vivo?Oppo?Xiaomi?利益逼迫でUltraモデルの開発を停止する可能性

昨年末にXiaomiは中国で最上位モデルとなる「Xiaomi 17 Ultra」を正式発表しており、さらに国内においても3月初旬に正式発表しています。また3月下旬にvivoは「vivo X300 Ultra」を正式発表しており、Oppoに関しては「4月21日」にOppo Find X9 Ultraを正式発表予定となっています。

一方でHuaweiに関しては「Huawei Pura90 Ultra」を出さないと言われており、メーカーによって対応が異なる印象を受けます。何より現状だと「Ultra」と言えばカメラ特化型モデルですが、今回ICE Universe氏によると今後その流れは変わってくる可能性があると指摘しています。

Ultraモデルの開発停止。

中国のスマホ市場において、本当の意味での主力機種は「Ultra」ではなく、「無印」や「Pro」モデルになります。これらはカメラにパフォーマンスに、電池持ちに発熱のバランスがよく、「完成度の高い」フラッグシップとして評価されており、価格も比較的安価であることからも、安定した利益を確保しつつ競争力を維持できるメーカーにとっても重要な存在です。

一方で「Ultra」モデルは量販モデルではなく、「魅せる」ためのモデルです。

レンズ・センサー・アルゴリズムを極限まで積み上げ、写真性能を徹底的に追求します。その結果、コストの大半がカメラに集中し、バッテリーや重量、発熱対策などは後回しになりがちです。

なのでスマホとしてバランスが崩れやすい上に、Proと比較しても本体価格は高くなりがちです。

利益を逼迫。

一方で同氏によると中華メーカーの一部が次世代Ultraモデルの開発停止を検討中としており、その原因としてはAIによるRAMやストレージのコスト増加だとしています。

メモリ価格の上昇により、Ultraの立ち位置が揺らいでいます。カメラに大きくコストを割いているため、他の部分でコスト削減ができません。レンズやセンサーの性能を落とせば、それはもはやUltraではなくなってしまいます。

無印やProと比較するとコンポーネントのコスト増加に対して利益率のコントロールが非常に難しいことが原因ともいえます。

値上げも厳しい。

単純にコンポーネントのコストが増加したのであれば、値上げをすればいいと思うかもしれません。ただ中国市場において「1万元」前後の価格設定にしてしまうとGalaxyのUltraモデルと競合する価格帯になります。

そしてこの価格帯になるとAndroidのフラッグシップモデルはiPhoneに対抗出来ないことが中国市場で証明されているとしています。なのでUltraモデルとはいえど、あくまでもiPhoneより安いことが前提になっており、同じ価格帯にしてしまうとさらに売れなくなる可能性があります。

つまり高コスト・高価格・低販売・低利益」のパターンになる可能性があり、一部メーカーはUltraモデルの開発見直しを検討している可能性があるとしています。

現実的な選択肢。

一方で同氏は現実的な選択肢として以下のように指摘しています。

  • Ultra開発を一時停止・棚上げする
  • Ultraを“カメラ特化”ではなく“バランス型”へ再定義する

あくまでも開発停止は撤退ではなく、「高コスト・低販売の見せモデル」を避け、ブランド価値と利益を守る戦略だとしています。あくまでも今回の情報ではどのメーカーがUltraモデルの開発を見送る可能性があるのか不明です。

なので判断は難しいところですが、今年登場するUltraモデルはある意味貴重なのかもしれません。個人的にはvivoやOppoは今年グローバル展開することを考えると、今後も積極的に展開していくからこその判断だと思っているので、Xiaomiあたりが怪しいのか気になるところです。