高画素マーケティングの弊害。Nothing Phone (4a) Proが詐欺扱い

いかにユーザーに分かりやすく機能をアピールするかがメーカーにとって重要であり、出来ればインパクトを残したいところだと思います。一方で中華メーカーを中心に過度に行ったマーケティングの影響が逆に弊害を生み出しているようにも感じます。

分かりやすい例としてはカメラの画素数で、「高画素」であればあるほど綺麗に撮れると思っているユーザーが多いです。なのでエントリーモデルやミドルレンジの一部機種はセンサーサイズで見れば超豆粒でも画素数が高いことから、綺麗に撮れると売れた機種もあるのかなと思います。

今回YouTubeでこのマーケティングの弊害なのかなと思うコメントを頂きました。

高画素のまま撮影出来る。

自分のようなオタクからすれば、今のフラッグシップモデルは「ピクセルビニング」が当たり前の印象です。例えば広角が48MPの機種であればピクセルビニングを使っており、実質12MPで撮影している感じで、最大の画素数で撮っていないのは当たり前とう感じでした。

逆に最近は「高解像度モード」という機能が追加されていますが、これは今までは最高画素数で撮影せずピクセルビニングを使っていてことの裏返しなのかなと思います。

ただ一般層には分かりにくい部分なのかなと思います。

この機種は5000万画素で140倍は使えません。3.5倍までのみズームできるようになってます。 140倍の写真撮影には1200万画素のカメラ・レンズを使用するため。綺麗とは思えません。

今回頂いたコメントはNothing Phone (4a)  Proのカメラのことを指摘していますが、50MPで最大140倍まで撮影できると誤認してしまったみたいです。

「5000万画素で140倍と記載している。」としていますが、公式サイトをみても以下のような文面くらいしか見当たりません。

Phone (4a) Proは、光学手ブレ補正を持つ50MPのペリスコープカメラを搭載。このカメラは最大140倍のウルトラズーム⁴に対応します。いま販売されているスマホの中で最もパワフルなズームです。

50MPの望遠を搭載していることと、最大140倍ズームになっていることは同じ望遠のことを言っているとはいえ文章としてはきれています。ただ分かりにくかったのか誤認してしまったみたいです。

高画素マーケティングの弊害。

また以下のようにもコメントを頂きました。

二億画素カメラレンズがなくても良いかと思い購入しましたが、完全に裏切られる形で終わりました。 1200万画素のズームではとても、使えたものではありません。

あくまでも文面でみた場合の話ですが、「画素数」が絶対的な優先事項となっています。ちなみに2億画素の望遠を搭載したvivo X300 Ultraで見ても200MPでの撮影は3.7倍で50MPに制限したとしても最大10倍とズーム倍率でみればたかが知れています。

また高画素モードではディテールは潰れにくくなりますが、ズームにおける画質が担保されるというわけではありません。むしろ画質を出来るだけ担保するために出来るだけ高画素の望遠センサーを搭載して、クロップしながら画質を担保しようとしている感じになります。

難しいところだと思う。

今回のコメントはNothing Phone (4a) Proを指摘していますが、別にNothingの機種だけが問題というわけでもなく、個人的にはNothingの公式サイトにおけるプロモーションに問題があると思いません。

結局のところは今までの業界のプロモーションの弊害の一つなのかなと思っています。一般層からすれば画素数が高くてカメラの数が多ければ、カメラが良いと思えるようなマーケティングをしてきたからこその問題だと思います。

一方で今後は2億画素に対応したセンサーを採用する機種が増えているので、今まで以上に画素数のアピールが激しくなりそうなので注意が必要なのかなと思います。