性を感じられるのであればユーザーは買うということを証明しています。

もちろんAppleも価格を抑えるために様々な努力をしているとは思いますが、「安くする」ことが前提ではない可能性が高いです。もちろん開発進捗などでその年最高のiPhoneを出せなかったとしても、可能な限り最高のiPhoneを出していると思います。

一方同サイトの指摘をみる限り、Samsungは「iPhoneと同じ価格帯にする」という前提があるため、結局は当初実装したいと考えていた機能があっても結局はコストのために「引き算」が中心になってしまうのかもしれません。

ただ引き算をして価格帯を揃えようとしても、他の要因でコストが吸収しきれず、中途半端な価格設定になったのがGalaxy S26シリーズなのかなと思います。

ラインナップで明確化するべき。

同サイトが指摘している通り、フラッグシップはメーカーの技術を魅せる機種であって、安くすることが主体の機種ではありません。ただ現状だと「価格優先」の印象が強く、ラインナップが多いメーカーの機種ほどラインナップが複雑化している印象を受けます。

特に中華系はサブブランドにUltraを追加しようという流れがあれば、フラッグシップモデルではUltraを廃止しようという流れもあり、一般層からすれば本当によく分からない状況になっていると思います。

だからこそフラッグシップモデルかつハイエンドであれば価格よりも「やりたいこと」を優先するべきなのかなと思います。逆にこれが出来ないと販売台数でAppleに勝てたとしてもブランド力では勝てないのかなと思います。