今年の後半に正式発表が予測されているDimensity9600やSnapdragon 8 Elite Gen 6はついに「2nm」プロセスノードを採用すると言われており、現行世代と比較すれば消費電力にパフォーマンスが改善する一方で、コストも爆増すると言われています。
ちなみに同じくTSMCの2nmプロセスノードを採用すると言われている「A20 Pro」のコストは$280前後になるとも言われており、現行世代対比でコストは$80近く上昇との話です。
また単純に考えればDimensity9600やSnapdragon 8 Elite Gen 6のコストは$300を超えてもおかしくないです。何より最新世代のSoCのコストも気になるところですが、もう一つ気になる部分としては最新SoCの発表時期です。
前倒しになる可能性。

年々世代を重ねるごとにSoCメーカーは最新SoCの発表時期を前倒ししており、数年前にQualcommは12月初旬に発表していたのが、今や9月下旬です。またここまでくるとAppleに牽制できる可能性があることからも、さらに前倒しされてもおかしくないです。
その中で今回Digital Chat Station氏が以下のように投稿していることが判明しました。
次世代Dimensity(天玑)チップの投入スケジュールを先行して見ると、OPPO / vivo(OV)の少なくとも1社は、9月に改良版の新機種を発表する可能性が高い。
ちなみにDimensity9500自体は2025年9月22日に正式発表されましたが、vivo X300シリーズやOppo Find X9シリーズの正式発表は「10月」でした。仮に今回の情報通りであれば、vivo X500シリーズもしくはOppo Find X10シリーズのどちらかは9月中に発表されることになります。
ちなみに例年通りであればvivoは世界初の搭載機種として発表することが多いことからも、vivoの発表が9月になるかもしれません。またMediaTek自体のDimensity9600の発表自体も昨年よりはさらに前倒しになる可能性が高いのかなと思います。
Ultraモデルへの影響。

一方でここ数年でみると、中華系の「Ultra」モデルは年が明けてからの4月頃に発表されることが多いです。
この世代のUltra(超大杯)モデルが、もしまた4月に押し込まれるような形になると、チップの世代交代サイクル的にUltraにはあまり優しくないと感じる……
少なくともSoCの発表時期に合わせてUltraモデルの発表時期を前倒ししていかないと、Ultraがある意味型落ち感が強くなってしまいます。仮に今回の情報通り9月に最新SoCを搭載した機種が登場する場合、Ultraが出て半年もせずに型落ちのSoCになってしまう流れになります。
一方で、隣のXiaomiはスケジュールがほぼ固まっている。
9月前後:標準版 / Proシリーズ
12月前後:Ultra
他のメーカーも、この流れに追随するのが望ましい。
少なくともXiaomiはXiaomi 17シリーズで発表時期をある程度固定化した可能性があり、同氏としては他の中華メーカーにもこの流れに追従してほしいのかなと思います。
XperiaやGalaxyも厳しい。

あくまでも今回の投稿は中華系の機種を指摘していますが、比較的発表時期が遅いGalaxyやXperiaにも同様に「型落ち感」が強くなる可能性があります。例えばGalaxy S26シリーズは2月下旬と言われており、例年より約1ヶ月遅れたこともありますが7ヶ月程度で型落ちのSoCを搭載していることになる。
またXperiaは例年で見れば5月に発表で6月に発売であることを考えると、僅か3ヶ月程度で型落ちになる可能性があります。また難しい部分としては折畳式機種で現状だと7月前後に集中しています。
今回の情報だと機種によっては1ヶ月ちょいで型落ちのSoCを搭載していることになりかねないです。
SoCが全てではない。

もちろん最新のSoCを搭載することが全てではないと思います。とはいえSonyの発言をみるとXperia 1シリーズはプレミアムモデルだからこそ最新かつ最強のSoCを搭載することに拘っているようにも聞こえます。
それが発売から数ヶ月で型落ちになってしまうことを考えると、ユーザーのイメージも悪くなりかねないので考えなおす必要があるのかもしれません。あくまでも素人目線でみれば、最新SoCの搭載に拘るならXperiaの発表時期を前倒しすること。
そしてもう一つは最強のSoCを搭載することに固執せず、Snapdragon 8 Gen 5などコストとのバランスをみるのがありなのかなと思います。