Galaxy S26は値上げ回避不可?RAMもExynosも優遇されない立場に

SamsungはCES2026において、今まで見たことがないほどRAMやストレージのコストが増加していることに言及しており、さらにGalaxy S26シリーズの価格設定は非常に厳しい状況にあることを明らかにしています。

少なくとも直近のリークをみる限りヨーロッパにおいては「値上げ」される可能性が高いです。特にGalaxy S26に関しては現行モデルにあった128GBのストレージオプションが廃止になることに加え、値上げも重なることからも、最低価格が€100も高くなるので印象が大きく変わると思います。

一方で初期需要をしっかり確保するためか、ダブルストレージキャンペーンが行われる可能性があると言われています。そして今回9To5GoogleによるとSamsungはGalaxy S26シリーズの値上げ回避は厳しいと改めて指摘しています。

先送りにしたツケ。

昨年の10月頃からRAMやストレージのコストが一気に上昇したと言われており、自社でRAMやストレージを開発/製造しているSamsungですら、コスト増加を回避することは非常に厳しいと言われています。

その理由の一つとしてサプライヤーの多くは貴重なメモリ生産ラインを高帯域幅メモリ(HBM)向けに振り向けざるを得なくなっているからとされており、スマホに搭載するRAMや結局生産が後回しで供給不足の状態となっています。

何より現状の「コスト増加」はどのメーカーにとっても厳しい状況であることに違いはないです。ただ今回の情報によると数年にわたり小幅な値上げを先送りにしてきたことが原因だとしています。

当時は、世界的なコスト上昇を受けた「やむを得ない値上げ」と見られていましたが、現在振り返ると穏やかに思えるほどです。この1年で、AI市場が企業の対応能力を超える勢いで処理能力を求めていることが明らかになりました。過去の値上げが直接的に関係していなかったとしても、Galaxy S26の値上げはメモリコストの上昇が決定打になっているとされています。

そもそも今ほどではないですが、RAMやストレージのコストは数年前から増加しており、さらにSoCのコストも増加しています。その中で競合他社を強く意識して値上げ回避をしてきた結果、現状のRAMやストレージのコスト急増で抱えきれなくなり値上げ回避が厳しい状況になったみたいです。

Exynosすら優遇されていない。

また利益率を改善するために、Samsungはグローバルモデルを中心に「Exynos」を採用してきました。ここ数年でみればSamsungが歩留率を改善させることが出来ず、Galaxy Sシリーズでの採用がスキップされたことがありましたが、Galaxy S26とGalaxy S26 Plusに関してはxExynos2600を採用すると言われています。

ただ世界初の2nmプロセスノードを採用していることからも、コストは大丈夫なのかなと思っていました。

報告ではさらに、Samsungが自社製Exynosプロセッサを製造しているにもかかわらず、「競合他社よりも安くExynosを調達できる立場にはない」とも述べられています。これは以前から噂されていましたが、ここまで明確に言及されたのは初めてです。Samsungが顧客を維持するために一部コストを吸収している可能性があり、それは法人向け・一般消費者向けの両方に当てはまるかもしれません。

こうなってくるとモバイル部門が今後Exynosを採用する確率が下がる可能性もあります。ただSnapdragonのコストもかなりヤバいと言われているので、単純に「安い」という理由でExynosを選ぶ可能性もあります。

Appleの動向次第。

そもそもGalaxy S25シリーズの時点で値上げが必要だったみたいですが、Appleを意識して利益を削ってまで価格を据え置きにしたと言われています。これはあくまでもアメリカにおける話だと思いますが、Galaxy S26シリーズも同様の可能性があります。

一方今年の後半に正式発表が予測されているiPhone 18 Proシリーズでも価格が据え置きになることあれば、Samsungはかなり厳しい状態に追い込まれる可能性が高いとしています。

そしてアメリカ市場で価格を据え置きにした場合、そのツケを他の市場が払う可能性があり、無理してGalaxy S26シリーズの値上げを避けるとGalaxy S27シリーズはかなり厳しいことになってしまうのかもしれません。