Nothing Phone (4a)は大刷新。コスパではなくブランド勝負の新時代へ

先日にNothingのCEOであるカール・ペイ氏は、今年のスマホ市場への言及が大きな話題となりました。少なくとも今年以降はスマホ市場にあった「前提」が崩壊しており、今後メーカーは「スペックダウン」か「値上げ」と非常にシンプルな選択肢を選ぶ必要があると指摘します。

またこれはNothingにとっても関係ない話ではなく、今後発表予定の新製品であるNothing Phon (4a) ProはUFS3.1にアップグレードすることからも値上げは避けられないことを示唆しています。

何よりシェアでみればかなり小さいですがNothingは最も勢いのあるメーカーとしても評価されています。そしてユーザーが気になる部分としては今年登場する新製品かなと思いますが、今回Nothingの公式YouTubeチャンネルにおいて今後の展望を語っていることが判明しました。

過去20年になかった状況。

詳細は動画をみて頂くのが一番だと思います。その上で気になる部分を確認していきたいと思いますが、先日同氏が指摘しておりRAMやストレージのコストが急騰していることに危機感を感じているみたいです。

少なくとも同氏はスマホ市場で20年以上働いてきており、有名な功績としてはOppoのサブブランドである「OnePlus」の立ち上げだと思います。常に業界の中心にいた同氏にとっても今のコスト増加は前代未聞だとしており、超短期間でRAMやストレージのコストが変動していることを指摘しています。

だからこそNothingも値上げを避けることが出来ないことを明らかにしました。

ブランド価値の強化。

一方で同氏はNothingを立ち上げた時から、SamsungやAppleなどの超大手メーカーに「価格」で勝つことは出来ないとした上で、一目でつくデザインや持ち心地などユーザビリティに配慮しつつ差別化してきたことに改めて言及しています。

少なくともコスト上昇の中で、単なるスペック競争で勝負するのでは、「デザイン」や「ソフト」による付加価値で勝負していくこと。また今までは基盤作りだった「フェーズ1」から、ブランド開発を加速される「フェーズ2」へ移行することも明らかにしています。

そのためか元LOEWE(ロエベ)のCMO、Charlie Smith氏を新たにCBO(Chief Brand Officer)として迎え、ブランドをさらに高いステージへ引き上げることに言及しています。

またNothingの体験をより多くのユーザーに届けるためか、今後アメリカや「東京」でも店舗展開を計画中であることを明らかにしたとしています。つまり今後の状況次第では東京にNothingの直営店がオープンすることになるのかもしれません。

何より現時点でもデザイン含めて差別化に成功している印象でしたが、今年以降はさらに加速することになりそうです。

積極的な判断。

少なくとも直近の情報をみる限り、NothingはNothing Phone (4a)とNothing Phone (4a)の発表準備を進めているように見えます。その上で今年のラインナップについてフラッグシップモデルとなる「Nothing Phone (4)」は発表しないことを明らかにしました。

コスト増加の影響もあると思いますが、Nothingとしては「毎年」のアップデートに拘るのではなく、ユーザーに「進化」を届けられるタイミングになった時点で発表するとしています。

個人的にはフラッグシップモデルが発表されないのは残念ですが、他のメーカーがなかなか出来ないこと積極的に採用するのは単純にすごいことで、正直他社も真似するべきなのかなと思います。

攻撃的な値上げ。

一方で3月までに正式発表が予測されているNothing Phone (4a)シリーズに注力しているとの話で、ディスプレイにカメラに、パフォーマンスに、素材含めたデザインなど全方位で進化させることで、フラグシップモデルに近い体験を提供するとしています。

割と他社は値上げを回避しようとした結果、中途半端な進化をした上で、中途半端に値上げしている感じに見えますが、Nothing Phone (4a)シリーズに関しては値上げをすることを前提にしっかりと進化させているのであれば、これもユーザーにとって分かりやすいと思います。

もちろん値上げ幅次第ですが、多くのユーザーにとって嫌なのは「中途半端」であり、今年のnothingも非常に楽しみです。