2026年になってから、RAMやストレージのコスト増加の影響がかなり強く出ている印象で、エントリーモデルはRAMやストレージのコスト比率が全体の4割近くに及ぶなど、スペックを全く強化しないとしても値上げ回避が難しい状況にあります。
また利益率の高いハイエンドモデルでも値上げ回避が厳しい状況なっており、国内で見れば「最上位モデル」が約2万円の上昇で、下半期に登場する機種はさらに価格が高くなってもおかしくない状況にあります。
ほぼ「進化」と呼べない。

少なくとも上半期に登場した多くの機種は「マイナーアップデート」モデルという印象で、例年通りであればマイナーアップデートだよねとの評価で終わるはずです。ただ今回Android Authorityによると、今年は「価格」に関する議論が目立つと指摘しています。
その中でGalaxy S26シリーズは価格に関する批判が比較的少ない例だとしています。その理由としてGalaxy S26やGalaxy S26 Plusは前モデル対比でハードの進化が乏しいにも関わらず値上げされた一方で、最も人気のあるGalaxy S26 Ultraの価格が据え置きになったことでユーザーの不満を上手く抑制できたとしています。
一方でMotorolaは北米市場で最も問題のある例と言えるでしょう。最新のRazrシリーズは最大200ドルの値上げが行われたにもかかわらず、実質的な変更点はバッテリー容量程度です。ベースモデルはストレージが128GBに減少し、1,500ドルのRazr Ultraでは前年の1TBモデルが廃止されています。さらにMotorolaは、新モデルの発売に合わせて既存機種の価格も引き上げています。Moto G Stylusもほぼ同一仕様で、違いはUFS 3.1と200mAhのバッテリー増加程度に過ぎません。
なので見せ方というのは非常に重要であると判断することが出来ます。とはいってもSamsungもラインナップ全体でみれば値上げ傾向で、既存機種の価格改定も他社と同様に行っているので、決して他社と比較して安いというわけではありません。
最新世代である必要性のなさ。

ハードで見ればマイナーアップデートでありながらも値上げ回避がほぼ不可能。少なくともユーザーは値上げに対して合理性を感じにくいのかなと思います。そしてこの現状に対して同サイトは、「最新モデル」である必要性は、以前ほどないと指摘しています。
例えばGalaxy S26はS25より確かに優れています。価格は100ドル高いものの、プロセッサやバッテリー、画面サイズが向上しています。しかしS25はすでに570ドル程度で購入可能です。そうなると、ほぼ同じ性能の旧モデルを選ばない理由はありません。この傾向は以前からありましたが、2026年は特に顕著です。
少なくとも以前までは「アップデートサポート期間」が最新世代を選ぶ理由としつつ、今やGoogleやSamsungは最大7年のサポート期間を提供していることからも、最新世代の優位性も薄れているとしています。
例えばGalaxy S25が2032年までのサポートに対して、Galaxy S26が2033年までのサポートで、どちらも多くのユーザーにとって十分な期間なのかなと思います。
この状況が永遠に続くわけではない。

最後に同サイトは以下のようにまとめています。
この価格差が永遠に続くわけではありません。現在の価格は今後の基準となり、2027年以降はさらに高い価格帯が当たり前になる可能性があります。とはいえ、現時点では「前年モデル+値下げ」が非常に魅力的な選択肢です。2025年モデルは、2026年モデルと並べて検討すべき価値があります。
一方でSamsungでみると最新世代で追加された新機能が、Galaxy S25シリーズですら対応しないなど差別化も始まっている印象を受けます。なので一概に同サイトが指摘していることが正解だとは思っておらず、自分が使ってみたい機能などもよく吟味して判断した方がいいのかなと思います。
Galaxy S26シリーズの売れ行きが好調と言われている中で、Samsungの戦略が今の状況にどこまではまっているのか気になるところです。