「あれ」を修正しない限りPixel 11は絶対購入しないと厳し目の指摘

Google Pixelの大きな特徴の一つとして「動体撮影」に強いカメラだと思っており、動き回る子供であっても失敗することが少ない印象を受けます。これはGalaxyやiPhoneが到底及ばない部分だと思っており、自分のように子供を撮ることがメインの人にとっては十分に選ぶ価値があります。

一方でGoogle Pixel 5の頃まではカメラソフトに圧倒的な強さがあった印象ですが、今は他社と比較して物足りない部分もあります。そして今回Android AuthorityPixel 10で改善すべき部分について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

ポートレートを修正すべき。

今回同サイトによるとGoogle Pixel 11シリーズで「ポートレートモード」を修正しない限り、買うことはないと指摘しています。その上で今回の指摘をまとめると以下のようになります。

検証カテゴリー コラムが指摘するPixel 10の撮影実態(日本語訳・要約) 競合(iPhone/Galaxy)との違いと不満点
① 輪郭(エッジ)
検出精度の甘さ
• 髪の毛の細かい毛先、メガネのフレーム、服の細い境界線などの切り出しがガサツ。
• 被写体であるはずの一部(耳や髪の境界)が背景と一緒にボケてしまったり、逆に背景の一部がぼやけず、くっきりと残ってしまう。
✖ 合成感の拭えなさ:
iPhone 17 Proなどのように「被写体の髪を一本一本なめらかに判別する」エッジ処理と比べると、切り貼りしたようなチープさが見え隠れする。
② 奥行き(グラデーション)
の不自然な表現
• 本来の一眼カメラのように、被写体から奥に行くにつれて徐々にボケが深くなっていく物理的な距離感のシミュレートが下手。
• 被写体の境界を過ぎた瞬間から急激に強いボケが適用される。
✖ 空間の立体感不足:
競合が多重の深度マップ(Depth Map)を駆使してなめらかなグラデーションボケを作る中、Pixelは依然として平面的な「書き割り」を見せられている印象を受ける。
③ 質感の不自然さ
(過剰なシャープネス)
• ポートレートモードをONにすると、顔のしわや質感、衣服のテクスチャなどに過剰なHDR/コントラスト強調処理が入る。
• これにより、被写体が不自然なほどくっきりと浮き立ち、ノイジーに見える。
✖ 写真としての優しさの欠如:
「Real Tone」による正確な肌色描写は素晴らしいが、ソフトフォーカスのようなポートレート特有の「なめらかで自然な雰囲気」を機械的な輪郭強調が邪魔している。
④ 進化の停滞と
AI配分の偏り
• 新プロセッサ(Tensor G5)などのハードウェアスペック向上にもかかわらず、ポートレート用のアルゴリズム自体は過去数世代から大きな進歩が見られない。
• Googleの技術開発リソースが「撮影の基本画質」よりも「生成AIを用いた写真編集」に割かれている。
🚨 カメラの本質での遅れ:
「後から加工する消しゴムマジック等」が万能になる一方で、「最初にシャッターを切った瞬間のボケの美しさ」において競合に遅れをとるという皮肉な状態。

Google Tensor G5から独自ISPに切り替わったことで着実に進化を実感できるカメラとなっていますが、同サイトの指摘通り「ポートレート」でみれば大きな変化はなく、確かにここ数世代で明確な進化はないのかなと思います。

ポートレートモードの進化に期待。

長らくPixelのポートレートモードは最低倍率が1倍ではなかったですが、Pixel 10シリーズからは1倍に戻っています。ただそのせいか最短撮影距離が掴みにくく、以前よりフォーカスがずれやすい印象を受けます。

またGoogleの拘りなのか不明ですが、他社のように望遠画角で撮影することが出来ません。たとえばPixel 10 Proは光学5倍に対応していますが、ポートレートモードは最大3倍のデジタルズームで、結局メインカメラセンサーでしか撮影出来ない状況です。

まだまだ改善の余地があるからこそGoogle Pixel 11シリーズでどうなるのか今から非常に楽しみです。