少なくともSamsungは「利益率」をかなり重視していると言われており、Galaxy S26シリーズに関しても内部からの圧力の影響で値上げ回避は厳しいことを示唆しています。
何より調子の良い部門がある場合に、他の部門との連携が弱まるというか、現状だとRAMやストレージに対して注文が殺到していることからもモバイル部門に対しても冷たい態度をとっているように見えますが、今後特需が落ち着いた後に売上が大幅に減少した場合に、助けてとモバイル部門に泣きつく可能性もあるのかなと思います。
少なくともモバイル部門に関しては他の部門の調子がいい時こそ保守的になりがちな印象を受けます。その理由として側から見れば他の部門で売上や利益を確保できているからこそ、モバイル部門が冒険する必要はないから。
戦略は正しいのか。

事前情報通りであればSamsungは2月下旬にGalaxy S26シリーズを正式発表すると予測されていますが、RAMやストレージのコスト増加も重なったことが影響しているのか、歴代最小クラスのアップデートになる可能性があります。
その中で今回Android Authorityが「Samsungの現在のGalaxy Sシリーズにおける戦略はどうなのか?」という質問でアンケートを行っていることが判明しました。
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| もっと革新的な機種が必要だ | 57% |
| 変化は欲しいが、機種自体は今でも堅実だ | 31% |
| 特に問題はない | 11% |
| その他 | 2% |
機種自体は今でも堅実だと回答している3割のユーザーが今後どう動くかで状況が変わってくるのかなと思います。今回のアンケートの選択項目だと肯定にも否定にも捉えることができ、変化は欲しいけど今の戦略のままでも問題はないと解釈することもできます。
そうなると結局4割ちょいのユーザーはほとんど問題だと思っていないことになります。
安全策を取るのは、Samsungにとって今に始まった話ではありません。ここ数年、それが同社の定番戦略になっています。Androidファンでありテック好きとしては、この革新性の欠如は正直受け入れがたいものがあります。しかし、ビジネス的な視点で見れば、この戦略はSamsungにとって機能しているのも事実です。
だからこそ、今の安全策をいつまで続けるのかは気になるところです。
イノベーションの欠如。

あくまでも「利益」を優先した結果なのか、それともSamsung内部で「革新的」なものはもう求められていないのか不明ですが、ここ数年のGalaxy Sシリーズの評価をみると大体同じ評価に落ち着きます。
少なくともGalaxy S24はAI関連機能が充実した堅実な機種でしたが、Galaxy S23と比較するとハードの進化はほとんどなかった印象を受けます。またGalaxy S25に関しても控え目なアップデートであり、Galaxy S24と比較してハードでもソフトでもほとんど進化がない状態になっています。
そしてこの流れはGalaxy S26でも継続される可能性があり、同サイトの指摘通りであればGalaxy S23からGalaxy S26に買い替えても進化を実感しにくい可能性があり、それこそGalaxy S20やGalaxy S21くらいまで遡る必要があるのかもしれません。
単体で見れば良いスマートフォンではあるものの、前世代とあまりにも似すぎていてフラストレーションが溜まる、というものです。
デザイン含めたハードは進化すればいいという話ではなく、多くのユーザーは毎年のように最新世代に買い替えないと思うので、進化幅が最小限だとしても気にならないのかもしれません。
ただ現状だとシェアを維持するために、最新世代をとりあえず出しておくと見られても仕方ないのかもしれません。
最も厳しい世代になる可能性も。

少なくとも同サイトの指摘通り、ここ数年の「Galaxy Sシリーズ」は退屈な機種だと指摘されても仕方ないです。一方で上記の画像からもGalaxy S25シリーズは発売から8ヶ月あたりで急激に売上が拡大しています。
これには様々な要因があると思いますが、リークを見てGalaxy S26シリーズを待つ必要はないと判断したユーザーのシェアがそれなりにあるのであれば割と深刻なのかもしれません。
そしてGalaxyに進化を期待していないこと可能性があり機種変更サイクルは徐々に伸びていく可能性があります。そうすれば最新世代の売上が減少して、その結果利益をさらに重視する必要があるので、さらに保守的にと負のスパイラルに入る可能性があります。
Samsungが大量のスマートフォンを販売していること自体は、もはや周知の事実です。しかし注目すべきなのは、Galaxy Sシリーズに目立った改良や変化がほとんどないにもかかわらず、それでも販売記録を更新し続けているという点です。
今後Samsungがどのような戦略をとるのか不明ですが、売れたとしても魅力に欠けるからこそ、Appleとの差は広がっていくことに違いはないのかなと思います。