キャリア主導における販売の名残なのか例年Sonyは5月に新製品発表会を開催して新型Xperiaを発表している一方で世代を重ねるごとに直販版とキャリアモデルのタイムラグは徐々に改善しています。
今回SonyがXperia 1Ⅷを正式発表したので気になるポイントをまとめたいと思います。
新しいデザイン言語を採用。
まず前モデルと大きく印象が異なる部分としてデザインで新しいデザイン言語を採用しています。
前モデルはサイドフレームにスリットを採用することで本体横持ちで撮影する際の指の捩れを防ぎつつ背面に独自コーティングを採用することで光の乱反射を抑制するなど撮影体験を最大化してきた中でXperia 1Ⅷでは新たにOREテクスチャの採用と質感が変更されています。

以前より荒々しい凹凸となっておりまさに原石のような質感を再現しつつ日常使いにおいてグリップ力が高い上に指紋も目立ちにくいとされていることから早く実機で確認したいところです。
一方でXperia 1Ⅷでは前モデルまでの拘りをある程度継承しつつスマホとしてのデザイン性を強化した印象でカラバリが4色展開となっており明るめの色が復活したのは嬉しいところです。
ちなみにカラバリはブラック/シルバー/レッドの3色展開に加え限定色のゴールドがあります。
「ゴールド」が復活。

実機で見てみないと分からないですがシルバーが復活となり公式プレス画像では明るめに感じます。Xperia 5Ⅲのフロストシルバーほどではないと思いますがあの色味であればめっちゃやばいです。
そして限定色となっているゴールドもかなり気になるところでマット仕上げ+ゴールドになるとXperia Z5以来でプレミアムモデルであればXperia Z5 Premium以来かなと思います。
ざっくりとフラッグシップモデルでゴールドは10年ぶりの復活と物欲がかなり刺激されます。Xperia 1Ⅵではレッドにめちゃくちゃ惹かれたからこそXperia 1Ⅷはカラバリが悩ましいです。
とりあえず実機を見てから決めたいところですが初期在庫を確保したいので悩ましいところです。
| デザイン | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| 本体サイズ | 162x74x8.2mm | 162x74x8.3mm |
| 重さ | 197g | 200g |
| カラバリ | グリーン/ブラック/パープル | シルバー/ブラック/レッド |
| 限定色 | × | ゴールド(地域) |
| 耐久性/バックパネル | Gorilla Glass Victus 2 | |
| 防水/防塵 | IP68 | |
そして本体サイズを確認すると前モデル対比で本体の厚みが0.1mm増した程度となっています。ただXperiaの場合実測値とスペックシートでは地味にズレがあるのでちょっと注意が必要です。
さらに嬉しい部分としてはそこまで重くなっておらず200gに留まったのはプラスだと思います。
カメラデザインの変更。

またデザインの印象を大きく変える部分としてカメラデザインがスクエア型に変更されました。現行シリーズになってからXperia 1シリーズは一貫して垂直型のカメラデザインを採用してきたこともありスクエア型に抵抗感がある人も地味にいるのかなと思います。
ただ個人的にはOppo Find X9などスクエア型を採用した機種を使っているので抵抗はなくむしろ中途半端な大きさのサークル型デザインを採用することがなくて良かったと思います。

一方でカメラバンプが前モデル対比でどの程度悪化しているか不明ですがテーブルに置いた時に左右にガタガタしにくくなっている可能性がありマグネット対応アクセサリーとの相性問題も回避しやすい上にカメラが強化されたことを考えるとメリットが強めのトレードオフだと思います。
何よりリークでみていた時よりも公式プレス画像でみる限りデザインは割と良さげの印象です。そしておそらく実機を見て触っちゃうとめちゃくちゃ物欲が刺激されるのかなと思います。
ほぼ変わらなかったディスプレイ。

次にディスプレイを確認していきたいと思いますがディスプレイサイズは前モデルと一緒です。またアスペクト比も19.5:9を継続しておりSonyによると21:9から変更した理由としては時代のニーズに合わせたためとしておりコンテンツの視認性がSonyにとっての大きな拘りです。
またコンテンツ最優先であることは継続されておりフラットディスプレイかつパンチホールや水滴型ノッチもないスッキリとしたデザインで実用性を重視しているのはプラスだと思います。
また上下のベゼルはパンチホールを採用した機種と比較すれば太めですがXperia 1Ⅷはデュアルフロントスピーカーを搭載していることが影響している可能性が高いのかなと思います。
個人的にはベゼルの太さはどうでもいいと思っているのでスピーカー優先の方がありがたいです。
そして表示解像度は前モデルと同様でFHD+ですがBRAVIA譲りのチューニングをAIを使うことでカバーしており前モデルの時点で特段困ったことがないので問題ないかなと思います。
逆に2Kの解像度に設定して対応コンテンツを見ているユーザーがどの程度いるのか気になるところで中途半端に強化するのであれば4Kを復活するべきだよねと思っています。
| ディスプレイ | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| ディスプレイサイズ | 6.5インチ | |
| アスペクト比 | 19.5:9 | |
| 表示解像度 | 2340×1080 | |
| リフレッシュレート | 1〜120Hz(可変式) | |
| 耐久性 | Gorilla Glass Victus 2 | |
| 輝度/GSM Arena | 1475nits(自動調節) | 1510nits |
またディスプレイの視認性に直結する輝度ですがSonyは詳細な数字には言及していません。ただ海外サイトのテスト結果を参考にすると1510nitsと本当に僅かに改善しています。
スペックでみれば他社の上位モデルと比較するとしょぼいですが前モデルはスペックの割にはディスプレイが見やすく発色が良く臨場感があったので個人的には特段心配はしていません。
基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していくとAndroid 16を標準搭載しておりサポート期間は前モデルから特段変更はありませんが最大6年も対応していれば個人的には十分だと思います。
それこそ少しでも安くするためにアップデートサポート期間を削ってもいいと思っています。歴代XperiaでみるとAOSPに近いことからもソフトにおけるカスタマイズ性は求めていません。
| OS | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| OS(標準搭載) | Android 15 | Android 16 |
| サポート期間 | 4回(メジャー)/6年(セキュリティ) | |
| AirDropとの互換性/発表時点 | × | ? |
| ローカライズ | ◯ | |
ただAirDrop over Quick Shareに対応しているか気になっていた感じですが執筆時点で確認がとれずこの感じだと現時点では非対応の可能性が高いのかなと思います。
一方でAndroid17が今後配信されればWi-Fiとモバイルデータ接続のタイルが分離するなど個人的には使いやすくなると思っておりあとはMaterial 3 Expressiveに対応するかです。
まさかのストレージを強化。

