先日には国内でも「Oppo Find N6」が発売されており、大きな特徴となっているのはディスプレイの折目が「ほぼない」ことだと思います。もちろん実際に使っていると全くないわけではありませんが、折目部分が完全にフラットになっているだけでも大きな進化だと思います。
2019年は折畳式機種元年とも言われており、2026年になってようやく一つの節目を迎えた印象を受けますが、今年はAppleが折畳式機種を出すことで市場の流れを変える可能性があります。
ハードは高いレベルに。

今回Android AuthorityがApple初の折畳式機種を待つ理由に言及しています。まず同サイトによればAndroid勢の折畳式機種は「ハード」でみれば非常に高いレベルにあることを指摘しています。
ハード面では確かに大きな進歩があった。Galaxy Z Fold 7は約215gと軽量化され、2億画素カメラも搭載、ヒンジの隙間もほぼ消えた。Find N6は折り目がほぼ感じられないディスプレイを実現し、Pixel 10 Pro FoldはギアレスヒンジでIP68防水防塵を達成している。耐久性・完成度ともに、もはや問題はない。
特に中華メーカーが「ハード」面では市場のレベルを引き上げている状況で、価格の問題はあるとしても、通常のバータイプのフラッグシップモデルと同程度のスペックを実装した上で、サイズ感もそこまで変わらないレベルまできたと思います。
また本体を開けばバータイプのスマホの2倍近くのディスプレイを搭載しているなど、絶対的な付加価値があります。
「ソフト」の完成度はまだまだ。

一方で同サイトによると折畳式機種の最大の欠点は「ソフト」だと指摘しています。
ソフト面は依然として課題だ。Android 16は大画面対応を進めたものの、アプリの最適化はバラバラで、画面を開くとUIが崩れたり、単に拡大されるだけだったりする。多くのアプリは「大きなスマホ」としてしか扱わず、「小さなタブレット」としての体験にはなっていない。その結果、約2000ドルもするデバイスでありながら、「まあ十分」というレベルにとどまっている。
最新機種を買った直後であれば、最先端なハードからくる新鮮味を楽しむことが出来る一方で、その新鮮味が薄くなると、結局は昔からあるソフトの不整合や引き伸ばされたアプリに直面するとしています。
ざっくりといえば「体験」自体がいまだβ版のような感覚で、Appleには新しいカテゴリーを創出してもらうのではなく、「ソフト」における使い勝手の部分を改善してほしいとしています。
決定的な差はアプリ。

一方でApple初の折畳式機種である「iPhone Ultra」に関しては、iPad miniなどで培ったノウハウを活かし、単なる拡大UIではなくタブレットとしての体験に切り替わるはずだと指摘しています。
特に噂されているメインディスプレイのアスペクト比4:3は生産性や読書に最適で、意図的なUI変化を実現できると指摘しています。
決定的な差はアプリだ。App Storeには、ProcreateやLumaFusion、Final Cut Pro、Logic Proといったプロ向けアプリが揃っている。これらは大画面を前提に設計されており、折りたたみiPhoneでもそのまま活かせる可能性が高い。Androidにも良いアプリはあるが、完成度や最適化ではまだ差がある。
とはいっても、ほとんどのアプリは「スマホ」に最適化されていることに違いはないと思います。少なくともAndroid向けと比較すれば、タブレットに最適化されているアプリが多いかもしれませんが、アプリ全体でみれば極わずかであることに違いはないと思います。
その中でAppleは最適化されていないアプリをどのような表示することができるのかが重要だと思っており、ここにメスを入れることが出来ないのであれば同サイトが指摘する「体験」が大きく変わることはないのかなと思います。
その特殊なアスペクト比からも、下手をしたらスマホ向けのアプリは見にくい可能性だってあるくらいです。iPhone Ultraがどのような仕上がりになるのかソフト含めて今から楽しみです。