先日より対象のGoogle Pixelに対してはAndroid 17の配信を開始しており、最新機能をいち早く試すことが出来ます。一方でSamsungでみれば今月下旬に正式発表が予測されているGalaxy Z Fold8やGalaxy Z Flip8はAndroid 17をベースにしたOneUI9.0を搭載していると思います。
また中華系は9月頃に新製品発表会を開催すると言われており、おそらくフラッグシップモデルはAndroid 17をベースにしたカスタムUIを標準搭載している可能性が高いのかなと思います。
一方でAndroid AuthortiyによるとメジャーアップデートであるAndroid 17でさえも以前のようなワクワクさはないと指摘しています。
新機能を試すのが楽しみだった時代をよく覚えています。特に、Material Designが初めて導入されたときは、新しいデザインを一刻も早く見たくて、アップデート画面を何度も更新していました。また、iPhone Xの登場をきっかけにAndroidへジェスチャーナビゲーションが導入され、従来の3ボタン操作から大きく変わったときも同じような興奮がありました。
Android 15やAndroid 16はほとんど変わっておらず、違いを見つけるのが難しいとしています。少なくとも以前のようなワクワク感は薄れた一方で、それはAndroidがそれだけ成熟した証でもあると指摘しています。
漸進的なアップデート。

Android 17で追加されたマルチタスク機能である「バブル」は個人的にも面白いと思いますが、逆にそれ以外の部分で分かりやすい新機能はない印象を受けます。細部を見ていくと、生活の質を向上させるアップデートとなっており、同サイトはAndroidが「安定性」を重視する段階だからこそ歓迎しているとしています。
個人的に最も気に入っているのは、ダークモード非対応アプリにも強制的にダークテーマを適用できる機能です(Amazonにはぜひ対応してほしいところですが)。さらに、旅行先などで一度だけ利用するアプリには、現在地を一時的にだけ共有できる機能も安心感があります。こうした変化は、Androidが成熟した証だと感じています。Androidがお菓子のコードネームを廃止し、数字による名称へ移行した頃から、その兆しはありました。
また影でセキュリティもより強化されており、今まで以上にOSレベルでセキュリティリスクを回避出来るように進化しています。
アップデートのタイミング。
![]()
またワクワク感が減った理由の一つしてアップデートのタイミングも影響しているとしています。従来はざっくりと言えば年に1回のメジャーアップデートで一気に新機能が追加されていましたが、Googleは新機能の準備が出来次第「小出し」をするようになっています。
現在ではPixel DropやAndroid Dropの存在感が非常に大きくなっています。GoogleはPixel向けだけでなく、Android全体でも四半期ごとの機能追加を行うようになり、Pixel以外のユーザーも数か月ごとに新機能を楽しめるようになりました。また、多くの人は気付いていませんが、GoogleはGoogle Play開発者サービスを通じても数多くの新機能を追加しています。最近の例では、PlayストアにAI検索ボックス「Ask Play」が追加されました。
もちろん実装される機能に差はあれど、年間を通して割と高頻度で何かしらの新機能が追加されることからも、以前のようなワクワク感が減ったのはある意味仕方ないのかもしれません。
AIがより主軸に。

最後に同サイトはAIについて以下のようにコメントしています。
GoogleはAI競争の最前線に立ち続けなければならず、新機能を年1回どころか数か月も待って提供する余裕はありません。そのため近年はGemini関連の機能が急速に増えており、Google検索で服装を試着できる機能や、AIによる写真編集支援など、OS全体へAI機能が広がっています。
Androidはすでに18年以上続くOSとなっており、成熟したOSに求められることは派手な新機能ではなく、信頼性や安定性など基礎的な部分です。
ある意味、Androidアップデートは魔法を失ったわけでも、ワクワクが消えたわけでもありません。Googleは単に、魅力的な新機能を1年間ため込んでまとめて公開するのをやめただけなのです。実際、この数年間でAndroidには過去以上に多くの新機能が追加され、その中にはAIによってAndroidそのものの在り方を変えるようなものも含まれています。
一方で以前のような分かりやすい新機能が減っているからこそ、ユーザーはその恩恵を受けるためにも、新機能を勉強する必要はあるのかなと思います。Pixel 11シリーズではどのような独自機能が追加されるのか含めて非常に楽しみです。