2026年。スマホ市場に異変。Pixelは正念場へ

RAMやストレージのコスト増加はかなり深刻な状況となっており、国内でみると先日のAppleの価格改定で実感した人が多いという印象を受けます。

ただ主観ですが値上げ前に購入できた俺は勝ち組みたいな声は、コスト増加の影響を今回受けなかっただけの話で、次買い換える時にはほぼ間違いなく受けるのかなと思います。

何よりRAMやストレージのコスト増加は非常に厳しく、Android Headlinesによると今後スマホの価格はさらに高くなると指摘しています。

出荷台数は大幅な減少に。

今回の情報によると海外の市場調査会社が新たに公開したレポートからも2026年は市場全体で大きなマイナスになるとしています。

こうした状況を受けてスマートフォンメーカー各社は、従来の「低価格・大量販売」戦略から転換し、利益率の高いプレミアムモデルを重視する方向へシフトしています。その結果、2026年の世界のスマートフォン出荷台数は前年比12.2%減の10億9,300万台になると予測されています。2025年と比べると約1億5,200万台もの減少です。

一方で興味深い部分としてはと金額ベースでみた場合に前年対比で6.1%の増加になる可能性があるとしており、エントリーモデルの販売台数が減少する分台数ベースでは市場規模が縮小されますが、値上げ+ユーザーのニーズの変化により金額ベースでみれば市場が拡大することになりそうです。

スマホの値上げ要因は強め。

またグローバル全体でみた場合の平均販売価格は2025年の$467から$565に上昇すると予測されており、約21%の上昇は市場最大規模になるとしています。そしてすでに言われてることですが、スマホの価格が高くなる要因としてRAMのコスト増加があるとしています。

  • DRAM価格:2026年第1四半期に前四半期比80%超上昇
  • NANDフラッシュ価格:同じく80%超上昇
  • 第2四半期も価格上昇が続いている

また調査会社の幹部を以下のように指摘しています。

「スマートフォン業界は現在、大きな転換期を迎えています。各メーカーは短期的な部品コスト上昇への対応を迫られており、一部メーカーは将来の値上がりに備えて部品在庫を積み増し、先行者利益を得ようとしています。DRAMやNAND価格が新たな水準で安定すれば、市場は再び安定局面へ入り、各社は本来の戦略へと注力できるようになるでしょう。その転換点は2027年後半になると予想しています。」

ちなみに最も悪影響を受けている地域がアフリカ方面である一方でプレミアムモデルの販売比率が高い先進国市場は、比較的影響を受けにくいと指摘しています。

付加価値と特徴。

少なくともAppleに関しては今後も絶対的な強さを見せると思っており、その理由として「ブランド力」です。昔から高くても欲しいとある意味憧れの的になっているからこそ、値上げされたとしても売れるのかなと思います。

一方で厳しいのが「コスパ」とか「安さ」で勝負してきたメーカーでGoogle Pixelは瀬戸際なのかなと思います。とりあえずGoogle Pixelに触ってもらうことを前提に大盤振る舞いをしてきたからこそ順調な成長を重ねてきましたが、一方で多くのユーザーのイメージは「安い」だと思います。

ただGoogleはここ数年で「AI」にかなり力を入れており、AIというイメージがついてきている中で今後AIがより一般ユーザーに定着するかどうかなのかなと思います。

単純に「スペック」が優秀というだけで売れる時代は終わったと思っており、それこそスペックで勝負するとなれば本体価格が高くなります。なのでメーカーとしては自社のイメージをどうブランディングさせることができるかどうかで、Googleの場合はAIを定着させることが出来れば強く、逆に出来なければコスパが悪いと言われるだけになってしまうのかもしれません。