ついに決別。Googleは今後Pixelの開発製造拠点を中国以外に移動

メーカーにどのようなイメージを持つかはユーザー次第ですが、自分が運営しているYouTubeチャンネルで頂くコメントを見ていると、Xperiaが好きな人が多いということもあり、「中国」や「韓国」にあまりいいイメージを持っている人が少ない印象を受けます。

だからこそ「Xperia 1Ⅶ」で製造が中国のサプライヤーに委託されたことが判明した時は余計に批判的な声が多かった印象を受けます。さらにXperia 1Ⅶに関してはサプライヤーを中国に移した途端に「文鎮化問題」が発生したので「中国」に対するイメージはさらに悪化した印象を受けます。

一方でApple製品のほとんどは中国で製造されており、例えばAppleでみればメーカーは「アメリカ」ですが、その製品が必ずしもMade in USAというわけでもありません。

Pixelの製造拠点。

そもそもGoogleは人件費の高騰などから中国以外でのGoogle Pixelの製造を計画していたと言われています。そのために「ベトナム」にあるマイクロソフトの工場の跡地を購入して製造準備を進めていたと言われていますが、パンデミックの影響で現地の人材育成が思うように進まなかったとも言われています。

また製造品質も懸念事項だったため、まずはaシリーズから製造を開始する予定だったと言われています。そのせいかこの頃はベトナム発のリーク情報がかなり多かった感じで、ベトナムは「袖の下」文化が強いとの話もあります。

一方でフラグシップモデルは製造品質を担保するために中国で製造していたと言われていますが、一部情報では製造効率の問題からも「折畳式機種」以外はベトナムでの製造を計画しているとも言われていました。

ただPixel 10シリーズでみると「中国製」のままで、この情報がフェイクだったのか、それとも他の市場向けのモデルはベトナムで製造しているのかよくわからない状態に。

何よりこの手の話はGoogleが正式発表しているわけではないので情報が錯綜しやすい部分でもあります。

製造拠点の移行。

そして今回Android HeadlinesによるとGoogleはPixelの製造場所を本格的に「ベトナム」に移行する可能性があるとしています。ちなみに今回の情報による移行は「組み立て」だけではないとしています。

Googleは、主力製品のPixel、Pixel Pro、Pixel Foldデバイスの新製品導入(NPI)プロセス全体をベトナムに移行しています。NPIは、設計テスト、コンポーネント検証、生産ラインの改良など、デバイスをゼロから構築する重要なフェーズです。これは、新しい電話を大量生産に備える上で、本質的に最も重要な部分です。

仮に今回の情報通りであれば、ようやくベトナムにおいてもGoogleが求める製造環境が形になってきたのかもしれません。ちなみに今回の情報によると、移行するのはプレミアムモデルが中心でaシリーズに関しては従来通り中国で製造すると指摘しています。

中国を離れる理由。

そして中国を離れる理由の一つ目としては「コスト」の問題と言われています。中国は一時期現代版「世界の工場」として経済が一気に発展した感じで、多くのメーカーが中国での製造を選んだ理由としては「人件費」が安いからです。

ただ今や中国における人件費は安いといえず、下手したら日本の方が安いくらいです。そして2つ目の理由としては「政治的」なリスクで、直近のニュースをみてアメリカと中国はかなりばちばちの状態です。

また一時期話題になりましたが、相互関税の影響もあり中国製品をアメリカに輸入すると関税がかなり高いです。なのでAppleはインドで製造したiPhoneをアメリカ向けに輸出していると言われており、Googleとしても相互関税対策の面もあると思います。

中国を離れるデメリット。

一方で中国での製造を離れるデメリットとしては「製造品質」なのかなと思います。これはAppleも認めており、高いコストをかけてまで中国での製造を継続する理由としては製造品質が優れているからだとしています。

少なくとも中国にはさまざまなサプライヤーが存在しており、さらに人材育成も進んでいることからも、他の市場と比較すると高品質かつ大規模生産がしやすいのが大きな特徴です。

なので今後中国から製造拠点を移動させるとなれば品質が下がる。もしくは不良個体に遭遇する可能性は高くなると思います。ただそれでもGoogleが生産拠点を本格的に移行させるとなれば、デメリットよりもメリットの方が大きいと考えているのかなと思います。

実際にどうなるのか不明ですが、Pixel 11シリーズからは「ベトナム」製の個体が増えてくるのかもしれません。