そして容量構成を確認するとストレージの供給不足の中で強化してくるとは思いませんでした。
| 容量構成 | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| 容量構成 | RAM12GB/ROM256GB
RAM12GB/ROM256GB RAM16GB/ROM512GB
|
RAM12GB/ROM256GB
RAM12GB/ROM256GB RAM16GB/ROM512GB RAM16GB/ROM1TB |
| 搭載SoC | Snapdragon 8 Elite | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
SDカードスロットを内蔵した貴重な機種でありながらも最大1TBモデルまで用意されています。なのでSDカードと合わせれば最大3TBまで対応と容量を求めるユーザーには嬉しいところです。
そしてSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しておりパフォーマンスは十分かなと思います。ただ海外サイトによると発熱対策は不十分でパフォーマンスの持続性は良くないとしています。
やはりSnapdragon 8 Elite Gen 5は他社も手こずっていますが暴れん坊みたいです。
その他を確認。

そしてバッテリー関連を確認すると容量は変わらないですがバッテリーテストの結果を参考にすると17時間オーバーと前モデルから2時間以上改善しているのは魅力だと思います。
スコアでみれば中華系に及ばないものの多くのユーザーが困らない電池持ちかもしれません。一方でバッテリー容量に変更がないこともあるのか充電速度なども特段変更ありません。
あと期待はしていなかったですがQi2に非対応で別途ケースが必要になる感じです。
| バッテリー | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| バッテリー容量 | 5000mAh | |
| 充電速度 | 30W(有線)/15W(ワイヤレス) | |
| Qi2 | × | ? |
| バッテリーテスト | 15時間32分 | 17時間47分 |
| 充電開始30分/フル充電に要した時間 | 51%/87分 | 50%/85分 |
生体認証に関して公式サイトをみる限りでは従来通り電源ボタンに統合された指紋認証です。おそらくセキュリティのことを考えると今更2Dの顔認証に対応する可能性は低いと思います。
その他イヤホンジャックの搭載に加え防水防塵に関してはIP68に対応といつも通りだと思います。そして個人的にはかなり楽しみなスピーカーですがより高音域が強調されつつ低音もより強化されたとしていますがこれは実機で確認してみないとちょっと分からないです。
「望遠」が大幅な進化。

最後にデザインが変更された最大の理由だと思うカメラを確認したいと思います。ほぼリーク通りとも言えますが広角は1/1.35インチのIMX888を継続採用しています。
また超広角は1/1.56インチのIMX906を継続採用ですが刷新がないのは妥当だと思います。
| カメラ | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| 超広角 | IMX906(50MP 1/1.56インチ) | |
| 広角 | IMX888(1/48MP 1.35インチ) | |
| 望遠 | IMX650(12MP 1/3.5インチ) | IMX906(50MP 1/1.56インチ) |
| ズーム(光学) | 3.5~7.1倍(シームレスズーム) | 2.9倍(単焦点) |
| インカメラ | IMX663(12MP 1/2.93インチ) | |
そして望遠は大刷新となっており1/1.56インチのIMX906とセンサーは超広角と一緒です。前モデルのセンサーサイズが1/3.5インチであったことが嘘だったくらい一気に大型化しています。
また前モデルまであった光学シームレスズームが廃止となっており70mmの単焦点となっています。ただ個人的には画質が微妙な光学シームレスズームよりも70mmで安定している方がいいです。
またインナーズーム扱いになるんだと思いますが140mmの焦点距離にも対応しています。
新たなAI機能を実装。
カメラに関しては実際に試さないと分からないですが興味深い部分としてカメラアシスタントが新たに採用されており個人的にはもっと前の世代から搭載して欲しかった機能に感じます。
AIカメラアシスタントの出来栄え次第ではXperiaのカメラがさらに使いやすくなったかもです。
まとめ。

最後に国内において直販版は6月11日より発売予定とちょっと先になるのが残念です。そして繰り返しになりますがゴールドは国内ではSony Store限定でグローバルでみれば市場限定という感じで自分はとりあえずSony Storeでゴールドを予約しました。
| 価格(発表当時) | Xperia 1Ⅶ | Xperia 1Ⅷ |
| RAM12GB/ROM256GB | 20万4600円 | 23万5400円 |
| RAM12GB/ROM512GB | 21万8900円 | 25万1900円 |
| RAM16GB/ROM512GB | 23万4300円 | 26万8400円 |
| RAM16GB/ROM1TB | – | 29万9200円 |
また価格に関しては個人的には想定通りで前モデル対比で約3万円の値上げとなっています。XiaomiやGalaxyが前モデル対比で2万円値上げしたことを考えれば正直予測の範囲内です。
実機で確認しないと分からないことが多いですがざっくり言えば望遠の進化と電池持ちの改善にデザインの刷新となっており個人的には望遠の取り回しがかなり気になるところです。