国内市場においてスマホ黎明期の頃からSonyは進出しており、Xperiaを昔使っていた人は地味に多いのかもしれません。ただ多くのユーザーは何かしらの理由でXperiaから離れており、ただ離れるのではなく「ファン」から「アンチ」に変わった可能性も他社と比較すれば相対的に多いのかなと思います。
現にXperiaへの否定的な意見やネガティブな情報は話題を集めやすく、逆にポジティブな情報や高評価だと「忖度」とか言われることが多いです。そもそも他社と比較した場合、単純に「完成度が低い」ことも原因ではありますが、世代を重ねるごとに徐々に改善されてきた印象で、Xperia 1Ⅶでみればだいぶいいところまできた印象を受けます。
とはいえXperiaへの批判はある程度共通化されています。
単純に「高い」という声。

よく言われることの一つとして「高い」ということですが他社と比較すれば高いので、この指摘はごもっともだと思います。また高い要因として主に以下のようになります。
| Xperiaが高い理由 |
| SamsungやAppleなど世界トップのメーカーと比較すると生産台数が圧倒的に少ない |
| モバイル部門が継続している理由はスマホを売ることではないことからも利益重視で事業継続がメインになっている |
Sonyが決算時にスマホの出荷台数を公表しなくなったので詳細な数字は分からないですが、海外の調査会社のレポートによれば230万台前後だと言われています。一方でSamsungやAppleは2億台以上となっていることからも、生産の規模が全く違います。
もちろん単純な比較はできませんが、サプライヤーとしては大量の注文をしてくれるのであれば部品コストを下げることが可能で、例えAppleとSonyが全く同じ機種を作ろうとなったとしても「規模の経済」からもAppleの方がより安く製造できる可能性があります。
そしてもう一つはスマホを売ってシェアを拡大することが最大の目的ではなく、事業を継続することが目的なので赤字にならないことが優先事項になります。つまり利益重視になるため、他社より高くなりがちです。
ぼったくっているわけではない。

Xperiaのコンポーネントにおけるコストがどの程度なのか詳細なレポートがないため実際には分からないです。一方でPixelやGalaxyの最上位モデルの利益率は50%を超えると言われていることからも、よくぼったくりと言われます。
ただこの手のレポートはあくまでも、コンポーネントのコストと価格から判断しているのであって、開発/研究費や販促費などは含まれていません。
利益率が低いエントリーモデルを買っているのが一番ぼったくられずに済む。
この手の声もあるみたいですがエントリーモデルは開発に大してお金がかかっていないこと。その上で価格を優先していることからも利益率を低めに設定しているのでハードにおけるコストからみれば大きく乖離していないように見えます。
言ってしまえば、安く開発したものを安く売っているだけという話で「お得」でもなんでもなく、単純に本体における利益率からお得かどうかなんて判断することは出来ないです。
何よりAndroidメーカーの多くがエントリーモデルに力を入れているのは、シェア拡大とユーザーの囲い込みのためだと思います。
スペックに対して割高。

そしてこれもXperiaに限った話ではないですが、Xperiaは特にスペックに対して割高と評価されることが多いです。良くも悪くも「コスパ」が流行ってから表面的なスペックと価格で評価されることが多くなりました。
またユーザーは「分かりやすさ」を重視していることからも、ベンチマークやカメラの画素数など数値化できる部分は評価しやすい一方で、なかなか数値化出来ない部分に関しては評価されにくい傾向です。
例えばXperiaのディスプレイの発色の良さやオーディオにおける音質の良さを数値化するのは難しいと思います。もちろん業界の中では数値化する術があると思いますが、多くのユーザーが認知していないのであれば、その数値をみたところでプラスに作用しないです。
また他社になりますがPixelのAIに関しても、上手く数値でアピール出来ないからこそアピールに繋がっていない可能性があります。結局分かりやすい数値で評価できない場合は、プラス評価になりくのでスペックに対して割高という印象を受けがちです。
進化していないはずはない。

またスマホ市場で全体で見た時に、もはやスマホの進化は頭打ちと言われがちですが、これは違うのかなと思います。その理由としてユーザーも合わせて進化をしない限り、スマホの使い方も変わらないので進化を実感しにくい。
そしてもう一つはユーザーが求めている部分の進化が最小限で、そのユーザーにとって興味がない部分が進化しているの2択なのかなと思っています。おそらくですが多くの場合は前者があてはまるかなと思っており、最新機種に買い替えたからといって、ユーザーの使い方が大きく変わるとは考えにくいです。