海外サイト指摘。Galaxy S26でハードの進化に消極的な理由

少なくとも現時点でのリークをみる限りGalaxy S26シリーズのハードは現行モデル対比であまり進化していないと言われても仕方ないと思います。

例えばGalaxy S26とGalaxy S26 Plusのカメラ構成はGalaxy S22の時から同じとも言われており、カメラを優先したいユーザーにとってはGalaxy S22から見ても買い替える価値はまあり感じられないのかもしれません。

スマホに何を求めるかはユーザー次第ですが、ハイエンドを求めるユーザーはそれなりに拘りがあると思います。その中でハードの進化があまりないということは、ユーザーが持つ拘りを満たすことは厳しいのかもしれません。

もちろんソフト面で多少なりともカバーすることは出来るかもしれません、それでも限界がありハードはやはり重要なのかなと思います。

製造と品質の問題。

今回Android Authorityが、なぜSamsungはハードの進化に消極的なのか、その理由について推測しています。その上で一つ目の理由としては「製造」の問題だと指摘しています。

Galaxy S26シリーズに関しては開発の遅れにより製造開始も遅かったことからも初期在庫は少なめになる可能性があります。一方で歴代Galaxy Sシリーズでみると年間2000万台以上出荷しています。

つまり膨大な数のコンポーネントを安定して調達しなければいけないという課題にも繋がります。つまり最新技術を採用したくてもサプライヤーが安定して製造出来ないのであればSamsungにとって採用しにくい現状があると指摘しています。

だからこそ、Samsungは製造が安定しているコンポーネントを積極的に採用している可能性があるとしています。

コンポーネントの品質。

次に2つ目の理由として「品質」を優先しているからだとしています。これは一つ目の理由である「製造」と密接にリンクしている部分ですが、製造が不安定なコンポーネントを積極的に採用すれば不具合に繋がる可能性があります。

そして不具合が多ければユーザビリティの低下に繋がり、何よりユーザー離れに繋がる可能性があります。何よりSamsungにとっては「Galaxy Note7」のリコール問題がトラウマになっていると指摘しています。

現にバッテリーに関してはかなり慎重な印象で、バッテリー容量を増やすことよりもバッテリーの品質を優先しているように見えます。またGalaxy S25 Edgeなどセル密度が高いバッテリーを採用する場合、普段は中国のサプライヤーに委託しているのに、Galaxy S25 Edgeに関してはコストをかけてもSamsung製を採用したとの話です。

何より「品質」にこだわっているからこそ、市場データの少ない最新技術やコンポーネントは採用しにくいと指摘しています。

利益への配慮。

そして3つ目の理由として「利益率」を優先しているからだと思います。基本的にコンポーネントは製造が安定すれば安定するほどコストが下がる傾向にあります。つまり同じコンポーネントを複数年に渡って採用していれば必然的に「利益率」が改善する可能性があります。

よく調査レポートからもハイエンドの原価コストは本体価格に対して半額以下で「ぼったくり」と言われることがあります。これはあくまでもコンポーネントのコストをもとに推測したレポートに過ぎず、販促費や開発費などは含まれていません。

特に「開発費」は重要で、フラッグシップの開発で培った技術を「ミドルレンジ」や「エントリー」の開発にも活かしています。つまりハイエンドでしっかり利益をとれなくなると開発費の縮小に繋がるので結果他の価格帯の製品開発にも影響が出る可能性があります。

なので利益を優先することは悪くはないですが、Samsungは他社と比較しても露骨に見えるからこそ反感を買いやすいのかもしれません。

グループとしての縛り。

最後に4つ目としてSamsungはグループ全体でみれば、かなりの巨大企業だからこその柵があると指摘しています。

  • SoC

  • RAM

  • ストレージ

  • ディスプレイ

  • カメラセンサー

最低でもこれだけのコンポーネントを自社開発/製造しており、モバイル部門としてコストを抑制できるとはいえ他社にいいコンポーネントがあったとしてもグループ全体での利益をみた時に採用しにくい可能性があると指摘しています。

ちなみに自分も勘違いしていましたが、分かりやすい例としては「Exynos」です。特にハイエンド向けのExynosはGalaxyの独自SoCと思われがちですが、Galaxy専用ではなくGalaxyしか採用しているメーカーがいないため独自SoCに見えるだけです。

エントリーレベルであれば他社に採用してもらっていたこともありますが、今はほとんどないです。何より品質は利益にグループと縛りが多いからこそアップデートサイクルが遅くなる傾向が特に強くなりやすいのかもしれません。