REDMAGICが大炎上。これを機にベンチマーク至上主義が終わればいい

先日国内で公開された「REDMAGIC 11 Pro」のレビューにおいてベンチマーク計測時にブーストされている可能性が高いとの指摘です。

気になる方は上記の動画を見て頂けると分かりやすいと思います。一方で今回はベンチマークについて思うことについて主観的にまとめたいと思います。

スコアを偽装しているのか。

Xを見ているとREDMAGIC 11 Proはベンチマークを「偽装」していると表現している人もいますが、個人的には偽装とは違うと思います。先ほどの動画をみると単純にスコアが出ている以上その機種のパフォーマンスであることに違いはないのかなと思います。

そもそも論としてREDMAGICなど一部ゲーミングスマホは「ゲーミングチップ」を搭載してコントロールしているため、今回のようにステルスアプリを使えばゲーミングチップによる制御が正常に動作しない可能性があります。

そしてゲーミングチップによるパフォーマンスのコントロールを「ブースト」として捉えるかはユーザー次第なのかなと思います。逆に言えばゲーミングチップを搭載していない機種と比較してベンチマークスコアが高いのは当たり前なのかもしれません。

今回の事例だとベンチマーク計測時に「ブースト」した結果スコアが高くなったのか、それともゲーミングチップが正常に動作しておらずスコアが下がったのかまでは分からないです。

ベンチマーク至上主義が終わればいい。

その機種のパフォーマンスを判断する指標として「ベンチマーク」は分かりやすいと思いますが、YouTubeのコメントをみるとあまりにもベンチマークだけで判断している人が多い印象を受けます。

だからこそ今回のブーストは特に話題になっており、「裏切られた」と感じる人が多いのかなと思います。一方でベンチマークにそれだけの信頼性があるのか個人的には疑問です。

例えばPixel 10は発売当時のAnTuTuのバージョンでの計測結果が100万点前後に対して、今のバージョンでは160万点前後です。べつにSoCが変わったわけでもないのにスコアだけが60万点近く変わっています。

またGoogleはPixel 10シリーズのGPUドライバーを3月のアップデートで最新状態にしましたが、アップデート後に計測したところスコアは下がっています。つまりGoogleは公式にGPUのパフォーマンスが改善したと発表しているのにその結果がベンチマークスコアに反映されていないことになります。

ベンチマークは一つの指標としては役にたつかもしれませんが、それ単体だけではあまり参考にならないと思っちゃいます。

原神ならいいのか?

一方で中華系の新製品発表をみるとベンチマークスコアをアピールした上で、「原神」のパフォーマンスをアピールする機会も増えた印象を受けます。ベンチマークスコアは結局のところ「実使用」におけるパフォーマンスと乖離しているからこそ、負荷の高いゲームタイトルをした時の実際のパフォーマンスをユーザーにアピールするようになった感じです。

ただ「原神」がベンチマークとして固定化されていくと、パフォーマンスのアピールのために原神への最適化を強化した上で、さらにブーストのようなことも行う可能性がある、言ってしまえば「AnTuTuなど従来のベンチマークアプリ」から「原神」に代わるだけなのかなと思います。

何より今回の事例でベンチマーク至上主義の流れが終わればいいのかなと思います。自分はベンチマークで参考にしているのは「発熱」と「パフォーマンスの持続性」くらいで、実使用でみればトップスコアよりよほど重要なのかなと思っています。

今後ベンチマークスコアが低いPixelやXperiaの評価含めてどのようになるのか気になるところです。