ベンチマーク計測が面倒に。今後Androidのサイドローディングは遅くて面倒に

EUにおいてAppleはサイドローディングが開放されていますが、一方でAndroidに関してはサイドローディングをより厳しくしている印象です。AppleもGoogleも「セキュリティ」の問題からサイドローディングには消極的で、Appleは今でもEUにおいて反対の立場をとっています。

ちなみにEUはAppleに対してセキュリティを担保しつつサイドローディングを出来るようにと無茶苦茶なことを言っているので、Appleはブチギレているとの話もあります。

そして今回Phone ArenaによるとGoogleはサイドローディングに対する規制をより強化することが判明したとしています。

意図的に遅く目面倒に。

iOSに対してAndroidの長年の強みは「サイドローディング」が出来ることでした。ちなみにサイドローディングは公式のアプリストアからアプリをインストールすることが出来ることで、「apk」のインストールといった方が分かりやすいのかもしれません。

ただGoogleはこの流れを「セキュリティ」の問題からも変更したいと考えています。ただあまりにも規制が強化されることから一度はその改善案を撤回。ただ今回の情報によると、Googleが新しい改善案を公開したとしています。

ちなみにGoogleによると新しい改善案は「意図的に手間を増やす」ことが目標になっています。

その狙いは、詐欺師が「今すぐインストールしないと危険」といった圧力をかけて、悪意あるアプリをインストールさせる手口から一般ユーザーを守ることです。一方で、上級ユーザー向けには一度だけ手続きを行えば、その後は自由にサイドロードできる仕組みも用意されます。

多くの人には関係ない部分ですが、例えば廃止になったXperiaの純正アルバムアプリや、ベンチマークアプリである「AnTuTu」はapkに依存しているので今後インストールが面倒になります。

新しい改善案。

そして今回の情報によると未検証の開発者アプリは「24時間まち」が必要になります。

ステップ 内容 目的
開発者モードを有効化 ユーザーが手動で設定から有効化(自動ポップアップなし) 意図しない操作を防ぎ、ユーザーの明確な意思を確認
強制されていないか確認 誰かに操作を強要されていないかを明示的に確認 詐欺や心理的圧力による操作を防止
端末の再起動 スマートフォンを再起動する 通話・リモート操作・画面共有などの不正介入を遮断
24時間待機+再認証 24時間待機後に再度認証が必要 冷静に判断する時間を確保し、衝動的なインストールを防止
インストール 警告表示後に「それでもインストール」を選択可能 最終確認を行った上でユーザーの判断に委ねる

何よりインストールするにも時間がかかることになります。

未検証の開発者の定義。

そして今回の改善案でキーになるのは「未検証の開発者」ですが、新しいルールに基づいて開発者は以下の情報を提出することが義務になります。

  • 法的氏名

  • 住所

  • メールアドレス

  • 電話番号

  • (場合によっては)政府発行の身分証明書

  • または登録料の支払い

あくまでも詐欺などを狙ったアプリを排除するのが目的で、例えばGoogle Play Storeで配信されていないアプリでも然るべき手続きをとった開発者によるアプリであれば今まで通りなのかなと思います。

ただ例えばセキュリティ上の懸念から弾かれている「AnTuTu」のようなアプリはどのような扱いになるのか。またGMSが標準搭載されていない大陸版でapkをインストールする場合はどのような挙動になるのか。

また機種によってはデータ移行の際にapkも再インストールしてくれますが、この場合はどうなるのかなど。現時点で分からないことも多いです。現状だと自分の場合では「AnTuTu」くらいで、インストールが面倒になるのであれば使わなくなるかもです。

この変更は大きく見えますが、多くのAndroidユーザーにはほとんど影響ありません。Google Play Storeのアプリだけを使っている限り、何も変わらないからです。ただし、サードパーティストアやAPKの直接インストールを頻繁に行うユーザーは、今後はかなり手間が増えることになります。

何より今回の改善案に関してほとんどのAndroidユーザーにとっては影響がないことに違いはないと思います。