厳し目の指摘。Googleが折畳式機種を継続する意味はあるのか

事前情報からもGoogleは8月12日に新製品発表会を開催して、Google Pixel 11シリーズを正式発表する可能性があります。ちなみに直近の情報からも現行モデルと同じく4モデル構成になる可能性が高いです。

一方でハードにあまり積極的な印象がないGoogleがよく4モデル構成を維持しているなと思うところもあります。ただ今回Android AuthorityによるとGoogleは折畳式機種を出す意味があるのかと指摘しているので確認したいと思います。

折畳式機種を継続する必要があるのか。

直近の情報からもGoogleは8月のイベントで「Google Pixel 11 Pro Fold」を正式発表する可能性が高いですが、今回同サイトによるとそもそもGoogleは折畳式機種を継続する必要があるのかと指摘しておりまとめると以下のようになります。

検証カテゴリー コラムの指摘・検証詳細 競合と比較したGoogleの致命的な弱点
① ソフトウェア優位性
の完全な喪失
• かつてPixel Foldを買う最大の価値は、分割画面マルチタスクやAI機能などの「クリーンなソフトウェア体験」にあり、重く不格好なハードを帳消しにできた。
• しかし、2026年現在では折りたたみUIの最適化は他社もできて当たり前の標準仕様(table stakes)となっており、もはやGoogle独自の強みではなくなった。
✖ ソフトだけでは勝てない:
折りたたみ市場は「極限のハードウェア競争」へ突入。今後AppleがiPad/iPhone譲りの独自ソフトを提げて参入すれば、Googleの優位性は完全に消滅する。
② 薄型化への執着と
バッテリー削減の謎
• リーク情報によると、新型「Pixel 11 Pro Fold」は前作からほんのコンマ数ミリしか薄くならず、他社(中華系やサムスン)の圧倒的な薄さ・軽さに追いつけない。
• にもかかわらず、そのわずかな薄型化の代償として、バッテリー容量を前作の5,015mAhから4,750mAhへと大幅に縮小している。
✖ 意味不明な仕様:
大画面を駆動するため他社ですら電池持ちに苦しむ折りたたみにおいて、電力消費の激しい独自チップ(Tensor)を積みつつバッテリー容量を減らす設計は暴挙。
③ カメラスペックの
明らかな手抜き
• 折りたたみ機はシリーズ最高額(約30万円〜)の製品であるにもかかわらず、標準の「Pixel 11 Pro XL」などに搭載されている最新鋭の高性能カメラセンサーや強力なズーム機構が今回も搭載されない見込み。
• 噂では、わずかに改良された50MPセンサーがお茶を濁す程度に載るだけとされる。
✖ アイデンティティの崩壊:
Pixelの看板価値であるはずの「最高のカメラ体験」を最高額モデルのユーザーに提供しないという姿勢は、ハードウェアの数式として明らかに矛盾している。
④ 画面の「折り目」
技術での停滞
• サムスン(Galaxy Z Fold8など)をはじめ、競合メーカー各社は中央の「シワ(折り目)」を目立たなくするクリースレス(Creaseless)化技術を著しく向上させている。
• 対してGoogleの新型は、依然として画面中央の不快な折り目の溝がハッキリと残った状態での出荷になると言われている。
✖ 競争力ゼロ:
折りたたみの存在意義であるはずの「大画面の没入感」において、競合が次々課題を解決する中でGoogleだけが立ち止まったままになっている。
📢 筆者の辛口な総括: 「ライバルたちが折りたたみの最大の課題(シワ、バッテリー、カメラ)を技術力で次々と解決する中で、Googleのようにただ立ち止まることは許されない。他社を圧倒する業界トップの折りたたみ機を作る気がないのであれば、そもそもこの高額な折りたたみPixel市場から完全に撤退すべきである。」

もちろん正式発表されていないため、ハードだけで判断することは出来ないですが、直近の情報をみる限り「Google Pixel 11 Pro Fold」のスペックにはあまり期待出来ない状況となっていることに違いはないです。

特に同サイトが指摘しているように、カメラと安定性の部分は頑張ってほしいかなと思います。

ソフトの充実も。

個人的にPixel 10 Pro Foldを使っていて他社が羨ましいと思うのが「フレックスモード」です。Galaxyやvivoでみればフレックスモードに非対応のアプリを強制的に対応させるオプションがありますが、Googleは実装していないです。

一方でフレックスモードに対応しているアプリは限定的で、Amazon Prime Videoすらフレックスモードで見れないのは不満です。Android 17で折畳式機種への最適化が必須要件になっているため今後状況が変わってくると思いますが、物足りない部分はオプションを提供することでカバーしてほしいかなと思います。

個人的には今後もGoogleに折畳式機種を継続してほしいですが、スペックだけでみれば「Pro」を冠するには物足りなく、それこそ「Pixel 10 Fold」や「Pixel 11 Fold」の方がまだしっくりくるかもしれません。