Samsungにとって初の三つ折り機種である「Galaxy Z TriFold」は昨年の12月上旬に韓国で発売。その後UAEなど一部市場では12月下旬より発売した感じで、さらにアメリカにおいては2026年1月下旬より発売しています。
販売地域が世界で五カ国と限定的だったことに加え入荷数もかなり限定的だったと言われています。その結果どの市場でも初期在庫はすぐに完売となっており、転売市場でもプレミアム価格となっています。
当初の予測では20万台近く生産するとも言われていましたが、実際には3万台程度とも言われており、Galaxy Zシリーズとして考えれば生産台数は圧倒的に少なかったと判断することが出来ます。
韓国で終売に。

そして今回Dongaによると韓国において「3月17日」にGalaxy Z TriFoldの販売を終了することが判明したとしています。ちなみに韓国では2025年12月12日に発売されたので約3ヶ月で終売することになります。
また韓国においては1〜2週間おきの「火曜日」に少量ずつ再入荷を繰り返していたとされており、把握している限りでも第7次販売まではいってたみたいです。
発売後は何度も完売し、オンラインでは2〜5分で売り切れる状況が続いた。現在もSamsung.comでは在庫切れで再入荷通知のみ受け付けている。一時は中古市場でプレミア価格が付き、定価約300万ウォンの製品が1000万ウォンで出品されるケースもあった。
また韓国と比較すればだいぶ遅れて発売されたアメリカにおいても、現在の生産分が完売したら終売になることが判明したとしています。なのでどの市場でも2~3ヶ月で終売とかなり短命な製品だったのかなと思います。
販売が終了した理由。

そして販売が終了した理由は主に2つあると言われています。まず一つ目としてGalaxy Z TirFoldはそもそも大量販売を前提としているわけではなく、Samsungの折畳式技術を示す「フラッグシップ・ショーケース」として企画された可能性が高いとしています。
つまり売ることが目的ではないと判断することが出来ます。そして2つ目の理由としては重い原価負担があると指摘しています。
DRAMやNANDフラッシュ、APなど主要部品の価格上昇により、販売を続けても収益性がほとんど見込めなかったという。出荷価格は359万400ウォンで、Samsungは100ウォン単位まで価格を調整し利益を極限まで抑えていたとされる。
事前情報からもほぼ「赤字」に近い価格設定だったのが、直近のコスト増加で完全に赤字に転落したのかもしれません。いくらGalaxy Z TriFoldは収益よりも技術力を示すための製品だったとはいえ、収益性の改善が急務となっているモバイル部門で収益性の悪い製品をいつまでも販売しているわけにいかないと思います。
また業界関係者によると「市場に十分な技術力を示したことで役割を終えたと判断したのだろう」としており、Samsungにとって目処がたったのかもしれません。ちなみに現時点で後継機種が今後登場するのか全く情報がありません。
日本で発売される可能性も?

一方で日経新聞によると日本での国内展開について以下のように伝えています。
韓国サムスン電子が三つ折りのスマートフォン「Galaxy Z TriFold」の日本発売を模索している。スマホ事業を率いるチェ・ウォンジュン社長兼最高執行責任者(COO)が12日、日本経済新聞の取材で「検討している」と明らかにした。これまで「未定」としていたが、折り畳みスマホ市場が日本で育ちつつあるとの認識を示した。
このことを考えると今後市場を変えてGalaxy Z TriFoldを販売する可能性があります。少なくとも今回の情報では韓国やアメリカで終売になるだけで、Galaxy Z TriFoldが技術誇示のためであれば、より多くの市場で少数でも問題ないので販売する必要があるのかなと思います。
ただコスト増加を考えると、アメリカや韓国における価格よりもさらに高くなっていてもおかしくないと思います。もちろん現時点での情報では日本で発売されるかは不明で、今後発売されない可能性もあります。
ただ日本でもこのような派生モデルを展開してくれるようになれば、それだけSamsungが国内展開に力を入れていると判断することも出来るので楽しみです。