直近の情報によると、最低でもGalaxy S26シリーズとGalaxy S27シリーズに関しては開発費に余裕がないと言われており、「最低限」の進化になるとも言われています。現に「Galaxy S26」シリーズはハードで見れば最低限の進化という印象を受けてしまいます。
とはいえアメリカでの売上がかなり好調であることを考えると、多くのユーザーはハードの進化を望んでいないと判断することが出来る一方で自分のようなオタクからすれば、技術力が高いSamsungだからこそ以前のようにスペックでゴリ押しをしてほしいと思っちゃうところです。
バッテリー容量が増えない理由。

少なくともUltraモデルでみれば5世代近くバッテリー容量は「5000mAh」をアッパーにとまっている感じです。またGalaxy全体で見ても5000mAhを超えたバッテリーを搭載している機種は、自分が把握している限りでは数えるほどしか存在していないです。
一方でSamsungはなぜバッテリー容量を増やすことに消極的なのか。今回Phone Arenaによると一つ目の理由としてはバッテリーの品質を優先しているからだとしています。
Samsungが慎重なのは、2016年のGalaxy Note7の発火問題の影響が大きいと考えられます。この問題以降、Samsungはバッテリーに対して非常に厳格な安全基準(8段階チェック)を導入しており、新技術の採用にも慎重になっています。
またEUはバッテリーに対する規制も年々強化しており、Samsungとしては出来るだけバッテリー容量を変えずに、品質の改善や最適化を優先している可能性があります。
現に海外サイトのバッテリーテストにおいてGalaxy S26 Ultraは前モデル対比でスコアは大幅に改善しています。少なくとも電池持ちがある程度担保されるのであればユーザーとしては品質を優先してもらった方がより長期間快適に使えると思うのでユーザビリティは上がると思います。
輸送コストの問題。

そして2つ目の理由としては輸送コストの問題とも言われています。
The mystery behind why Samsung, Apple, and Google don’t significantly increase battery sizes has been solved, with the primary reason being U.S. federal regulations on lithium battery transportation, 49 CFR 173.185: For lithium-ion battery cells, the limit is 20 Wh.
Overview of… pic.twitter.com/NbdDR7wais
— Ice Universe (@UniverseIce) July 3, 2025
ざっくりと言えばバッテリー容量に応じて、バッテリーの「危険度」が変わります。その結果より安全に輸送するための手間や措置が必要になるためコストが追加で発生することになります。
なので中華メーカーの一部は中国向けとグローバル向けでバッテリー容量が違ったりします。また市場で異なるバッテリーを搭載すれば製造コストも上がる可能性があるので、Samsungとしてはコスト上昇の中でこれ以上追加のコストを発生させたくないというのが本音なのかなと思います。
シリコンカーボンバッテリーは時間の問題。

一方でSamsungは中華メーカーのように「シリコンカーボンバッテリー」を採用しないのか?と言われると、先日の幹部の発言からも前向きに検討している可能性が高いのかなと思います。
とはいえ、Samsungも何もしていないわけではありません。現在は12,000mAhや18,000mAhといったシリコンカーボン電池の試験を進めているとされており、将来的には大容量バッテリーを搭載する可能性があります。ただし、現時点では充電サイクル寿命(約960回)が短く、実用化のハードルになっています。
現状だとSamsungの求める品質をクリア出来ていないからこそ製品で採用されないのかなと思います。ただ何より同サイトの指摘のように「Galaxy Note7」のリコール問題はSamsungとしてはトラウマになっている可能性があります。
シリコン密度を極限まで高めたと言われているGalaxy S25 Edge用のバッテリーも中国のサプライヤーではなくコストをかけてまでも自社で製造するなど、安全面に最大配慮しているのかなと思います。
このことからもシリコンカーボンバッテリーを搭載するとしても当面はコスト増加で本体価格に影響を及ぼす可能性はあると思います。