先日にSonyは「Xperia 1Ⅷ」をついに正式発表しましたが、一部はリークで分かっていたとはいえ想定よりかなり良さげな印象です。あくまでも現時点では「スペック」での判断が中心になってしまいますが、早く使ってみたいと思わせてくれる機種に感じます。
一方で価格に関してはRAMやストレージのコスト増加に直面した感じで高いですが、例えば1TBモデルでみればGalaxy S26 Ultraとほぼ同額に抑えているので、容量構成によってはかなり頑張ったのかなと思います。
電池持ちが優秀。

個人的に「Xperia 1Ⅷ」をみて一安心した部分としては「電池持ち」でGSM Arenaのバッテリーテストの結果をみると「17時間47分」となっています。
| バッテリー容量 | スコア | |
| Oppo Find X9 Ultra | 7050mAh | 20時間10分 |
| Xiaomi 17 Ultra | 6000mAh | 19時間9分 |
| iPhone 17 Pro Max | 4823mAh | 17時間58分 |
| Xperia 1Ⅷ | 5000mAh | 17時間47分 |
| Galaxy S26 Ultra | 5000mAh | 16時間23分 |
| vivo X300 Ultra | 6600mAh | 15時間45分 |
Xperia 1Ⅷは「iPhone 17 Pro Max」と同程度のスコアを獲得しており、Galaxy S26 Ultraよりはスコアが一緒です。何より前モデルよりも2時間近くスコアが改善したのは地味に嬉しいところです。
電力効率はどうなのか。

もちろん「スコア」が高い機種ほど電池持ちがいいのでユーザーの満足度は上がると思います。一方で今回のスコアから電力効率を簡単に計算してみると以下のようになります。
| 順位 | 機種 | バッテリー容量 | バッテリースコア | 駆動時間(分) | 効率指数 (1mAhあたりの駆動分) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | iPhone 17 Pro Max | 4823mAh | 17時間58分 | 1078分 | 0.2235 |
| 2 | Xperia 1 VIII | 5000mAh | 17時間47分 | 1067分 | 0.2134 |
| 3 | Xiaomi 17 Ultra | 6000mAh | 19時間9分 | 1149分 | 0.1915 |
| 4 | Galaxy S26 Ultra | 5000mAh | 16時間23分 | 983分 | 0.1966 |
| 5 | Oppo Find X9 Ultra | 7050mAh | 20時間10分 | 1210分 | 0.1716 |
| 6 | vivo X300 Ultra | 6600mAh | 15時間45分 | 945分 | 0.1432 |
あくまでもGSM Arenaが出した「スコア」から計算しているので参考にするサイトによってまた結果が変わってくるので注意が必要です。ただ今回計算した感じだとXperia 1Ⅷの電力効率はiPhoneに次いで優秀で、3位のXiaomiと地味に差がある印象を受けます。
また改めて中華系が採用しているシリコンカーボンバッテリーは、以前より指摘されていた部分ですが「電力効率」があまり良くないです。またコストの問題などからもSamsungやGoogleにAppleなどは積極的に採用したくないのかもしれません。
充電速度は遅い?

また充電速度を確認すると以下のようになります。
| バッテリー容量 | 充電開始30分で充電できた量 | フル充電に要した時間 | |
| Galaxy S26 Ultra | 5000mAh | 84% | 43分 |
| Oppo Find X9 Ultra | 7050mAh | 75% | 45分 |
| Xiaomi 17 Ultra | 6000mAh | 72% | 43分 |
| vivo X300 Ultra | 6600mAh | 66% | 46分 |
| iPhone 17 Pro Max | 4823mAh | 65% | 72分 |
| Xperia 1Ⅷ | 5000mAh | 50% | 85分 |
そしてこの評価から充電効率を計算すると以下のようになります。
| 順位 | 機種 | 容量 | 30分充電量 | 30分で増えたmAh | 1分あたり充電量 | フル充電効率 (mAh/分) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Galaxy S26 Ultra | 5000mAh | 84% | 4200mAh | 140mAh/分 | 116.3mAh/分 |
| 2 | Xiaomi 17 Ultra | 6000mAh | 72% | 4320mAh | 144mAh/分 | 139.5mAh/分 |
| 3 | Oppo Find X9 Ultra | 7050mAh | 75% | 5287mAh | 176.3mAh/分 | 156.7mAh/分 |
| 4 | vivo X300 Ultra | 6600mAh | 66% | 4356mAh | 145.2mAh/分 | 143.5mAh/分 |
| 5 | iPhone 17 Pro Max | 4823mAh | 65% | 3135mAh | 104.5mAh/分 | 67.0mAh/分 |
| 6 | Xperia 1 VIII | 5000mAh | 50% | 2500mAh | 83.3mAh/分 | 58.8mAh/分 |
Xperia 1ⅧとiPhone 17 Pro Maxは充電効率があまり良くないのに対して、Galaxy S26 Ultraは充電効率はXperiaやiPhoneよりマシですが、バッテリー容量が少ないから中華系と同程度の充電時間を実現できている感じです。
今回の計算結果だけをみるとXperiaは今後改善の余地がかなりあるのかなと思います。
中華メーカーが充電速度に拘る理由。

少なくとも中華系と比較するとXperia 1Ⅷの充電速度は見劣りします。では逆になぜ中華メーカーは急速充電に拘るのかざっくりと以下のような声があります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 短時間充電を重視 | 中国ではモバイルバッテリーや急速充電器の普及率が高く、「必要な時に短時間で一気に回復する」という使い方が一般的。 |
| スキマ時間で充電 | 「出先で10分だけ充電する」「移動前に少しだけ回復する」といった利用スタイルが支持されやすい。 |
| iPhone的思想との違い | Appleは「夜にゆっくり充電」を前提にしている傾向がある一方、中国メーカーは「必要な時に即回復」を重視している。 |
| 急速充電をアピール | 中華メーカーは100W級急速充電を積極採用し、「iPhoneではできない体験」を強く打ち出している。 |
| “iPhone超え”を訴求 | 中国市場では「iPhoneより進んでいる」と分かりやすくアピールできるため、急速充電は重要なマーケティング要素になっている。 |
結局のところは「iPhone」との差別化や中国市場の特性からきているもので、逆に中華メーカー以外がそこまで強化しないということは、中国ほどニーズがないのかなと思います。
何よりバッテリーの劣化防止含めた品質などを重視している印象で、そもそも電池持ちが良ければ充電頻度は下がるので結果寝る時に充電すれば問題ないと、そこまでの急速充電は必要ないのかなと思っちゃいます。
Sonyが今後どのような判断をするか不明ですが、Xperia 1Ⅷは電力効率が優秀でも充電効率はあまり良くないという感じです。