RAMやストレージのコスト増加に伴ない多くのメーカーは「値上げ」に直面している印象を受けます。メーカーによって対応は異なりますが、OppoはOppo Find N6やOppo Find X9 Ultraで値上げをした代わりに進化もしっかり行っています。
またNothingに関してもNothing Phone (4a) Proで値上げした分デザイン含めて刷新されています。一方で評価が分かれる部分としては分かりやすい進化がないに関わらず中途半端に値上げされているパターンです。
「うんざり」する流れ。

今回Android Authorityが特に今のフラッグシップモデルの流れについて以下のようにコメントしています。
年々、新しいフラッグシップと前モデルとの差別化が難しくなっています。今では確実に期待できる進化はプロセッサの更新くらいで、それ以外のアップデートはソフトウェア中心です。それにもかかわらず、価格は上がるか据え置きのまま。この状況が繰り返されるのを見るのには、正直うんざりしています。
同サイトによるとアメリカ市場において、フラッグシップモデルの発表を追いかける楽しさは過去最低レベルだとしており、さらにフラッグシップモデルはもはやスマホの可能性を押し広げる存在ではなくなってきたとまで指摘しています。
ミドルレンジが主力へ。

特にフラッグシップモデルは値上げに伴い価格の合理性を以前より感じにくくなっていることに違いはないかなと思います。
しかしGalaxy S26 Ultraを使っていても、1299ドルに見合う体験をしているとは感じません。私の住む地域では税金や輸入コスト込みで約1900ドルになりますが、600ドル以上安い端末と比べても、その価格差ほどの違いは感じられません。物価は上がり続けている一方で、給料はそこまで増えていません。そのため、多くの人が節約のためにミドルレンジやエントリーモデルに目を向けています。
結局のところ、ミドルレンジモデルであっても、一部のフラッグシップモデルに近い体験やスペックを提供しており、何より大幅に安い価格であることからも、今まで以上にミドルレンジモデルが主力になると指摘しています。
何か「特徴」が必要。

多くのユーザーは「使いやすい」スマホを求めると思いますが、そのニーズを満たすだけであればフラッグシップモデルである必要がないのかもしれません。少なくとも市場が成熟したこともあり、ミドルレンジモデルでも十分なレベルに到達しているのかなと思います。
なのでバランス型の機種が欲しい人は、思い切ってミドルレンジモデルを検討するのはありだと思います。一方でフラッグシップモデルに求められることは「特徴」だと思っており、中華系がこのタイミングでUltraモデルのグローバル展開に力を入れてきた理由は「付加価値」をアピールするためだと思います。
「カメラ」という分かりやすい特徴があるからこそ勝負をしかけた可能性があります。

そして他のメーカーであれば、ソフト以外の部分で何か特徴が必要になります。ちなみにソフトが重要になるのも分かりますが、ソフトが魅力であればそれこそフラッグシップモデルではなくミドルレンジモデルでいいのでは?となっちゃいます。
そして難しい部分として「AI」なのかなと思います。言ってしまえばソフトですがAIの一部機能はハードに依存しています。またコストの問題からもミドルレンジモデルではコストカットのためか削られることが多いです。
少なくともAIが今後の主軸になることに違いはなく、Pixelはその未来を分かっているからこそ力を入れているのかなと思います。また日本では「AI」に抵抗を示す人が多いのか批判的な声が多いですが、グローバルだとAIが評価されて成長しているとの市場分析があります。
使いやすさは大前提としても、それだけではフラッグシップモデルを選ぶ理由にはならない。だからこそフラッグシップモデルは何か特徴が必要で、それは「ソフト」だけでは価値を見出すのが難しいのかなと思います。