少なくとも今年登場した機種をみるとRAMやストレージのコスト増加の影響を実感することができ、特に昨年コスパがいいと言われている機種ほどダメージが多い印象を受けます。
またフラッグシップモデルの最上位に関しては約2万円の値上げとなっており、今後登場する機種も同程度の値上げは覚悟しておいた方がいいです。一方で今回Android Authorityがコスト増加の影響で魅力が大幅に減少する可能性がある機種について言及しています。
影響を特に受けそうな機種。

まず影響が受けそう機種について以下のようにコメントしています。
| コメント | |
| Motorola Razr (2026) | Motorolaは米国の折りたたみ市場で約50%のシェアを持ち、コスパの高いRazrシリーズが人気です。しかし2026年モデルは、RAMや部品コストの上昇により、性能据え置きや仕様ダウンで価格維持を図る可能性があります。 |
| Galaxy Z Flip 8 | Samsungは部品や物流コストの上昇により「緊急経営体制」に入っているとされ、今後のモデルでは値上げや仕様調整の可能性があります。特にFlipシリーズは価格帯的に影響を受けやすいと見られます。 |
| Galaxy A08 | 調査によると、200ドル未満のAndroidスマホの部品コストはすでに25%上昇しており、RAMがコストの43%を占める状況です。そのため、RAM容量削減によるコストカットが行われる可能性があり、パフォーマンス低下が懸念されます。 |
| OnePlus 16 | 従来から高性能重視のブランドであるOnePlusは、高価なRAM・ストレージに加え、次世代のSnapdragon 8 Elite Gen 6 Pro(2nm)がさらにコストを押し上げる要因になります。その結果、価格上昇か、あるいはカメラなど他分野を犠牲にして性能重視に振る可能性があります。 |
折畳式機種でみれば価格が高いブック型の方が影響を最小限に留めやすい可能性があります。何よりSamsungはGalaxy S26シリーズでハードの進化を最小限に留めたことを考えると、Galaxy Z Flip8やGalaxy Z Fold8でも同様の進化になるのは容易に想像がつきます。
Google Pixelも影響。

また同サイトは「Google Pixel 11」も影響を受ける可能性があると指摘しています。
前モデルのPixel 10は望遠カメラを搭載しながら799ドルを維持しましたが、今後はメモリやストレージ価格の上昇が大きな圧力になります。さらに、TSMC製の2nmプロセスで作られる可能性のあるTensor G6はコストが非常に高く、価格維持は難しくなるかもしれません。
当たり前の話ですが、Google Pixel 11が影響を受けるのであれば上位モデルも同様に影響を受ける可能性があります。ただGoogle Pixel 11 Pro Foldになるとコスト増加を吸収できる可能性があるのかなと思います。
少ない容量で動作。

一方でGoogleはAIをより少ない容量で動作させる技術を発表しています。
| ポイント | |
| TurboQuant |
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| PolarQuant |
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| QLJ |
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さらにざっくりとまとめると以下のようになります。
| ポイント | |
| TurboQuant | モデルの重みや計算をより効率的に扱うための“高速量子化手法”。 |
| PolarQuant | データ分布の“偏り(極性)”を活用する量子化手法 |
| QLJ | 高次元データを低次元に圧縮する数学的理論(JL補題)+量子化の応用 |
従来と比較すると少ないRAMの容量でAIが動作するようになるため、Samsungやキオクシアなど株価が一気に下がっています。いきなり供給不足が改善することはないと思いますが、徐々に状況が改善していくのかもしれません。
Pixel 11 Proシリーズに関してはRAM16GBだと思うので、今までよりも高度なAIを動作させることが可能になるのかもしれません。