先日にSamsungは国内でもGalaxy S26シリーズを発売しましたが、ハードの進化は最低限でソフトを主軸に進化させた印象です。一方でGalaxy S26シリーズで追加された新機能は「OneUI8.5」によるものなのか、それともGalaxy S26シリーズ限定になるのか現時点で詳細は分かっていません。
もちろんハード的制約もあると思いますが、仮にOneUI8.5の標準機能であるなら、Galaxy S26シリーズで追加された一部新機能は既存機種にも拡大する可能性があります。
ただ現時点だとOneUI8.5の配信が開始していないため詳細は不明です。
通話スクリーニングが非対応に。

今回韓国のニュースシスによるとGalaxy S26シリーズで追加された「通話スクリーニング」はGalaxy S26シリーズ以降の機種が対応することが判明したとしています。
AIがユーザーに代わって電話に応答し、発信者の身元や要件を確認し、それをリアルタイムでテキスト要約する機能。オンデバイスAIを活用し、通話体験の利便性向上を目的としている。必須機能ではないものの、ソフトウェアアップデートで提供可能な新機能が、わずか1年前の高性能機にすら提供されない点が問題視されている。
今回の情報によると、発売から一年程度のGalaxy S25シリーズや、半年程度のGalaxy Z Fold7やGalaxy Z Flip7ですら対応しないことになり、新製品を販売するために意図的に機能差別をしているのではないかと批判がかなり出ているとしています。
Appleとの対応の違い。

ちなみにSamsungが強烈に意識しているAppleも2025年に同様の機能を実装していますが、最新世代となるiPhone 17シリーズだけではなく、2019年に発売されたiPhone 11シリーズも対応しています。
業界では、Galaxy S25 Ultraなどに搭載されているNPU性能は、通話スクリーニングのようなAI機能を動かすのに十分であると見られている。そのため、今回の非対応はハードウェアの制約ではなく、マーケティング戦略の一環との分析が出ている。
同サイトが指摘しているように、ハード的には問題がない可能性が高いと判断することが出来ます。あくまでも「通話スクリーニング」でみればSamsungはかなり消極的な対応ともいえますが、Googleは最新世代で追加した機能の多くは既存機種に遡及させません。
Androidの標準機能になる場合は別の話ですが、既存機種に遡及したのはかこって検索やAirDrop over Quick Shareなど割と限定的なのかなと思います。
アップデートの信頼性に疑問。

Googleに関しては世代を重ねるごとにAIを強化していった感じですが、SamsungはGalaxy AIを発表した際に、一部既存機種も同様に対応することを大々的にアピールしたことでユーザーからの印象も違うのかもしれません。
そして両社とも最大7年のアップデートサポート期間を約束しているとはいえ、今回のように「通話スクリーニング」程度で最新機能に限定されるということは、Galaxy S27シリーズの登場によってGalaxy S26シリーズで対応しない機能が数多く出てくる可能性があるとユーザーからすれば不安要素の一つになります。
2024年のGalaxy Unpackedでは、アップデート期間を従来の4年から7年に延長すると発表し、長く使いたいユーザーのニーズに応えると説明していた。しかし、OSバージョンだけ更新されても、実際に体感できる新機能が提供されなければ意味がないとの指摘が出ている。しかも今回は、1年未満のフラッグシップ機すら対象外となったことで懸念がさらに強まっている。
少なくともこの戦略は短期的な売り上げに貢献しても、長期的にはブランドロイヤリティの低下を招く可能性があるとしています。
スマートフォンは性能が均質化しており、ハードで差別化しにくい。そのためソフト機能制限は苦肉の策だが、発売1年未満の機種まで差別するのはコアユーザー離れにつながる
サポート期間が長いということはそれだけでもコストが増加することに違いはないですが、ユーザーの感覚からすれば「無料」に近いイメージだと思います。少なくとも長期サポートを維持するという面でのコストカットの可能性もありますが、あまり早期に対応機種を限定してしまうと今後ユーザーからの不満は増えるだけなのかなと思います。