2018年頃はフラッグシップモデルでさえ「10万円」以内であったことを考えると、今の価格に面をくらう人が多いのも納得出来ます。また従来はスペックがしっかり進化しつつも安かったことからも、「スペック」を基準に価格を判断する傾向が今でも強いのかなと思います。
ただ今や20万円を超えてきた上に市場が成熟したことで以前のような分かやすい進化もないことからも、スペックだけで良し悪しを判断するのは厳しいのかなと思っています。
先日より国内でも発売されたXperia 1 VIIIですが、Sonyによれば「付加価値」で判断してほしいとの声。ただユーザーからすれば圧倒的に「価格」で批判されることが多いです。
Xperiaが他社より高い理由。

よく他社よりXperiaは高いと批判されることが多く、他社より高ければ売れるはずがないと厳し目の声も多いです。なので改めてXperiaが他社より高い理由をまとめてみると以下のようになります。
| 進化・差別化項目 |
Xperia 1 VIII の高付加価値 |
Galaxy S26 UltraやiPhone 17 Pro Max等との決定的な差 |
① 光学を極めた
超大型望遠カメラ |
• スリムな筐体をキープしながら、他社を凌駕する物理的に巨大なカメラセンサーを望遠ユニットに統合。
• iPhoneやGalaxyのように「数秒間のAI手ブレ夜間合成(ナイトモード)」に頼らず、高速シャッターで暗所や動く被写体の一瞬をシャープに捉えるプロ向け光学仕様。 |
◯ ハード設計にお金を投資:
ソフトウェアによるごまかし(AI補正)ではなく、高価な大型の光学ガラスレンズや大型センサーを物理的に載せているため部品コストが非常に高額。 |
② プロ用途に必須の
伝統端子の完全維持 |
• 現代のトレンドに逆らい、高音質・遅延ゼロのオーディオモニターを可能にする「3.5mmヘッドホンジャック」を維持。
• 超高ビットレートの動画・RAW撮影データを即時大容量保存・外部移動できる「MicroSDカードスロット(工具不要)」を完備。 |
◯ 削らない高級感:
他社は部品スペース削減のためにこれらを全廃。高密度基板にこれらの端子を安全に収める独自の追加金型・スペース設計コストをソニーはあえて引き受けている。 |
③ 圧倒的な「軽さ」と
凝縮ハード設計 |
• 競合の最上位機が230gを超えて重厚化する中、異次元に軽量でスリムなプレミアムボディを実現。
• Snapdragon 8 Elite Gen 5という超高性能・高発熱なSoCを積みつつ、この軽量ボディで高い放熱効率と筐体強度を担保している。 |
◯ 設計難易度の上昇:
「デカくて重いフラッグシップ」に比べて、スリムな中にすべてのハイエンド機能を詰め込む高密度実装は、研究開発費およびパーツ加工の歩留まり(生産コスト)を押し上げる。 |
④ ソニー製高音質
アンプ&チューニング |
• 有線のみならず、内蔵のステレオスピーカー自体の音響特性をプロが監修。歪みがなく音圧のある圧倒的な高音質を実現。
• ソニーミュージックなどの総合エンタメ企業の音響技術(360 Reality Audioや独自のDSEE Ultimate)ライセンス・ハードウェアを直結。 |
◯ 独立アンプ回路:
他社がコストカットするオーディオ周りにおいて、専用機(ウォークマンなど)に近い高度なアンプ・DAC周りの設計に原価を投じているため。 |
⑤ マニアターゲットの
「小規模高品質」生産 |
• 万人受けする大衆向けモデルとして数百万・数千万台をばら撒くのではなく、カメラマニア、音響ファン、ソニーファンなど**「わかる人」に向けた少量高品質生産(ニッチ戦略)**を徹底。 |
✖ スケールメリットの差:
iPhoneやGalaxyのように「部品の大量仕入れ」によるコストカットが働きにくいため、ソニーこだわりの部品1つひとつの調達コストが製品価格にダイレクトに上乗せされる。 |
後継機種ではもっと筐体サイズを大きくすれば、スペックも強化しやすく内部設計におけるコストも抑制しやすくなるのかなとは思いつつも、Sonyはスタイリッシュであるべきだと判断しているからこそ、今のサイズ感に拘っているのかなと思います。
またXperia 5シリーズが実質終了しているからこそ、その受け皿として筐体サイズを大きく出来ないジレンマもあるのかなと思います。
大人の事情は大きい。

何よりGalaxyやiPhoneと比較してハードやソフトなどで劣る部分があるからこそ、Xperiaの方が高いのはありえないとの指摘があるのかなと思っています。とはいえ「安ければ」買うのか?という話でもなく、安ければ何でもいいというのは少なくともフラッグシップモデルに求めることではないです。
一方でやはり製造コストが高いというのは大きなネックで世界トップのシェアを誇るiPhoneやGalaxyとは比較にならないほど製造コストは嵩んでいるのかなと思います。
だからこそSonyは自社の強みを活かして、魅力に感じてくれている人にしっかり売るマーケティングを採用しているのかなと思います。