先日には国内でもいよいよ発売されたXperia 1 VIIIですが評判はかなり良さげの印象です。例年であればXperiaの新製品が発表されると荒れやすいですが今年は落ち着いている印象です。
今回はXperia 1 VIIIを使ったからこそXperia 1 IXに期待したいことをまとめたいと思います。
発熱対策の強化。
以前Sonyの方に聞いた話だと開発期間は1年以上かかることがあるとしており市場でみればXperia 1 VIIIが発売されたばかりですがXperia 1 IXの開発は開始していると思います。
実際にXperia 1 VIIIユーザーのフィードバックがどこまで反映されるのか不明ですが現行モデルが抱えている課題をやはり後継機種では少しでも改善してほしいのかなと思います。
その上でXperia 1 VIIIを使ったからこそ見えてくる課題点の一つは発熱の制御に感じます。
個人的にはQualcommの最新かつ最強のSoCを必ず採用する必要があるのか疑問に感じます。
正直インフレしすぎの印象でXperia 1 VIIIでみるとハードによる発熱対策だけだとSnapdragon 8 Elite Gen 5の暴れ馬ぶりを制御しきれていない印象でソフトで強めのスロットルダウンをかけてパフォーマンスの持続性を出来るだけ担保しているように見えます。
前モデルと同様にベイパーチャンバーを搭載していますがカメラデザインの変更もあり十分な放熱効率を担保出来ていないのか普段使っていて一番感じる部分としてはカメラだと思います。
他の方のレビューをみるとXperia 1 VIIIのカメラにもたつきが発生する理由としては発熱によるラグの可能性があると指摘しており以前の動画でも言及させて頂きましたがボケモードで撮影している時はラグが発生しやすく発熱もしやすいのかなとは思います。
中華系で見ると撮影した画像に対して画像処理よりも次の撮影を優先するチューニングを採用しているように見える一方でXperia 1 VIIIの場合は画像処理を優先している印象です。
なのでボケモードなどで連続撮影すると画像処理が追いつかなくなりラグが発生する印象です。Sonyのチューニングの問題なのかそれとも発熱が原因なのかこの両方なのかは不明です。
Xperia 1 IVの時にはカメラが熱落ちする現象が多発してXperia 1 Vでは搭載SoCによる消費電力効率の改善に加えアルゴリズムの見直しでカメラ撮影時の消費電力を抑制しています。
一方でXperia 1 VIIIでは望遠が大型化されたことで画角差が減ったことからも今まで以上にアルゴリズムが強化された結果なのか消費電力自体が従来よりかなり増えた可能性もあります。
またカメラデザイン自体が変更されたこともあり放熱効率がまだ最適化されていないのか不明ですが後継機種ではかなり細かい部分ですがラグが改善すれば嬉しいかなと思います。
個人的にはよほど本体が発熱している時以外ではあればカメラの起動や通常の撮影で特段もたつきを感じにくいですが通常モードでもかなりの頻度で撮影を重ねれば別かもです。
自分はそのようなシーンだと面倒なのでバースト撮影するので使い方で印象がかわるかもです。
電池持ちの底上げ。
次に2つ目としては電池持ちの改善で自分の使い方であれば日常使いであれば問題ないです。ただシリコンカーボンバッテリーを搭載した中華系のフラッグシップモデルの電池持ちの良さを知っているとXperia 1 VIIIの電池持ちは日常使いであってもちょっと物足りなくは感じます。
またどの機種であってもそうですが発熱するような使い方をすると電池の減りは速くなります。Xperia 1 VIIIの場合はカメラ使用時が顕著で旅先などではちょっと不安になるかもです。
なのでシリコンカーボンバッテリーとは言わずともバッテリー容量は増やして欲しいところです。
Sonyがシリコンカーボンバッテリーを開発しているのか不明ですがおそらくネックなのはシリコンカーボン自体のコストと品質に加えて特にヨーロッパにおける輸送コストの増加です。
すごくざっくり言えばバッテリー容量が5400mAhを超えると危険度がクラス9に上がります。そのため追加の書類など手続きにおけるコストと何かあった場合に備えるための特殊な梱包と追加コストが二重にかかるからこそSonyはバッテリー容量の増加を躊躇しているのかもです。
すでにAnkerのトップが今後数年でモバイルバッテリーが不要になると発言するくらいスマホのバッテリー容量は急激に増加しており中華系でみれば今年は8000mAh以上が目安になります。
また一部機種は1万mAhを超えると言われている中でスペックが全てではないですがいつまでも5000mAhというのは寂しい感じでさらにSoC自体もスペックでは処理性能も電力効率も改善しているはずなのに処理性能が改善した分消費電力が悪化して発熱しやすくなった印象です。
だからこそバランスをとるためにもバッテリー容量は少しでも増やしてくれれば嬉しいです。
Qi2に対応してほしい。
また本体にマグネットを内蔵しないとしてもQi2.2に対応すること最大25Wのワイヤレス充電に対応してほしいところで欲を言えばマグネット内蔵の純正ケースを出してくれれば最高です。
国内においてもXperiaの人気は限定的なので仕方ないですがAmazonなどをみても専用のアクセサリーは限定的で個人的には悩むほどの選択肢がないからこそ純正を頑張ってほしいです。
カメラの強化。

そしてXperia 1 VIIIの特徴の一つにもなっているオーディオですが実際に開発者の方の熱の入り方が尋常ないので言い方は悪いかもですが何も心配しなくても進化すると思います。
なので個人的には心配しておらず3つ目に期待している部分としてはメインカメラの進化です。Xperia 1 Vで世界初の2層トランジスタ技術を採用したIMX888を採用しましたがすでに4世代にわたって採用しておりXperia 1 IXではそろそろ刷新されてもいいのかなと思います。
