Xperiaはほぼ値上げ確定。今後登場するスマホのRAMが減る可能性は低い

昨年の10月頃から急激に「RAM」や「ストレージ」のコストが増加しており、規模の経済を最大限活かす中華メーカーですらコストを吸収できず値上げ回避が難しい状況になっていると言われています。

またRAMやストレージのコスト増加は利益率が低い機種ほど影響を受けやすいと言われており、エントリーモデルやミドルレンジモデルは特に深刻で、エントリーモデルに関しては昨年時点でもコスト増加分をメーカーが利益を削ることで価格を維持していたと言われています。

また残念なことに今年の上半期だけでみてもコストは増加すると言われており、待てば待つほどスマホの価格が値上がりするリスクがあると言われています。

2027年までは最低でも継続。

今回9To5Googleによると新しいレポートからもRAMやストレージの供給不足の状況は当面改善する見込みはないと指摘しています。ちなみに今回のレポートによるとDRAM不足は最低でも2027年の終わりまで長引く可能性があるとしており、原因としては需要に対して供給が全く追いつかないからだとしています。

例えばSamsungは生産拡大を検討しているとはいえ、注力しているのはスマホやパソコンなど消費者向けではなく、大規模AI用向けのHBM(高帯域幅メモリ)に注力しているとの話です。また中国のCXMTも生産拡大を進めているみたいですが、主に中国市場向けとなっており、グローバル全体では需要に全く追いつかない現状だとしています。

何より供給が全く追いつかない状態で、長引けば長引くほどどんどん追いつかなくなる可能性があります。

需要はどんどん増加。

また今回の情報によると、2026年は前年対比で約23%も需要が増加するとしています。そしてその主な理由としてはデータセンターに自動車にスマホなど多くの分野で一台あたりに搭載されるRAMの容量が増えていることだとしています。

ちなみに具体的にはデータんセンターが25%に自動車が36%にスマホが16%でパソコンが15%も増加すると言われています。あくまでも今回のレポートをみるとRAMを必要とする台数が増えているというよりは、一台あたりに必要とされる容量が増えた結果供給不足に陥っていると判断することが出来ます。

RAMの容量が増える。

少なくとも今回のレポートからも「オンデバイスAI」への継続的な注力のお陰で、次に買うスマホのRAMは少し多くなる可能性が高いと指摘しています。

多くの端末では劇的な変化ではないものの、仮に平均で16%増とすると、フラッグシップスマートフォンが8GBや12GBから16GBへ移行するケースが増え、4GB RAMの低価格モデルは減り、6GBや8GB構成が主流になるかもしれない。これはあくまで推測だが、スマートフォンに割り当てられるメモリ容量が増えるというレポートの主張は十分に理にかなっている。

これは以前のレポートと真逆のことを指摘しており、以前のレポートにおいてメーカーはコストカットのためにRAMの容量を削減する可能性が高いと指摘しており、ストレージに関してもベースモデルの容量減少やストレージオプション自体がカットされる可能性があるとしています。

また一部メーカーはユーザーのニーズに応えるために「SDカードスロット」を復活させるとも言われています。少なくともRAMに関してはメーカーの判断次第で真逆の結果になる可能性があるので様子見をする必要があります。

値上げの可能性が高い。

先日にNothingのCEOであるカール・ペイ氏は、今後メーカーは「スペックダウン」か「値上げ」のどちらかの選択肢を選ぶと指摘していましたが、今回のレポートをみると「値上げ」を選択した可能性があります。

ただし現在の**メモリ価格の変動(高騰・不安定さ)**を考えると、次に買うスマートフォンでRAM容量を増やすという流れは、端末価格の上昇につながる可能性もある。

もちろんメーカーによって判断は異なる可能性がありますが、価格が据え置きだとしてもスペックダウンだと印象は良くないです。このことを考えると値上げの方が現実的で、特に規模が小さいメーカーほど余計に厳しい状況になる可能性があります。

直近の情報をみるとGoogleはRAMの一部にAI Coreを常駐させていることを考えると、RAMの容量は維持する可能性があり、iPhone 18シリーズに関してもRAMの容量は変更がないと言われています。つまり値上げ要因が強く働く可能性があります。

また年間300万台弱のsonyにとっても非常に厳しく、Xperia 1シリーズのRAM16GBの最上位構成はそもそもカットされてしまうかもしれません。