Googleはバッテリー劣化防止にかなり力を入れている印象で、「バッテリーヘルスケア」は分かりやすい機能の一つだと思います。Google Pixel 9a以降の機種は標準搭載されており、オプションで無効化することすら出来ないです。
そして「バッテリーヘルスケア」はざっくり言えば、充電サイクルが200回を超えた時から、バッテリー容量と充電速度を制限する機能になります。これだけを聞くとユーザーからすればデメリットしかないように感じますが、充電サイクルが1000回を超えた時に充電容量が80%を超えるように設計されています。
つまり短期で見ればデメリットが目立ちますが、長期でみればバッテリーの劣化を抑制するとメリットになります。
Pixelの課題点。

世代を重ねるごとに電池持ちは改善しているとはいえ、最後にSnapdragonを搭載していた「Google Pixel 5a 5G」の頃と比較すると電池持ちはまだまだ安定しているとは言えない状況です。
何よりGoogleとしても発熱のしやすさ、電池持ちの悪さなど「安定性」の欠如がPixelの満足度やブランドロイヤリティの低さにつながっていることを把握しているからこそ、改善に尽力している感じです。
そして今回Android AuthorityはGoogle Pixelのバッテリーに対して以下のようのコメントしています。
仕事の特典として、Pixel 4 XL以降、毎年Pixelを買い替えてきましたが、ひとつ確実に言えることがあります。それは、毎年ほぼ決まって6月か7月になると、使用開始から約9か月後にバッテリー持ちが大きく落ちるということです。
もちろん、劣化は徐々に進みます。ただ、その影響をはっきり実感するのは、夏の長い日照時間の中で旅行をして、写真撮影やGoogleマップを就寝までフルに使うようになった時です。
少なくともPixel 9 Pro XLに関しても使い始めてから「1年」経過したタイミングから、電池持ちが急激に悪くなると指摘しています。
バッテリーがより修理しやすくなる。

一方で先日の記事にまとめてさせて頂きましたが、Googleの最新の特許からも次期Pixelはよりバッテリーの交換が容易になることが判明しています。現時点では「Google Pixel 11」シリーズで実装されるのかは不明です。
またバッテリーの交換が容易になるからといって、ワイヤレス充電に非対応になったおり、IP68など防水/防塵性能に影響がしにくくなることも判明しています。
この新しい設計が実現すれば、あなたや私でもPixelのバッテリーを簡単に交換できるようになり、7年間のアップデート期間をしっかり使い切れるスマートフォンになるかもしれません。
Sonyもそうですが、バッテリーの劣化防止技術は今の技術では4年前後が限界という感じです。そして使い方次第ではもっと早く劣化する可能性があり、GoogleがPixelに提供している最大7年のアップデートサポート期間を使い切るにはバッテリーの交換が必要になります。
だからこそ同サイトはバッテリーがより簡単に交換できるようになるのはPixelの問題点を大きく改善できることに繋がるとしています。
換装式の問題点。

少なくとも先日に判明したGoogleの特許が、いずれPixelにガラケーの時のようなバッテリーの換装式を実装することを意味しているわけではありません。ただ2027年からEUにおいて新製品を発売する際に、「特殊なツール」なしで、ユーザーがバッテリーを交換できる環境を提供しなければいけないと規定されています。
その分かりやすい例としては以前のような「換装式」を実装することですが、EUとしても換装式を実装しなければいけないと規定しているわけではありません。つまり、それに近い環境を提供すれば問題はないと解釈することは出来ます。
何よりこの特許からも懸念されていたワイヤレス充電や防水/防塵の問題はクリアできるのかもしれません。
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一方で残っている問題点として、劣悪なサードパーティ製のバッテリーを使われた場合のリスク管理。これは中華メーカーの方が影響が多いかもしれませんが、リスクを考慮すれば充電速度を制御する可能性があります。
もしくは「純正」以外のバッテリーに交換した場合にバッテリーが機能しないくらいの制御が必要なのかもしれません。結局ユーザー自身で「純正」は分かるとしても「認定製品」かどうかは、結局文面頼りになると思います。
例えばQi2対応ケースが発売されていますが、Qi2に対応するにはケース自体の厚みなど細かく規定されており、ほとんどの人は知らないと思います。単純にマグネットが内蔵してあるケースであればQi2対応と勘違いしている可能性が高いです。
ケースに関しては、変な言い方をすれば騙されても問題はないかもしれません、バッテリーになると発火含めた重大な事故に繋がる可能性があります。そしてもう一つはバッテリー容量の減少でユーザーが交換することを前提にすればバッテリー表面をカバーする必要があります。
つまりカバーされる分バッテリー容量が減少することになります。同サイトはバッテリーの劣化という問題をバッテリーの交換で解決できると指摘していることになりますが、ユーザーが気にしているのはバッテリーの劣化より電池持ちの悪さなので別軸の問題なのかなと思います。
つまりバッテリーが交換できるようになっても根本的な解決にはならないのかなと思っちゃいます。