もともとは好きだった人が多いのか、「Xperia」に対しては厳しめの声が多い印象を受けます。他社の機種では割と許されていることであってもXperiaの場合は許されないことが地味に多いので、おそらくですが「ファン」が「アンチ」になったことからも厳し目の意見が多いのかなと勝手に思っています。
少なくともSonyによるとモバイル部門を継続させる理由は通信技術を他のSony製品で採用するためであって、Xperiaの売り上げを最大化することが目的ではありません。とはいえSonyの計画通り売れないことには利益を確保することが出来ないので厳しい状況になると思います。
また昨年には「文鎮化」問題で信頼が揺らいでいるからこそXperia 1Ⅷは失敗が許されないのかなと思います。
デメリットを放置しないこと。

Xperia 1Ⅷで失敗を避けるために重要なことの一つは「デメリット」を放置しないことなのかなと思います。これはXperiaに限った話ではありませんが、最新世代では現行モデルが抱えていた問題点をしっかり改善してほしいと思うところです。
そしてこの「改善」は必ずしも派手である必要もなく、改善にあたってハードの強化が必要な場合もあると思いますが、逆に言えばスペックを強化したからと言って改善されるとも限らないです。
今のXperiaによく言われることの一つはカメラの「オート撮影」なのかなと思います。

現実をより忠実に撮影するというコンセプトに加え、今までのXperiaはマニュアル撮影が主軸のカメラシステムでした。その弊害なのか多くのユーザーが使うオート撮影にかなり弱く、気軽に使えない=カメラが使いにくいという評価になっていました。
一方でXperia 1Ⅵからは専用カメラアプリを統合した上で、他社のようなシンプルなカメラアプリに刷新されたからこそ、オート撮影もしっかり強化する必要があるのかなと思います。
専用機であれば狙ったシーンを待って撮影するということが主軸になるイメージが強いですが、スマホであればいかにその瞬間を簡単に切り取れるかが重要で、正直求められていることは真逆なのかなと思います。
だからこそ今まで以上にオート撮影で安定した写真が撮れるように進化すべきだと思います。あとはハードに直結しそうですが「望遠」はフラッグシップかつオート撮影だとあまりにも弱いのでハードの刷新含めてしっかり底上げしてほしいように感じます。
マーケティングの強化。

そしてもう一つの課題としては「マーケティング」なのかなと思います。そもそもSonyがXperiaに求めてきたことが映像に音楽にカメラという感じで、ディスプレイで見ればスペックを見ても、「映像」としてどれだけ綺麗なのか伝わりにくいです。
またオーディオに関しても同様で、スピーカーの改善やイヤホンジャックの音質が改善したなど、開発者の方すれば数字を使って進化を説明できると思いますが、一般ユーザーがその数字を見たところでも良さが分かりにくいです。
言ってしまえば「良さ」を伝えるのが非常に難しいので、何か分かりやすい新機能はほしいと思っており、現行モデルのAIカメラワークなどは分かりやすくて良かったと思います。
スペックで分かりにくい部分をしっかり強化しているからこそ、実際に使ってみると良いじゃんとなるのですが、それだとマーケティングが難しいのがジレンマなのかなと思います。
カメラ一辺倒はやめた方がいい。

あくまでも主観ですが、あとカメラ一辺倒のプロモーションはやめた方がいいように感じます。これは最近のXiaomiやOppoなどカメラ特化型を出している中華メーカーにも言えることですが、その機種で撮れる「最大値」を知ったところで個人的にはちょっと疑問です。
はっきり言ってしまえばプロカメラマンを使えばどんな機種だって、かなりの写真が撮れると思います。そしてその写真を撮るには「機種」よりも撮影に必要な技術と知識であって、ほとんどの人はプロが撮った写真のように撮ることは出来ないと思います。
なのでプロに良さを伝えてもらうことはプロモーションとしては有用なんだと思いますが、その最大値は多くのユーザーにとって「現実離れ」しているので、逆に参考にならないのかなと思っています。
とはいえXperiaが拘っている部分は一般層よりはオタク向けだからこそバランスが難しいのかなと思います。