もっと強調すべき。Xperia 1Ⅷで地味に改善されたポイント

先日より国内でも正式発表された「Xperia 1Ⅷ」ですが、RAMやストレージのコスト増加に伴い、消極的な進化をさせているメーカーが多い中でSonyはかなり積極的に進化させてきた印象を受けます。

もちろん本体価格にも反映されていますが、中途半端な進化をして中途半端な値上げになるのであれば、しっかり進化させた上でしっかり値上げさせた方が個人的には好印象です。

地味に進化したポイント。

キャリアの要望なのか不明ですが、だいぶ前からXperia 1シリーズのキャリアモデルは「ミリ波」に対応していましたが、直販版に関しては非対応となっていました。現状はどうなっているのか不明ですが、だいぶ前の情報によるとミリ波用のアンテナは非常にコストが高いと言われていました。

それこそその当時ミリ波に対応するだけでもコストが1万円近く増すとの話があったくらいです。ただコストが落ち着いてきたのかXperia 1Ⅷは直販版でもミリ波に対応しています。

正直ミリ波対応エリアは超限定的で日常的に恩恵を受けることは厳しいと思いますが、それでも首都圏の駅などに行くことが多い人は恩恵を受けやすいかもしれません。

5Gミリ波対応エリアならドラム1クール分(464分)も、約22秒でダウンロード完了。

正直使っているキャリアや通信状況によると思いますが、この文面だけを見ると夢がある感じです。Appleが国内向けのiPhoneで対応させないことからも、正直ミリ波の普及は全然進んでいない印象ですが、Androidメーカーの機種では地味に対応機種がいる中で、Xperiaもようやく仲間入りした感じです。

テレマクロもより使いやすく。

また公式サイトでは確認することが出来ますが、「テレマクロ」の仕様が変わっていることが判明しました。

フォーカス 最短撮影距離
Xperia 1Ⅶ マニュアル 4cm
Xperia 1Ⅷ オート 15cm

ユーザーによっては必ずしも「進化」とは言えないのかなと思います。他社はオートフォーカスを採用している中で、Xperiaはマニュアルフォーカスでした。ただそのお陰か最短撮影距離が4cmと市場トップクラスでした。

一方でXperia 1Ⅷはオートフォーカスになったので、撮影自体はより簡単になったと思いますが最短撮影距離が15cmなので従来と比較すれば3倍以上長くなります。なので撮影の難しさがあったとはいえ臨場感のある写真は撮りにくくなっているかもしれません。

また光学シームレスズームが廃止されたタイミングで仕様が変更されたことを考えると、光学シームレスズームに対応した状態でテレマクロ/オートフォーカスの組み合わせだと最短撮影距離が長くなりすぎるからこそマニュアルフォーカスにしていたのかもしれません。

価格は高いのか。

今回はあくまでも「公式サイト」において記載があるスペックから気になった部分をまとめてみましたが、実際に使ってみて改善を実感できる部分が他にもあるかもしれません。

一方でやはり話題となっているのは「本体価格」なのかなと思います。

Galaxy S26 Ultra Xperia 1Ⅷ
RAM12GB/ROM256GB 21万8900円 23万5400円
RAM12GB/ROM512GB 24万6400円 25万1900円
RAM16GB/ROM512GB 26万8400円
RAM16GB/ROM1TB 29万9200円 29万9200円

ちなみに直販版の価格をざっくりと比較してみました。その上で価格差を見ると以下のようになります。

構成 Galaxy S26 Ultra Xperia 1Ⅷ 価格差
RAM12GB/ROM256GB 21万8900円 23万5400円 +1万6500円
RAM12GB/ROM512GB 24万6400円 25万1900円 +5500円
RAM16GB/ROM512GB 26万8400円
RAM16GB/ROM1TB 29万9200円 29万9200円 ±0円

ベースモデルこそ価格差がありますが、直販版はキャンペーンを利用することで「1万5000円」のキャッシュバックがあるため価格差がほぼなくなります。また上位構成に関してはほとんど価格差がないです。

Sonyが販売台数を公開していないため何ともですが、一部情報によると年間で300万台弱と言われています。一方でSamsungはGalaxy Sシリーズだけで見ても3000万台近く売れています。

つまりSonyとSamsungでは販売台数に10倍以上の差がある可能性があり、当たり前ですが製造コストにもめちゃくちゃく差があると思います。Xperiaの方が高いことに違いはないですが、改めて比較すると価格はかなり頑張って抑制しているのかなと思います。

今年の基準。

実際にどうなるのか不明ですが、Xperia 1Ⅷの価格ばかりが一人歩きしている印象を受けます。個人的には他社と比較してどうなのかが重要だと思っており、さらにRAMやストレージのコスト増加があまりにも急激に進んでいるため四半期ベースでみても追いつかないくらいです。

つまり昨年発表されたiPhone 17シリーズやPixel 10シリーズと比較することに意味はないと思っており、今年登場予定のiPhone 18 ProシリーズやPixel 11シリーズの価格と比較してどう見えるかだと思います。

とはいっても例年と同じ傾向であればXperiaの方が高い可能性が高く、Pixel 11 Pro XLやiPhone 18 Pro MaxはXperia 1Ⅷよりちょい安いという流れになるのかもしれません。