S26からの流れ。Galaxy Z Flip8は今から心配で仕方ないとの指摘

少なくともSamsungは今年の夏頃に正式発表する可能性が高い「Galaxy Z Flip8」と「Galaxy Z Fold8」の開発も大詰めに入っている可能性があります。ちなみに例年通りであれば「5月」頃にはほぼ確定的なデザインが判明する可能性があります。

一方で今年はドタバタの影響でGalaxy S26シリーズの発表が例年と比較して1ヶ月近く遅れたこともあり、次期Galaxy Zシリーズも調整して1ヶ月遅れの8月頃にするのか。それとも例年通り7月頃になるのか現時点で不明です。

ただフラッグシップの中でGalaxy ZシリーズよりGalaxy Sシリーズの方が圧倒的であることを考えると、Galaxy Sシリーズの売れ行きを少しでも伸ばすための措置をとってきてもおかしくないと思います。

特にGalaxy S26シリーズはマイナーアップデートだったからこそ慎重な判断が求められるのかもしれません。

コスト上昇傾向が強い。

今回Android AuthorityによるとGalaxy S26シリーズの流れからも特に「Galaxy Z Flip8」がすでに心配だと指摘しています。直近の情報からもSamsungはモバイル部門含めて「非常経営体制」に入ったとしており、その背景にはRAMの価格高騰や、イランを巡るアメリカ・イスラエルの戦争による物流コストの増加があるとしています。

少なくともRAMやストレージのコスト増加だけでもかなり厳しい状況なのに、重ねて物流コストの増加が重なっていることを考えると製品開発は含め、新製品の価格設定も非常に厳しい状況になるかもしれません。

何より折畳式機種の需要自体が小さい中で、Galaxy Z Flipシリーズは価格が安いことが魅力の一つでした。ただ言い換えれば利益率が低い可能性があり、コスト増加を吸収出来ない可能性が、Galaxy Z Foldシリーズより高いかもしれません。

Counterpoint Researchによると、RAM価格は前四半期比で50%以上上昇し、NANDストレージも2026年Q1で約90%上昇。16GB RAM+512GBストレージ構成では、部品コスト(BoM)が100〜150ドル増える見込みで、低価格機でも約25%のコスト増になる。

これはSamsungに限った話ではないですが、メーカーにとって悩みの種の一つであることに違いはありません。

他の部品コストも増加。

またコスト増加はRAMやストレージだけではなく、ディスプレイやSoCにも起きています。

SamsungはGalaxy S26でExynosチップを採用するなどコスト対策をしているが、Flipシリーズでは折りたたみディスプレイを自社(Samsung Display)にほぼ依存しており、コスト削減の自由度が低い。

つまりコストカットをしたくても、これ以上逃すことが出来ない可能性があります。

Samsungがとる戦略。

そしてこの状況において、Samsungがとる戦略としては、「価格を維持する代わりにほとんど進化なし」か「単純な値上げ」になると指摘しています。そしてGalaxy S26シリーズをみると最小限の進化と小幅な値上げだったことを考えると、特に「Galaxy Z Flip 8」はこの流れになる可能性があると指摘しています。

一方で廉価版のZ Flip 8 FEについては不透明で、コスト上昇の影響で登場しない可能性もあるが、旧部品の流用などで価格据え置きになるシナリオも考えられる。また、市場ではMotorolaが勢いを増しており、Razrシリーズが好調で折りたたみ市場でシェアを伸ばしている。こうした状況もあり、2026年はFlipシリーズにとって厳しい年になるかもしれない。

何より事前情報からもGalaxy Z Flip8のバッテリー容量は前モデルから変わらないと言われています。おそらくSoCの最適化で電池持ちの改善に期待は出来ますが、現行モデルの電池持ちはかなり悪いので、最適化されたとしても最悪が悪いくらいに変わる程度かもしれません。

一方でSamsungは今後のGalaxy SシリーズにおいてUltraモデルの需要が集中する戦略を採用するとも言われています。このことを考えるとGalaxy Zシリーズでみれば単価も利益率も高いGalaxy Z Foldに需要が集中するようになるのかもしれません。

また今年はGalaxy Z WideFoldが発表されると言われていることからも、Flipはラインナップとしてとりあえず揃えるという感じになってもおかしくないのかなと思います。