またSonyの過去の発言をみるとただ単に大型のセンサーを採用することはないと思います。つまり採用するとしても何かしらの付加価値が必要で今トレンドなのがLOFICです。
LOFIC対応センサーを発表。
すでにXiaomi 17 Ultraは他社製ですが採用しておりSamsungに関してもLOFIC対応かつ2億画素に対応したセンサーを開発していると言われておりSonyは先日にLYTIA L910を正式発表しておりSony製としては初めてLOFICに対応したセンサーと個人的に気になります。
ちなみにLOFICはすごくざっくりと言えば従来のセンサーでは保存出来なかったデータを保存するためのスペースがあると特に明るい部分専用の貯蔵タンクという感じです。
そのため白飛びなどに強くなるので高照度でも低照度の環境でもより画質が改善します。
| 項目 | 内容 | ユーザーメリット |
|---|---|---|
| センサー名 | LYTIA L910 | ソニー最新世代のフラッグシップ向けイメージセンサー |
| センサーサイズ | 1/1.28インチ | 大型センサーにより高い集光性能を実現 |
| 有効画素数 | 約5,000万画素 | 高精細な写真撮影が可能 |
| LOFIC構造 | LYTIAシリーズ初採用 | 白飛びを大幅に抑制し、明暗差の大きな場面に強い |
| HDR技術 | TCG-HDR(Triple Conversion Gain HDR) | 1回の露光だけで広いダイナミックレンジを実現 |
| ダイナミックレンジ | 100dB | 夜景や逆光でも肉眼に近い自然な描写が可能 |
| ノイズ低減技術 | UHCG回路採用 | ランダムノイズを従来比約30%削減 |
| 低照度性能 | 暗所画質を強化 | 夜景や室内撮影でざらつきの少ない写真を撮影可能 |
| 単一露光HDR | 複数回露光不要 | 被写体ブレやフリッカーを抑制 |
| 4K HDR動画 | 4K 60fps HDR対応 | 高画質動画を滑らかに撮影可能 |
| 消費電力 | 回路設計を最適化 | HDR撮影時でもバッテリー消費を抑制 |
| HDRプレビュー | 撮影前からHDR表示対応 | 見たままの映像を確認しながら撮影できる |
| 動画撮影向け | ライブ配信・動画制作を意識 | クリエイター用途にも適した高画質撮影 |
| 量産開始時期 | 2026年夏 | 2026年後半以降のフラッグシップ機種への採用が期待される |
またスペックでみれば単一露光で100dB HDRに対応しているのが大きな強みになります。従来のHDRは明るい写真と暗い写真を合成しますがデメリットとしてはブレたりフリッカーが発生したりしますがLYTIA L910だと単一露光が改善しているためブレが少なくなります。
実際にのどの程度撮れるのか不明ですがセンサーサイズも1/1.28インチと一般的です。
少なくともLYT-901のように超大型センサーではないのでカメラデザインをそこまで大きく変更することなく搭載できる可能性がありデザインとのバランスもとりやすいと思います。
噂通りであればvivo X500 Pro Maxが採用すると言われており非常に気になるところです。何より動画撮影時の手ブレと低照度撮影にあまり強くないからこそ期待したくなります。
AI路線にはなったほしくはない。
もちろんユーザーによって改善してほしい部分は異なってくるのかなと思います。個人的にはXperiaにソフトをそこまで期待していないということソフトにそこまで興味がないこともあり気にならないという感じでAIに関しても今のスタンスでもいいと思います。
Xperia intelligenceはユーザーが音楽を聴いたり動画を見たりする時にAIが自動で調節するというイメージで機能として充実させると結局は使う/使わないの2択になります。
またGoogleやSamsungの後追いになるだけなのでGoogleがAndroid標準で実装したい機能を使えるようになれば十分かなと思っておりそれ以外の部分にコストをかけてほしいです。
何より今後Android 17が配信されれば新機能の一部はXperiaでも使えると思います。
価格は諦めるしかない。
個人的にXperia 1 VIIIを使っていて本当に気にしている部分はカメラ撮影時のラグとアクセサリーという感じでアクセサリーは正直まだ完璧にお気に入りの状態になっていないです。
おそらく今後選択肢が劇的に増えることはないですがもうちょっと様子見をしたいと思います。RAMやストレージのコスト増加は少なくとも2027年までは最低でも継続するとの予測です。
さらにSnapdragon 8 Elite Gen 6は2nmプロセスノードの採用でコスト爆増との話です。
Snapdragon 8 Eliteの頃にコストが$200前後で高すぎと話題になっていたのにSnapdragon 8 Elite Gen 6は噂では$300に近いとも言われており正直かなりヤバいです。
なのでSonyも最新のSoCというか最強のSoCを採用することに固執する必要はないと思います。何より高くなる要因しかないのでXperia 1 IXの価格は覚悟しておいた方がいいです。
個人的にはXperia 1 VIIIがかなり良かったからこそポジティブな意味でXperia 1 IXはさらに期待できる状況になったと思っておりスマホとしての完成度を頑張ってほしいです。
まとめ。

今回はXperia 1 VIIIを使って感じたことを中心にXperia 1 IXで期待したいことについて主観的にまとめてみましたがOREテクスチャは今後数年続く可能性が高いのかなと思います。
一方でカラバリは今年の布陣が強すぎだからこそ来年はどうするのか非常に気になります。