GoogleはPixelにAIをブレイクスルーするためにGoogle Tensorの開発を進めたとしており、Google Pixel 6シリーズからは独自SoCとなる「Google Tensor」を採用しています。
またGoogleが明らかにしている部分として、「ベンチマーク」でハイスコアを獲得するためのチューニングを採用しないとしています。逆に言えばどんなにCPUやGPUのパフォーマンスが高くても、Googleが実装したいAIを実現出来ないからこそGoogle Tensorの開発を進めていると考えることが出来ます。
とはいえ「AI」と「ゲーム」を分断したからこそ余計に批判的な声が多いのかなと思います。
周知の事実。

今回Android AuthorityがGoogle Pixel 10シリーズのゲームパフォーマンスについて改めてテストしていることが判明しました。まずCOD Mobileのパフォーマンステストについて以下のようにコメントしています。
COD MobileはPixel 10 Pro XLでは最大90fpsに制限され、60fps以上ではグラフィック設定も中までに制限されます。一方でXiaomi 17 Ultraは最大120fps、しかも「非常に高い」設定でも動作可能です。検証の結果、Snapdragon 8 Elite Gen 5は中設定だけでなく最高設定でもほぼ安定して120fpsを維持できましたが、Pixelは平均では90fpsに近いものの安定性が劣り、フレームの5%が80fps以下に落ちるなど滑らかさで差が出ました。
この時点でSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したXiaomi 17 Ultraに大きく差をつけられていることになります。
原神ではより差が広がる。

また原神など負荷が高いゲームではより差が広がると指摘しています。
この差はGenshin ImpactやAsphalt Legendsのような高負荷ゲームでさらに顕著です。Pixelは平均約40fps(最低35fps)とプレイは可能ですが、同価格帯の他社フラッグシップが60fps安定や120fps対応タイトルを実現している中では明らかに見劣りします。
なので条件によっては、約2倍近くのパフォーマンスの差が出ることもあると指摘しています。少なくともPixelは秋的に遊べないわけではないとしながらも、同価格帯の競合の製品の方がはるかにパフォーマンスが高いとしています。
方向性の違い。

少なくともこの状況を変えるために、GoogleはGPU戦略の抜本的な見直しが必要としています。ただこれはフラッグシップモデルとして十分に競争力があるパフォーマンスを実装する場合の話であり、今のGoogleが求めているのは「十分なパフォーマンス」です。
なのでスマホに何を求めるかでユーザーの評価が変わってくるのかなと思います。フラッグシップモデルだから「ゲームパフォーマンス」が高い必要もなく、ゲームパフォーマンスが高ければ価格の合理性があるわけでもありません。
Pixelはよくゲームパフォーマンスが低いのに他社と同じ価格はありえないと言われますが、ゲームを重視していない自分からすれば、ゲームパフォーマンスが高いことは価格の合理性における判断要素に含まれていません。
逆に言えばパフォーマンスは高いけどカメラ性能などが弱い機種には価格の合理性を感じにくく、結局自分が拘る部分のパフォーマンスが高くないと、結果その機種は合理性に欠けたように感じてしまうと思います。
ゲーム目的以外のユーザーが買うべき。

最後に同サイトは以下のように指摘しています。
結論として、ゲーム目的であればPixel 10は最適とは言えません。軽めのゲームや中程度設定なら問題なく遊べますし、AIやカメラは優秀ですが、最高のフレームレートや将来性を求めるならSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載機、例えばXiaomi 17 UltraやGalaxy S26 Ultraの方が適しています。
もっともだと思っており、Google Pixelにゲーム性能を求めるなという話です。正直フラッグシップモデルだからといって全てのメーカーが同じ方向を目指すべきではないと思っており、それこそ均質化して面白みに欠けるだけだと思います。
それぞれのメーカーに癖があった方が面白く、癖が嫌ならiPhoneを選んでおけば間違いないという感じです。