先日よりも国内で発売されたGalaxy S26シリーズですが「カメラ」の進化はかなり乏しい印象を受けます。少なくとも中華系と比較するとSamsung/Apple/Googleはカメラセンサーをあまり積極的に強化する感じではなく、ハードでは年々差がついている印象を受けます。
ちなみにGoogleに関してはPixel 2からPixel 5までメインカメラセンサーを刷新しなかった過去があり、カメラソフトにおけるアルゴリズムの最適化を主軸にしていたことを考えると、ハードの進化に消極的なのは分かりますが、SamsungとAppleに関してはコストカットの側面が強いように見えてしまいます。
スマホカメラのデメリット。

今回Android AuthorityがGoogle PixelやGalaxyなどスマホカメラの気になる部分について指摘しています。先日まで開催されたMWCにおいてvivoはvivo X300 Ultraを先行展示していましたが、大きな特徴の一つとして1/1.12インチのLYT-901を採用していることです。
Sony製としては初の「200MP」センサーになりますが、画素数よりもPixelやGalaxyが採用しているメインカメラセンサーよりも16%も大きくなることからも、より明るくノイズが少なく撮影することが可能になるのかもしれません。
一方で同サイトが多くのスマホのカメラに不満を感じている部分として「広角」が広すぎることだとしています。
焦点距離が長いほど画角は狭くなり、被写体が少しズームされたように写ります。例えば、Google Pixel 10 Pro のメインカメラは25mm相当、Samsung Galaxy S26 Ultra は23mm相当です。こうした短い焦点距離は、より広い範囲を写真に収めることができます。特に23mmは「人間の視野に近い」と言われることもあります。しかし広い画角は、被写体が小さく写りやすいという欠点もあります。被写体を大きく写すために物理的に近づくと、今度は歪んだ写真になりやすいのです。
少なくともvivo X300 Ultraの広角は「35mm」に対応と他社でいう1.4倍が標準画角になります。
結局ズームを使ってしまう。

そして広角が広すぎることからも、より被写体を大きく撮ろうとなった時にズームを使う頻度が高くなることを指摘しています。
しかし、Googleの機械学習による補正があっても、ソフトウェアズームは画質が落ちやすいのが事実です。しかも、カメラを開くたびに2倍ズームボタンを押す必要があるのは少し面倒です。スマートフォンにはすでに超広角カメラがあるのだから、メインカメラはもう少し画角が狭くてもいいのではないかと、いつも思っています。
またほとんどの機種は広角より望遠の方がセンサーサイズが小さいため、結果的にズームを多用するとなれば画質劣化は避けられないことになります。だからこそvivo X300 Ultraの35mmは引いて撮ることがメインの人は別として、多くの人にとってより素晴らしい写真体験を提供しやすいのかもしれません。
AIよりも重要。

Galaxy AIにしろGoogle AIにしろ今やAIを中心とした進化が多く、カメラに関してもAIを使った進化が徐々に増えています。ただ同サイトは最後に以下のように指摘しています。
実現するかは分かりませんが、今後数年のうちに Google や Samsung、あるいは Apple のような主要メーカーが、vivoのようなアプローチを取り入れてくれることを期待しています。近年はハードウェアの大きな進化が少なくなっていますが、こうしたカメラの調整こそ、新しいスマートフォンにワクワクできる変化だと思うのです。AI機能がいくら増えるよりも、ずっと魅力的に感じます。
もちろん35mmの画角が完璧だとは思いません。またvivo X300 Ultraの分解画像をみる限りカメラコンポーネントの厚みが35mmに対応していることでかなり増しています。つまり大型センサー+35mmだとカメラバンプはかなり酷くなる可能性もあります。
Appleに関しては今後可変絞りを導入するとの話もありますが、SamsungやGoogleに関してはどのような進化をさせるのか不明です。中華系以外で35mmを採用するメーカーが出てくるのか非常に気になるところです。