直近の情報からもGoogle Tensor G6では「CPU」が刷新される可能性があります。Google Tensor G5でみれば他社と比較してほぼ3世代遅れのCPUを採用していますが、Google Tensor G6はDimensity9500と同じくC1 Ultraを採用するとの話からも、今年でみれば1世代遅れまで縮小できることになります。
現に今回Android Authorityは以下のようにコメントしています。
Tensor G6は、4.11GHz動作のArm C1-Ultraコアを1基、3.38GHz動作のC1-Proコアを4基、さらに2.65GHz動作のC1-Proコアを2基搭載するとみられている。GoogleはArm Cortex-X925世代を完全にスキップし、強力なMediaTek Dimensity 9500と同じCPU世代へ一気に飛び級する形だ。
またGeekBenchのシングルコアを基準にすると、古いコアと新しいコアでは理論上40%近くのパフォーマンス向上の余地があり、実際にそれに近いパフォーマンスが出れば大幅な改善になるとしています。
さらにクロック数が増加していることに加え、高効率コアを減らしていることからも、マルチコアのパフォーマンスはそれ以上伸びる可能性があります。何よりGoogle Tensor G6は理論上では40%近くのパフォーマンスの改善に期待することが出来ます。
保守的であることに違いはない。
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一方で同サイトによるとGoogle Tensor G6でCPUのアーキテクチャーが刷新されても他社と比較すると保守的であることに違いはないとしています。
同じArmコアを採用するDimensity 9500は、C1-Ultra×1に加え、より大型かつ高性能なC1-Premiumコアを3基搭載している。またQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5は、大型カスタムOryonコア2基+小型コア6基という構成で、重い処理に強い。モバイルとPCの融合を狙うなら、大型高性能コアを複数積む構成が有利だが、Tensorはまだその領域には達していない。
あくまでもアーキテクチャーだけで見れば、Galaxy S26のグローバルモデルが採用している「Exynos2600」に近い存在になる可能性があるとしています。むしろGoogle Tensor G6の方がクロック数が高いためスコアが伸びる可能性があります。
何より日常使いで困るようなCPUパフォーマンスにはならない可能性が高いです。ただネックになってくるのが「GPU」だとしています。
GPUが最大の弱点。

そしてGPUに関してPowerVR DXT-48-1536からPowerVR CXTP-48-1536へ刷新されるとしています。ただImagination TechnologiesのGPUラインアップでは、A〜Eで性能階層が分かれているが、CXTPがどの位置づけなのかはよく分かっていない状態だとしています。
調査した限りでは、「P」付きモデルは2021年世代Cシリーズには存在しなかった。もしDXT→DXTPの関係と同じなら、「P」は電力効率改善版を意味する可能性が高い。DXTPは2025年初頭に登場し、DXT比でワット当たりFPSが20%向上していた。CXTPも同様の効率改善を狙ったモデルかもしれない。
なので同サイトの指摘通りであれば、Google Pixel 11シリーズはゲームパフォーマンスよりも「省電力」に重点を置いている可能性が高いとしています。ちなみにCシリーズGPUは、Dシリーズほどピーク性能重視ではなくImagination自身も、CXTは面積当たり性能を20%改善した設計だとしています。
コストカットが狙いの可能性も。
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少なくとも同サイトの指摘通りであればGPUをCシリーズに変更した理由としては「電力効率」の改善とGPU自体の小型化を優先している可能性があり、シリコン面積を節約することで製造コストを抑える狙いがあります。
現時点での情報でみればCPUと2nmプロセスノードの採用でパフォーマンスや電力効率の改善をしつつGPUでコストバランスをとっているように見えます。
Tensor G6もその方針を変えるわけではなく、むしろAIと独自機能強化が本命だ。実際、Tensor G6では長年問題視されてきたSamsung Exynosモデムを廃止し、MediaTek M90へ移行すると言われている。これにより、Pixelシリーズ特有の通信不安定やバッテリー消費問題が改善される可能性がある。
またTitan M3チップの搭載や新世代TPU「Santafe」、ISP「Metis」も搭載予定と、オフライン処理におけるAIの強化や画像処理の強化に期待できる状況になります。何より同サイトによればGoogle Pixel 11シリーズはAI体験とカメラの進化の二軸になる可能性があると指摘しています。