先日より国内でも発売されたGalaxy S26 Ultraの大きな特徴の一つとしては「プライバシーディスプレイ」に対応したことです。良くも悪くもGalaxy S26用のガラスフィルムを間違って覗き見防止用を購入してしまったこともあり実際に使って比較してみましたが実用性が全然違います。
電車に乗っている時などであれば正直どちらでも使用勝手はそこまで変わらないですが、カメラで写真を撮る時などスマホのディスプレイを真正面から見ない時に雲泥の差で、自分はプライバシーディスプレイを先に知ってしまったからこそ、覗き見防止対応のフィルムはかなり使い勝手が悪いなと思っています。
一方でAndroid AuthorityによればGalaxy S26 Ultraでは重大な問題を改善してないことを指摘しています。
PWM調光を強化しておらず。

今回の情報によるとGalaxy S26シリーズでは前モデル対比でPWM調光が変わらず「480Hz」のままであることを指摘しています。
PWM(パルス幅変調)調光は、LEDを高速でオン・オフすることで明るさを制御する方式で、電流量で調整するDC調光とは異なる。この高速な点滅は意識的には見えないが、低周波では目の疲れや頭痛、吐き気などの不快感と関連するとされている。特に低輝度時はちらつきが強くなりやすく、PWMに敏感な人に影響が出やすい。自覚できなくても、目や神経は反応している可能性がある。
自分は知覚出来ていないこともあり、Galaxyを使っていても、高いPWM調光に対応している中華系の機種を使っていても差を感じません。ただ眼精疲労の部分まで考慮すればまた状況が変わってくるのかもしれません。
選択肢がない。

なぜSamsungがPWM調光を強化しないのかは分かりません。ただその分かりやすい理由があるとすれば「コスト」が出てくるかもしれませんが、HONOR X9dやOnePlus 13Rなど中価格帯の機種でも対応していることを考えると、コストを理由にするのは言い訳に見えてしまう可能性があります。
またGalaxy S26シリーズでみればPMW調光/DC調光/フリッカー低減機能など、目に配慮した機能が何も搭載されていないことを指摘しています。
例えば Xiaomi 15 は低周波PWMの代わりにDC調光を採用し、Xiaomi 15 Ultra はDC調光+1920Hz PWMを組み合わせている。さらに Xiaomi 17 Ultra ではDC調光に加えてTÜV Rheinlandのフリッカーフリー認証も取得している。またソフト面でも、Realme GT 7 Pro はアンチフリッカーモードを搭載し、OnePlus 13 はDC調光を切り替え可能。
ちなみにPWM調光で見ればGalaxy S26シリーズはiPhone 17シリーズやGoogle Pixel 10 Proシリーズと一緒なので、Galaxy S26シリーズだけが劣っているわけではありません。
SamsungのことだからAppleが強化したタイミングでGalaxyも強化という流れになりそうな予感もあります。GoogleもSamsungもある意味Appleを免罪符代わりにしている部分はあるのかなと思います。
スペックが飽和したからこそ。

ここ数年のフラッグシップモデルのディスプレイをみるとスペックはほとんど進化がないよう見えます。それこそGoogleでみればディスプレイ輝度は進化している印象ですが、全体的にみれば大きく変わっておらず、Galaxy S26シリーズでみればそれこそ輝度含めてほぼ変わっていません。
一方でスペックで進化がしにくくなってきたからこそ、中華系を中心に「目に配慮した機能」を充実させているように見えていました。ただ同サイトによればアクセシビリティは後回しにすべきではないと指摘しています。
筆者自身は慢性的な片頭痛を抱えており、光過敏のため普段は画面輝度を50%以下にしている。そのため高周波PWMやDC調光は必須であり、ちらつきは頭痛を悪化させ、発作の引き金にもなる。スマホによる頭痛を防ぐために様々な対策をしているが、ハードやソフトが対応していなければ限界がある。最も長時間見る画面であるスマホが、症状を悪化させる可能性があるのは大きな問題だ。
ちなみに片頭痛持ちは世界で10億人以上いるとも言われており、世界全体で見ればかなろの規模感です。そして片頭痛の症状を緩和させることができなくても、PWM調光を強化することで悪化させることがないのであれば、それだけでもメーカーは対応させる必要があるのかなと思います。
ただこれはSamsungに限った話ではなく、GoogleやAppleも力を入れるべき部分なのかなと思います。