国内における「Galaxy S26」シリーズの売上は不明ですが、アメリカや韓国では好調な売上を記録していると言われています。とはいえ直近で発表された市場調査会社のレポートを確認する限りですが、第1四半期にGalaxy S26 Ultraがトップ10にランクインすることはなかったです。
例年と比較して発売が遅れた影響も大きいと思いますが、それでもUltraモデルがランクイン出来なかったのは想定外で、何よりGalaxy S26シリーズの売上が好調なのであればモバイル部門が初めて「赤字」になると暗い情報が先行しないようにも感じてしまいます。
「売れている」けど革新はない。

今回Android AuthorityによるとGalaxy S26シリーズの成功はユーザーにとって今後あまり良くない状況になることを占めていると指摘しています。その理由として「革新」がなくても好調な売れ行きを示していることだとしています。
私はマニアだけの世界で生きているわけではないし、ベンチマークだけでスマホ購入を勧めたりもしない。ただ、Samsungはバランスを取る必要がある。日常使用体験は確かに素晴らしいが、それは1300ドルのスマホに期待されるハードウェア進化を省略して良い理由にはならない。
少なくとも販売が好調であることを考えると、Samsungの市場ニーズに基づく製品開発は正しいと判断することになります。逆に言えば進化がなくても売れるということは、今後も大して進化をさせずにコストカット重視の製品開発を継続する可能性があることになります。
新機能は期待はずれ。

またGalaxy S26シリーズにおいて、ハードで最も分かりやすい進化となるのがGalaxy S26 Ultraの「プライバシーディスプレイ」ですが、同サイトによれば期待はずれだと指摘しています。
公共交通機関を頻繁に利用する都市部ユーザーにはメリットがあるかもしれない。しかし実際には、最大プライバシーモードにしない限り、かなり斜めからでも画面は見えてしまう。そして最大設定では、まるで曇ったレンズ越しに見ているような酷い表示品質になる。さらに、Galaxy S25 Ultraよりも輝度や視野角が悪化しており、長時間使うと目にも優しくない。わずかなプライバシー向上のために、このトレードオフは割に合わない。
直近のリークをみる限りではGalaxy S27 ProとGalaxy S27 Ultraで採用されると予測されていることからも、Samsungは今後も改善を重ねつつ継続していく可能性があります。
一方で現状をみる限りではユーザーを選ぶディスプレイに進化したことに違いはないです。
革新よりも「買い替えサイクル」を重視。

少なくとも自分のようなオタクからすれば、前の機種と比較して最新機種はどのような進化を遂げているかが気になります。ただ同サイトによれば、Samsungは「革新」よりも「買い替えサイクル」をかなり意識していると指摘しています。
Galaxy S25 Ultra発表前説明会で、Samsung担当者が「Galaxy S22 Ultraからの進化」を何度も強調していたのを覚えている。3年前の機種と比較すれば凄く見えるのは当然だ。しかし、1300ドルの新型スマホに求められる基準がそれだけなのか? 残念ながら答えはYESだ。
国内でも一緒ですがアメリカでも多くのユーザーはキャリアで分割払いで購入することが多く、大体のユーザーは3年周期で買い替えをするとしています。つまり3年前の機種と比較して進化していれば問題ないという感じで、極端な言い方をすれば3年間かけて進化をすれば十分と考えている可能性もあります。
この未来が嫌だ。

最後に同サイトが以下のようにまとめています。
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』で、若きインディが帽子を手に入れる場面がある。敵役は帽子をインディに被せながらこう言う。「今日はお前の負けだ。でも、好きになる必要はない」今のGalaxy S26 Ultraに対する私の気持ちはまさにそれだ。Samsungが何をしているのか理解しているのも事実だし、販売台数も嘘をつかない。しかし、それを好きになる必要はない。
結局メーカーとしては確実な戦略だと思う一方で、Galaxy Zシリーズに関して折畳式機種を購入するのは既存ユーザーのみとターゲットを限定化したからこそ、中華メーカーに押されつつ、さらにiPhone Ultraに太刀打ち出来ない可能性もあります。
一方でGalaxy Zシリーズでは以前のようなワクワクすることを試している感じに見えるからこそ、Galaxy Sシリーズでもワクワクするようなスペックゴリ押しのモデルがあっても面白いのかなと思います。