品質低下に不満。PixelとGalaxyのアップデートを信用出来ない理由

少なくともGoogleとSamsungは最大7年のアップデートサポートに対応しており、この影響を受けたのかHONORなど一部中華メーカーの機種も最大7年に対応しています。

少なくともEUではアップデートサポート期間が最低5年間は保証されるべきだとされているので、市場全体においてサポート期間が底上げされたと思いますが、一方でメーカーからすればコストが大幅に増加した可能性があります。

Pixelのアップデートサポート。

今回Android Authorityによると、ここ数年のGoogleやSamsungのアップデートサポートはあまり信用出来ないとしています。その理由の一つとして、ここ最近の状況がかなり不安定だからとしています。

まずGoogle Pixelでみると、年1回のメジャーアップデート+月例のセキュリティアップデート+一つのβ版という流れだったのが、Android QPRのβ版も配信するようになってから、かなり複雑な状況になったとしています。

Googleには継続的なベータチャンネルがありますが、Pixel Drop機能はAndroid本体と一緒に十分テストされないことが多く、そのまま安定版へ投入されるケースがあると指摘されています。筆者は、新しいディスプレイフィルターやDesktop Modeのような機能は好きだとしつつも、「メインスマホはGoogleの実験場ではない」と不満を述べています。

つまり現時点でのPixelのアップデートは以下のようになっています。

  • 当たれば史上最高レベルのAndroid更新
  • 外れれば使い物にならないレベルの不具合

β版を多数同時に走らさせている割には不具合が多く、そして直近でみれば不具合がかなり深刻です。何よりアップデートの配信回数が多いからこそ、不具合やバグに遭遇しやすいとメリットよりデメリットが目立つ状況になってしまっています。

Galaxyのアップデートサポート。

また一時期はGoogle Pixelより長いサポート期間に対応していたGalaxyですが、ここ最近で見ればかなり不安定だとしています。

  • One UI 7の遅延
  • One UI 8 / 8.5の混乱

一時期はGoogle Pixelから2ヶ月程度のタイムラグで公開されていたのがOneUI7.0から大きく崩れた印象を受けます。

さらにミッドレンジ機種や古いGalaxyでは、月次更新から四半期更新へかなり早く移行されるようになり、「5年・7年アップデート保証」があっても毎月更新される期間は最初の1〜2年程度しかないとされています。

これはGoogleも一緒で、Google Pixel 6シリーズやGoogle Pixel 7シリーズに関してはしれっとアップデートの配信頻度を毎月から四半期に変更しています。一方でSamsungに関してはコストカットなのか、最新世代で搭載された機能の一部が1世代前の機種ですら対応しないなどと差別化がすぐに始まっている感じです。

Google Play Systemの問題。

またSamsungはGoogle Play System アップデートを独自で確認した後に配信することからも、他社と比較して数ヶ月配信が遅れることもあるとしています。

  • Find Hub
  • Theft Detection Lock
  • Instant Hotspot

何より「最大7年」というサポート期間が足枷になって、増加するコストに対応しきれず、結局中身がどんどんスカスカになっている感じです。

GoogleとSamsungが今でもAndroid業界で最高レベルのアップデート戦略を持っていることは認めつつも、「2020年代前半の方がアップデートは速く、真剣に取り組まれていた」と感じてしまいます。

もちろん長く使えるのは嬉しいところですが、もっとメリハリをつけた方がいいのかなと思います。